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#55 人生を創造する、第一歩。

ヨガインストラクター時代、新人の頃からお世話になっている先輩と話していて、面白い発見がありました。

『自分で人生は創造できる!』

という部分で先輩と私の意見は一致。

さすがだな〜と思いました。先輩はヨガの哲学や宇宙の話など、様々な学びの中から直感の大切さや、あるがままに生きていくことの大切さを語ってくれました。

私は、その話が”コーチング”と重なる部分が多く、気づきや学びがあったので、シェアしていきます。


はじめに

今回のテーマは、『人生を創造する、第一歩』についてです。

以前の投稿でもお話ししていますが、自分の人生は自分自身で創造することができます。むしろ、自分でしか自分の人生は創ることが出来ません。先輩の言葉をお借りすると”人生(今見えているもの)は、全て自分の内側の投影”なのです。

面白いですね。先輩は続けてこう話していました。”自分の人生は映画を見ているようなもの。映画を見ながら、こうだったらいいのに、もっとこうなればいいのに・・・って言っている人たちいるけど、映画のストーリーは自分が作っているってことに気づいていないんだよね。映画を変えることできるのにね。”

ふむふむ。

まず、”自分が創っている”ことを知ることが大事。そして、その中身を変えられるんだったら、どうしたい??と自分に問いかけてみる。

そうしたら、自分の目指している人生がどんどんスクリーンに映し出されていくのです。

しかし・・・・、『自分の人生どうしたい?』これって、結構答えが出てこなかったりします。

私自身、コーチングを受けた初期の頃は、『やりたいこと』がなかなか見つけられずにいました。『あなたは、この人生で何がしたいですか?』と問いかけられて、困ってしまったのです。

なぜなら、今まで自分に問いかけてこなかったからです。自分の内側に本気で問いかけ始めたのは、ここ数年。子どもの頃から、私は、一般的に言われている『いい子』でいるために、ある程度良い成績を取り(もちろん、悪い時もありましたけど・・・笑)、ある程度のレベルの進学へ行き、大学で教員免許を取得し、新卒として社会人になる安全なレールの上を歩いて生きてきたからです。

自分でリスクを恐れずに挑んだことは、カナダへ行くまでしたことがありませんでした。そこで、初めて『自分の人生』について本気で考え始めたのです。(当時の私の葛藤は、「カナダからの手紙」シリーズをよかったら読んでみてください。)


そして、コーチングを受けて『人生をどう創っていきたいか』を問われて、真剣に『人生の中でやりたいこと』について具体的に考え始めたのです。

もちろん、この問いかけを今までしてこなかった方には、ぜひ取り組んでみてほしいと思います!!ただ、いきなりこの問いかけをすると混乱してしまったり、難しいと感じる時があります。そんな時は、まずこのステップから進んでみてください。


ステップ①:自分の感情を知ること。

『自分の感情を知ること』が人生を創造する第一歩です。日々、生活している中で、さまざまな感情が出てくると思います。その一つ一つを観察して見てほしいのです。

『今、私はどう感じたんだろう?』

やってみると面白いのですが、感情ってめっちゃ多いです。こんなときに、こんな感情があったのか〜!と今まで気づかなかった感情に、驚くことがたくさんあります。

”私、そんなに感情ないんです。”という方、意識を向けてみると、自分の中にいろんな感情があることに気づきます。その”気づき”が大切なのです。

先輩は『五感を使う』と話していました。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、体感覚など、五感をフルに使ってみてください。

そして、ポイントはそこに『良い・悪い』と評価しないことです。例えば、”怒り”の感情があったとします。その”怒り”の感情が沸き起こったときに、『あ、私は今、怒ってんのね、へぇ〜』と俯瞰してみてほしいのです。

その”怒り”の感情が自分の中にあることを認められたら、次のステップに進むことが出来ます。

ここで、”怒り”の感情があるのに、『怒りの感情を持つことは悪だ。私は怒ってなんかいない!!』と感情を無視してしまうと、”怒り”の感情は蓋をされて、解消しようにも解消することが出来なくなってしまうのです。

それは、”喜び”や”幸せ”という感情でも一緒です。自分が感じている”喜び”や”幸せ”の感情も無視してしまっていることは多くあります。感覚に繊細になってくると、自分にとって何が心地よくてどんなことで満たされるのか、気づくことができるようになってくるのです。

なので、まずは、自分の感情を観察して、そのまま受け入れる(へぇ〜そうなんだ〜って感じです。)ことを意識してみてください。


ステップ②:その感情から自分がどうしたいかを分析する。

感情が沸き起こってくることを認めてあげたら、その感情で自分がどうしたいのかを分析してみてください。もしかしたら、その感情を観て、認めてあげたら、そのまま感情がす〜っと消えていくかもしれません。

その感情がおさまらずに、そこにあるのなら、その感情で自分はどう行動したいかを冷静にに考えてみます。

例えば、『”喜び”のエネルギーを感じたのに、自分をうまく表現できない。』実はこれ、以前の私です。めちゃめちゃ嬉しいのに、めちゃめちゃテンション上がっているのに、『喜んでいる自分が恥ずかしい』と思っていました。なので、自分の内側では飛び跳ねたいくらい喜んでいるのに、外側ではわざとクールにしていました。

そんなことを習慣にしてしまっていたので、喜びたいときに喜べない、自分の好きなことを好きと言えない人になってしまっていたのです。それは、後に自分自身をとても苦しめました。

ヨガに出会って、その縛りから解き放たれていくのですが・・・この話は長くなるので、違うときにお話ししましょう。

その”喜び”という感情があったとき、”喜びを表現していいんだ”と自分の中で分析ができてくると、その分析の時間がだんだん短くなり、瞬時に喜びのままを表現できるようになっていきます。

①自分の感情を知ること、②その感情から自分がどうしたいかを分析すること

をまずは、日々の生活の中で実践してみてください。


子ども達へのコーチング

これは、子ども達へのコーチングでもとても重要なことです。最近あった話です。Aくんが、Bくんに悪口を言われてしまいました。Aくんは、とっさに手を出して殴りかかりました。そのとき、ちょうど私がそばにいたので、Aくんの手をつかんで、『今、どんな気持ちになったの?』と聞きました。

Aくんは、『嫌な気持ちになった。』と話します。『その気持ちになって、Aくんはどうしたいの?』と聞きます。『嫌だと思ったことをBくんに伝えたい。』と話したので、一緒にBくんのところへ話に行きました。そして、2人は会話の中で解決をすることが出来ました。

ここで大切なことは、私たち大人がAくんに対して『叩いてはいけません!』、または、Bくんに対して『人の悪口を言ってはいけません』と指導しないことです。

『どんな気持ちになったの?』『どうしたいの?』

私たち大人が声をかけることで、子ども達は自分で自分の感情に気づき自分で行動を選ぶことができるようになります。

このとき、Aくんが、感情を観察せず、そのまま行動にうつしてしまうと、本当に自分がしたい行動ではないことが起きてしまいます。この場合だと、手が出る(殴る)などをしてしまうのです。

でも、Aくんは、殴りたいわけではありません。"解決したかった"のです。

子どもの頃から、自分の気持ちに気づく習慣ができていると、解決する方法を自分で見つけることができるようになります。進路を決めていくときにも、自分の価値観に気づきやすくなり、自分で進みたい方向を具体的に決めることができるようになっていきます。


まとめ

人生を創造することは、誰でもできます。実は、今までの人生も、自分自身で創造してきたものです。どんな時でも、自分でこの人生を選んでいるのです。

自分の人生を変化させたい、イメージしている人生を創りたいと思っていたら、まずは、今回紹介したステップを実践してみてください。そこから気づいたことを、できればメモしておくと面白いです。少しメモがたまったら、そのメモを振り返ってみると、新しい気づきがあるかもしれません。

最近、子ども達と関わる中で、本当に子どもは純粋な存在だと感じています。子どもの素直で純粋な気持ちを、彼らが自分自身で輝くものにできるように、これからもサポートを続けていきたいと思っています。



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