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#53 あなたが見たいと思う変革に、あなた自身がなりなさい。〜自分を深掘りして見えてきたもの〜

風が気持ち良い季節です。夏の日のような暑い日もありますが、夕方になると、風が爽やかに通り抜けていくのが、とっても心地よい日々です。

最近は、インプット期でした。内側で自分が何を感じているのか、よ〜く観察する時期です。

ありがたいことに、本を読む時間がたっぷりあったので、本をとにかく読みました。久しぶりに『モモ』(ミヒャエル・エンデ作)を読んで、大切なことを思い出したり、自分にとって心地いいってなんだっけ?と内側に問いかけることが多くありました。

部屋の掃除をして、ものすごくスペースができで、部屋の机にPCが置けるようになりました!!(笑)書類が溜まりすぎて、書類を整理したら、たくさんスペースができて驚きです!(定期的に整理するって大切です。)

まだ片付けたいところもあるので、家族に、『今年は、絶対大掃除するからね!!』と宣言しておきました。

さて、インプットをたくさんしたので、整理しながら書いていきたいと思います。


【「社会をかえる」を仕事にする。】 駒崎弘樹

NPO法人フローレンスの代表をしている、駒崎さんが2007年に出版した本でした。以前、所属していたNPO法人事務所に置いてあったもので、読んでいるうちにワクワクが止まらなくなり、レンタルをして、付箋をつけながらじっくりと読ませてもらいました。

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学生時代から経営者をしている駒崎さんのリアルな体験だからこそ、想いを形にしていくまでのプロセスが面白くて、その中での葛藤や挫折がありながらも、

『自分は本当は何をしたかったんだろう。』

と自問自答し、周りの大人や若者に支えられながら、みんなで協力して組織を作っていく姿から学ぶことが多くありました。

若いうちに決まるもの、それは技術や専門的な知識ではなく、『心構え』だ。(略)若いうちに培うべきなのは、試行錯誤によって生み出される、自分はできるんだという『心構え』なのである。

この言葉はめちゃくちゃ心に響きました。心にぼっと炎が燃える言葉です。

僕たちはそれぞれの職場で真面目に働くことだけをいいこととして、社会をよくしようということについては、国や自治体や「誰か偉い人」の仕事だと思っている。
僕たち一人ひとりが社会企業家となって、そうしたソーシャルベンチャーを立ち上げ、育て、羽ばたかせなくてはならない。
「気づいた個人」が事業を立ち上げ、社会問題を解決できる時代になっているのだ。

いま、フリーになって活動をしているからこそ感じることが多くあります。組織を離れて、組織で動くことの素晴らしさも知ることができたし、個人として『自分が何を見て、どう行動していきたいのか』を、今まで以上によく考えるようになりました。

言葉が認識を生んで、認識がアクションを生み、アクションが変化を生む。
全体を救うイノベーションは、常に多様性から生まれる。
「あなたが見たいと思う変革に、あなた自身がなりなさい。」ーマハトマ・ガンジーの言葉より

自分の想いを言葉にして、発信していくことや、自分の作りたい社会を、まずは自分から実践して、行動して生きていくことが大切だと実感しました。


【嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教えー】

岸見一郎 / 古賀史健

5年ほど前に大きな話題となった「嫌われる勇気」を再読しました。母の実家の本棚にあったのを見つけ、最近読んでいたコーチングの本がアドラーの心理学がベースになっていることもあり、手にとってみました。前に読んだような気はしましたが、内容をはっきり覚えているわけではなかったので、途中でやめてしまっていたのかもしれません。コーチングを学ぶようになってから、「嫌われる勇気」を読むと、なるほどな〜と感じることが多くあったので、そこから学んだことをアドラー、哲人、青年の言葉を借りながら、自分の言葉でも表現しながら書いていきたいと思います。

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人生全体にうっすらぼんやりとした光を当てているからこそ、過去や未来が見えてしまう。いや、見えるような気がしてしまう。しかし、もしも「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなるでしょう。

『いま、ここ』の重要性は、ヨガをしているときにも強く実感していますが、実際には、人生全体を考えた時に、私はうっすら過去も未来も見てたな〜と感じました。過去に関しては、うっすらどころか、ガッツリです。(笑)

過去の自分はこうだった。だから今の私はこうなんだ。

という、お決まりの”自分を納得させるストーリー”を作り上げて、『私は、こういう人です。』と決めていたんだな〜と。自分で勝手に。

そして、意外だったのが

目的地もいりません。

という言葉に衝撃を受けました。え?目的地いらないの?

コーチングでは、夢や目的や目標を掲げるのに、どういうことなんだろうか・・・。と頭を抱えました。

これは、私の解釈ですが、『いま、ここ』を生きるということは、全力で今を生き切ることなのだ思います。哲人は、「完結した刹那をダンスをするように生きる。踊っていれば、何処かにたどり着くでしょう。」と表現しています。

なるほど。『いま』にフォーカスすることとは、この今を全力で生きた先に結果があり、今を全力で生きない限り、求めている結果はない。ということなのか。

私がここから学んだことは、目的や目標よりも大切なことは、”何をしている瞬間に心地よさ(喜び、幸せ)を感じているか”、そして”いま、私は幸せを実感して生きているか”ということなのだと。

『いま、ここ』にいる"わたし"が、求めていることは何かを知ることが重要だと気づくことができました。

「わたし」が変われば「世界」が変わってしまう。世界とは誰かが変えてくれるものではなく、ただ「わたし」によってしか変わりえない。

”幸せ”であるか、どうかは『いまのわたし』が意味付けているということです。では、「いまのわたし」は、「本当のわたしが、ありたい姿」を選択できているだろうか。と自分の内側に問うことが大切ですね。

なんか、私がコーチングで子ども達に伝えたいことが見えてきました。

『本当に心から喜び(幸せ)の中で生きるための方法』を伝えていきたいし、そのヒントは自分の中にあること、(むしろ、自分の中にしかないこと。)そして、その喜びの中で真剣に生きる選択ができるようにサポートすること!!

『いま、ここ』を重要に生きていくことは、大人も子どもも変わりはなく、地球上の全員が喜びの波動で生きることができたら、どんなに素晴らしいだろう。と思いました。ただ、子どもの頃からその生き方を実践できていれば、大人になるにつれて、どんどん自分を輝かせていくことができる。そう、思うのです。

学校の外には、もっと大きな世界が広がっています。

とこの本の中にも書かれていますが、そうそう!それですよ!

私自身も子どもの頃、なんて世界は狭いのだろうか〜と思っていた時期もありました。でも、カナダで生活してみて、私の世界観がドカーンっと広がって、ものすごく解放されたのを覚えています。

”世界は広い”だから、飾らずに、そのままで生きていけばいい。

私は、子ども達にそんなメッセージを伝えていきたいのだと、強く感じました。

哲人の言葉を借りれば、『存在レベル』で『わたしは共同体(地球・宇宙)にとって有益なのだ』と知ることで、「いま、ここ」の幸せは実感できるのだと。

「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたにとっては関係ない。私の助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。」

と、アドラーの助言も書いてありました。とても勇気をもらえる言葉でした。

レールの上を走っている限りにおいて、道に迷うことはありません。

人生に迷うことは、レールから離れて生きている証拠だと、哲人は言います。その人生を選択している自分を褒めてあげましょう。

坂道を転がるように生きるのではなく、眼前の坂を登っていく。それが、人間にとっての自由なのです。

私たちは、『自分の生きたい人生』を歩むときは、自分の人生に100%自分で責任をとると決断することと、自分の本当に歩みたい人生に一歩踏み出す勇気が必要だと思います。そして、『自分の人生をどう生きたいか』真剣に自分自身と向き合っていくことが本当の自由への第一歩なのだと感じました。

その一歩を踏み出した時には、きっと世界が広いことに気がつくし、その世界の一部である自分が、小さいけれど、自分の存在が世界のバランスをとっている大きな一部なのだと実感できる。それこそが、自由で幸せに生きていくことなのだと、実践し、伝え続けていきたいと思います。


まとめ

このインプット期を過ごして、私の伝えたいことが見えてきました。もっと整理して、深堀していきたい!とも思いました。それも、”焦らなくていい”と声をかけてくれる、たくさんの仲間と、カシオペイア(モモに出てくるカメさん)と、応援してくれるたくさんの人のおかげだと実感しています。

世界は変わる。私が全力で喜び(幸せ)を実感して生きていくことで、必ず、世界は変わる。

というのは、私の言葉です。(笑)

私自身が、全力で図太く生きていこうと思います!!その先にまた、世界が広がって、またそこでも全力で生きている自分がいる。そう信じることができるので、今、私は、とても情熱的であり、とても冷静に『いま、ここ』を生きている気がします。


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