四百五十三話 緑色の子供

『デモンズファンタジア』

それは勇者軍と魔王軍の戦い…。

魔王軍の熾烈な戦いに手を焼いた王国は。

異世界より勇者たちを召喚した…。

それでも魔王軍をなかなか倒せず…。

魔王軍の四天王…。そして…。

魔王は強烈に強かったのである…。

そのとき光の勇者が召喚され…。

四天王を封印し魔王を斃したのである。

こうして王国には平和が訪れた…。

かに思えたが…。

魔王軍の残党と魔王の子が…。

また王国に脅威をもたらしたのである。

王は光の勇者を探し召喚するように…。

宮中魔術師たちに命令した…。

果たして勇者プレイヤーは召喚に応じ…。

四天王と魔王の子を斃せるのだろうか?

しかし、此度召喚された勇者は…。

かなり変わった勇者だったのである…。



私、真島乃亜は…。

『デモンズファンタジア』

というVRゲームの…。

テストプレイヤーをしている。

エルフでギャルの藍さんと。

スライム娘のライムが …。

私の仲間のPTメンバーだ。

途中でこのゲームの…。

シナリオを書いている…。

眠子さんという少女も…。

PTに入ったのだった…。

私たちPT一行は…。

魔王の娘を助けることに。

とりあえず近くの村に。

向かって歩いている…。

やっと私たちは…。

名もなき村を…。

後にすることができた…。

私たちは宿屋を…。

チェックアウトして…。

歩き出した…。

村の外に出て…。

また森の中を…。

歩いて行く…。

藍さんが酒場で…。

掴んだ情報では…。



さっきの村は…。

ゴブリンの軍勢に…。

襲われて…。

村の人たちと…。

ゴブリンとで…。

激しい戦闘が…。

あったらしく…。

両者にすごい数の。

犠牲者が出たらしい。

そして私たちは…。

魔王の四天王が…。

封印されている…。

ダンジョンに行き…。

四天王の封印を…。

解きたいと思っている。

しかし、その道行で…。

途中でゴブリンたちの…。

集落を通らなければ…。

いけないらしかった…。

ゴブリンたちは…。

邪悪な妖精たちで…。

一匹一匹はさほど…。

脅威ではないけれど。

集団となると…。

かなり厄介な…。

連中らしかった…。

かなり危険な…。

冒険になるかもしれない。

けれど、私たち…。

探検隊は歩みを…。

止めるわけには…。

いかないのであった…!



村から数キロ歩いた…。

その辺りで…。

我々探検隊一行は…。

歩みを一旦休め…。

昼食を取ることにした…。

目的地に着くことも…。

大事ではあるが…。

しばしの休憩も…。

我々一行には…。

必要なことであった…。

おにぎりと唐揚げと…。

卵焼きを食べる…。

探検隊一行…。

隊員たちの雑談にも…。

花が咲くというものだ…。

っていうか何これ…!?

私たちいつから…。

探検隊になったの!?

なんか変な脳内…。

ナレーションが…。

止まらないんだけど…!?



しばしの休憩をして…。

雑談をしている…。

隊員たち…。

と、その時…!!

我々探検隊は…。

ジャングルの奥地で…。

見たことないも…。

原住民と遭遇したのである!

我々とは肌の色が…。

全く違う原住民…。

小さな身体は…。

どうやら子供のようだが。

こちらをじっと…。

伺っていたのである…!

その子供は…。

緑色の肌をした…。

不思議な肌をしていて…。

子供特有の…。

つぶらな瞳で…。

こちらをじっと…。

見つめていた…。

どうやら我々…。

探検隊が食べている…。

おにぎりが珍しくて。

食べたいようだった。

どうやらこちらに…。

害をなすような…。

存在ではないようだ…。

私こと隊長の…。

ノアは子供に…。

おにぎりを半分…。

分け与えたのだった…。

(いつから私は…)

(隊長になったの?)

その子供は…。

最初恐る恐る…。

こちらに近づいてきて…。

おにぎりを受け取った…。

私はもう半分の…。

おにぎりを食べてみて。

こう食べるのだと…。

教えてあげるのであった…。

脳内ナレーションは…。

ようやく止んだのであった。

おにぎりの具の昆布の。

味に最初びっくりしていたが。

美味しそうにおにぎりを。

その子供は食べてくれた…。

私はその子供に…。

唐揚げもあげたのであった。

美味しそうに食べる子供。

肌の色は緑色だが…。

どうやらその子は…。

女の子のようだった…。

「ありがとう。ご馳走様」

その子は丁寧にそう言い…。

その子の種族が住んでいる。

集落から散歩に出たら…。

お腹が空いてしまったらしい。

ちょうどその時に…。

私たち冒険隊が…。

ご飯を食べていたのである。

(探検隊ではない)

その子は緑色の肌で…。

皮でできた粗末な…。

服を着ていた…。

ぶかぶかな服なので…。

その子の胸元が…。

丸見えになっていて…。

かわいいちっぱいも…。

丸見えになっていた。

私はその子の…。

頭をなでなでして…。

あげるのであった…。

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