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“哀愁のキャンピー”

今日5月25日は、ソージーソーの誕生日です。

ルポールドラァグレースシーズン8の出場者です。
ニューヨーク出身のクイーンで、抜群のコメディセンスとわたし的にはジムキャリーにそっくりな顔だと思っていて、キャラクター的にすごく大好きなクイーンでした。

シーズン8は初めてルポールのドラァグレースを見始めたシーズンでもあって、1番思い入れがある回です。そしてその錚々たる面々は、みんなそれぞれ愛嬌がありました。だから優勝したボブを始め、チチ、ナオミ、キムチー、アシッドベティ、デリクバリーとソージーなんかは今でも元気かな?と気になってしまいます。
しかし、残念ながらチチ・デバインは昨年亡くなってしまいました。彼女もすごく大好きなクイーンでした。

ソージーとチチがベスト4をかけたリップシンクバトルは今でもなお、リップシンクバトルの名シーンとして残っています。
このリップシンクはチチがすごく魂を震わせたパフォーマンスを見せてくれました。対してソージーは、自分の持ち味のひょうきんさを演じていました。雰囲気の違う二人のパフォーマンス、どうしても全身で表現しているチチの演技に審査員が魅せられていきます。しかし、ソージーも負けずに「こっちも見て!!」とばかりにいろんな動きをしますが、やはり会場の雰囲気を全てチチが持っていってしまいます。そして極め付けはチチのしていたネックレスが、偶然ちぎれて音を立てて落ちていきます。そこでスイッチが入ったチチはさらに感情を高揚させていきました。流石にこれはソージーも諦めたような顔を見せ、最後はチチの手を掲げて終わりました。
これはとにかくすごいリップシンクでした。

わたしのお気に入りはルポールドラァグレースで人気の回スナッチゲームでの、ソージーが扮したマイケル・ジャクソンでした。猿の人形“バブルス”を持ち、マイケルっぽさのシャウトや仕草が完璧でこれは最高です。マイケル小ネタも多く、男性の真似をするスナッチゲームのリスクを蹴飛ばすような演技でした。

過酷なレースを戦う中で、精神的にも追い詰められて本来の働きができなくなって北からか、他のクイーンの活躍を妬むようになったりしていきましたが、ああいう状態に置かれたなら当然だと思われます。
しかし
わたしの心から、ソージーのキャラクターの良さが損なわれることはなかったです。

音楽家のドラァグクイーンという新たなジャンルを切り拓いた、とても重要なクイーンの一人です。ずっと応援しています。

お誕生日おめでとうございます。

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