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[本]The words of a wise man 賢者の言葉

読書苦手が読んだ本 #7

The words of a wise man
賢者の言葉
監訳者:宇敷珠美
監修:ビッグピクチャーズ
初版2011年


読んだ理由

■ダライ・ラマの言葉が読みたかったから
■たまたま目に止まったから
■そうしたらトニー・シェイも載っていたから
■帯の「行動する2%になれ」に惹かれたから


この本を手に取ったのは、チベット仏教最高指導者であり、ノーベル平和賞を受賞している、ダライ・ラマ法王14世の言葉を読みたかったからです。昔から好きなんですよね。初めてダライ・ラマに触れたのは20代中頃、たかのてるこさんの「ダライ・ラマに恋して」と言う本でした。これはまた別の記事に書きます。

表紙を見たら、ザッポスCEOのトニー・シェイの名前がありました。私がITベンチャーで、通販業界にいた頃に読んだ「ザッポス伝説〜アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか〜」の著者。アメリカで「最高の顧客サービス」を提供する靴の通販会社のCEOです。彼の本には、私がITベンチャーで経験して得たことや、大切にしてきたことが全て詰まっていて、秒で好きになりました。これもまた別の記事で。

というわけで、賢者の声を聞いてみようと手にしました。

こんな内容

この本は、6人の賢者の言葉を拾って、一冊にまとめています。

[身長90cm 車椅子のモチベーター]
ショーン・スティーブンソン

[ザッポスCEO]
トニー・シェイ

[ザ・シークレット出演者 世界的セラピスト]
ビル・ハリス

[最速で10億円ビジネスを作り上げる起業家]
エブン・ベーガン

[元南アフリカ大統領 ノーベル平和賞受賞]
F・W・デクラーク

[チベット仏教最高指導者 ノーベル平和賞受賞]
ダライ・ラマ法王14世


この本、目次がとっても秀逸と私は思いました。お一人ずつ、賢者の言葉のみが書かれたカードが並べられた形になっていて、読み終えた後も、言葉だけを気軽に見返せるんです。素敵な作り。読み手が日常的に、時々開くことを考えられている気がします。




「はじめに」にこんな事が書いてあります。

彼ら6名は、それぞれ専門も立場も異なります。

しかし、私たちは、大いにバラエティに富み、雑多で、複雑な現実世界を生きています。

このような現実で、より良く生きるためには、「これまでの自分では選択してこなかった可能性に目を向けてみること」が必要です。

...

心を開いて読み進めていただければと思います。


心を開いて・・・ね。

この後ろに、推薦者の言葉が凄くたくさん載っていますが、ここはすっ飛ばさせて頂きました。

終わりに一言

自分が気になる人がキッカケで読みましたが、面白かったです。どの方も非常に「静かな情熱」を持っていらっしゃる。全員に共通して、

①平和的である
②誰にでもわかる言葉で語っている
③トライ&エラーを楽しんでいる

と感じました。

穏やかに、他者を受け入れ、自らを受け入れ、静かな情熱で戦い、自身の失敗を智慧にしている。素晴らしいですね。

今日の青空にピッタリな清々しい読み心地の本でした。


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