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癖になるサウンド:スペイン映画『カラスの飼育』のサントラ Porque te vas♪

スペイン映画『カラスの飼育』Cría Cuervos が大好きで。
20代の頃、なんどもなんどもビデオテープで観ていました。

監督:カルロス・サウラ
(スペイン:1976年)
(日本:1987年)

タイトルが、どうして『カラスの飼育』なのか分からないのですが、ノスタルジックな雰囲気の映画。

第29回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞しています。
(ちなみにその年のパルムドールは、『タクシードライバー』でした。)

遠い日本という国の日本人の私からすると、スペイン マドリードの古いお屋敷に住む3人の少女の美しさと世界観に、凄く惹かれてしまいました。
アナ・トレントの愛らしさ、透明感、儚い瞳に吸い込まれるというか。
ハッキリ言って映画の内容より、シーンごとの子供たちの存在や、音楽に惹かれたという感じ。

少女たちの母親役が、チャーリー・チャップリンの長女であるジェラルディン・チャップリン。
この方も、繊細で美しく、なぜか私は女優のいしだあゆみさんを思い出してしまいます。

ファッションとかインテリアも、その時代には憧れてしまうヨーロッパ映画のときめくところ。
タートルネックタータンチェックのスカートタイツって、なんて可愛いんだろう。

そんなオシャレで奇妙な雰囲気が魅力の映画『カラスの飼育』劇中で流れる音楽が、もうツボにハマってしまいます。

スパニッシュロリータポップスの名曲なんて言われたり。


JEANETTE ジャネット『Porque te vas』
ジャネットは英国出身で、スペインで活躍したミュージシャンみたいです。
『Porque te vas』は、スペイン語で「あなたが去ってしまうから」という意味らしい。
なんだかそんな感じの音楽かと思います。
いわゆるロリータヴォイスっていうんだと思うのだけれど、『カラスの飼育』のマドリードの雰囲気も伴って、耳にすごく残ってしまう音楽。


スペイン語なんて全然わからなかったけれど、1つ1つ辞書で調べたりして歌詞を覚えたり。
日本のミュージシャンのカヒミカリィも、『Porque te vas』のカバーを出していて、まさにピッタリの声。

カヒミカリィ。
懐かしいー。
現在は、ニューヨーク在住でロハスな生活をされているみたい。





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