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23.BOTH SIDES NOW;L⇔R

今日はかなり寒くなってきた感じですね。
12月の寒さだとか・・・風邪引かないでくださいね。

さて、今回も引き続きやっていきます。
待ってました、L⇔Rです。

彼らの音楽に出会ったのはもちろん小さい時に、「Knockin’ On Your Door」ですごい知りました。
当時を振り返ることはエモーショナルな体験ですが、なぜかいつも「そういえばL⇔Rってバンドいたなぁ、歌よかったよなぁ」と感じていました。
そして、3年前くらいについに思い切って中古レコ屋で、彼らの名盤「Let me Roll It」を購入しました。そこからですね、ずーっとファンです。

遅咲きのL⇔Rファンになってしまって、新鮮でなぜこんな名曲ばかりが評価されていないのか不思議でした。ただ彼らを「knockin’ on〜」だけの一発屋だと認識している人は多いはずです。
他の曲は、もっともっとすごい曲ばかりです。

残念ながら数年前に、ボーカルの黒沢健一さんはこの世を去っていました。
このニュース、当時は「そっかぁ、そうなんだ」というくらいでしか受け止められなかったんですが、今こうやって大好きに変わってからは「なぜ生きている時にライブに行かなかったのだ私は・・・」と悔やんでも悔やみきれないでいます。
行こうと思えば行ける範囲で、彼はソロミュージシャンとして精力的に活動をしていました。そしてしばらく活動をやめていたL⇔Rの再スタートに向けて、走り始めようとした刃先の病気の発覚だと知りました。

なので私は、残され得た映像や音源で彼の音楽をできるだけ吸収するしかありませんでした。そして彼の映像を見るたびに、自分がそこの客席から見ているようなイメージになっています。

洋楽好きになったのは、彼のとてつもない洋楽好きに影響を受けたところもあるかも知れません。それくらい彼は、古い洋楽やマニアアックな洋楽、ビートルズやビーチボーイズをたまらなく愛していたことでしょう。

L⇔Rからは、23.BOTH THE SIDES NOW、24.Catch The Tube、25.COWLICK(Bad Hair Day)を選びました。

BOTH THE SIDES NOWは「君と夏と僕のブルー・ジーン」のシングルに入っているカップリング曲です。
最初の出だしの演奏が最高で、短い曲ですがすごく印象が強いんです。
英国っぽさと、黒沢健一の突き抜けるようヴォイスでカツーンと青空を突き抜けるようなのがとっても清々しいんです。

Catch The Tubeは副題に〜地下鉄に乗っていこうよ〜とありますが、そのサビのところでこの〜地下鉄に乗っていこうよ〜が印象的な音階で、とても興味がある楽曲です。
あのギターリフもすごく印象的で、たしかライブ映像で見た時もすごくかっこいいナンバーだなと覚えています。

COWLICK(Bad Hair Day)はあまり聞き馴染みがない曲ですが、しっかりL⇔Rの要素が積み込まれた内容でした。
たくさんの王道の曲はもちろん良くて、本当は全然選べないんです。
だって全部良くて、ソロ名義でも捨て曲なんて一切ないんですよ。(当たり前ですが)
この曲だって、ちゃんと黒沢健一の良さが出ていてあぁやっぱ最高だなってなります。

あまりにも大きい黒沢健一の喪失。
そして彼の面影は、ジョエル・エドガードン(英国俳優)に見たり、鳥海連志くんに見たり。ただやっぱり歌声はどうにも彼の唯一無二なんで・・・

こうして、古い曲や新鮮な楽曲を聴くことで、少しでも黒沢健一を自分の中で造形させることしか残された私にはできないのかも知れません。
ただ彼と同じようにまたそれ以上に、彼の好きだった洋楽を大好きになることによって見えてくる景色もあると感じております。
ありがとう、黒沢健一。

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