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新しい挑戦をしようか

絵を、ずっと描き続けて来た。
小学生からだから、かれこれ40年近く。

冬休みの宿題で描いた、「かるたをしているお正月の家族」の絵は、右側の女の子の正座する脚は上手に描けているのに、左側の女の子の膝下が、屈折せず直で変な方を向いていて、おかしなことになっていた。※今も戒めのようにその絵は手元にある。

小4の時、漫画家になりたいと言っていたのに左向きの顏しか描けず、絶望した。そして早くも夢破れた・・・。人一倍絵が下手だったのと、姉が上手に絵を描く人で、友人も物凄くセンスある絵を描く人だったから、悔しくて練習した

いつしか姉も友人も絵を描かなくなっていたけど、下手なりにずっとやり続けていたら、それなりに見せられるモノを描けるようになって来て、25,6の頃、自分の絵の型みたいなものも何となくできて来た・・・。27の時、小さなcafeで個展風の展示もやってみた。

30代は仕事に明け暮れ、ストレスをぶつけるために0.38と言う細さのゲルインクでスケッチブックに超細かい絵を描いて、1年かけて完成させていた。

そんなこんなで、わたしはただ絵をやめずに、ただただ続けて来ただけで、今だに右向きの顏は下手過ぎるし、味わいはあっても上手い訳ではない絵を、人目にさらす事もなく懲りずに描いてきた。

だけどさ・・・

心のどっかの岡本太郎が「芸術は爆発だ」って胸をバシバシパンチしてくる。誰かに見て欲しいんだって言う衝動を抱えていたと気づいて、出したくて、ぶちまけたくて、仕方なかったんだと思う。


spark

スパーク:放電などのとき火花が飛ぶこと。そう2023年12月、わたしの何かがsparkした。描きたい、見せたい、出したい、情熱的に絵を描く人を見て羨ましくて嫉妬した。自分が悔しくて、荒れ狂うほど・・・私だってやりたいんだ。


2024年、30数名の集うクリエイターのコミュニティに入ってみた。そこで普段の私ではないアーティストとしての活動をしてみる事にする。

sparkした癖に・・・

今日はチマチマと、20センチ角ぐらいのミニキャンバスを塗りたくっている。それでも何だか満たされているもっと汚したい。もっとぶつけたい。汚れを気にせず描きたい。心がそう叫んでいる。

だから描こうと思う。ちょっとずつちょっとずつ、自分の絵を。色んな絵を描こうと思う。次は30センチの円形キャンバスが買ってある。その次はもっと大きなものに描こう。道具も必要だ。絵具も必要だ。

わたしは私の中の岡本タロウ君を
ようやく飼いならし始めた・・・。



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