四百五十二話 ゴブリン

『デモンズファンタジア』

それは勇者軍と魔王軍の戦い…。

魔王軍の熾烈な戦いに手を焼いた王国は。

異世界より勇者たちを召喚した…。

それでも魔王軍をなかなか倒せず…。

魔王軍の四天王…。そして…。

魔王は強烈に強かったのである…。

そのとき光の勇者が召喚され…。

四天王を封印し魔王を斃したのである。

こうして王国には平和が訪れた…。

かに思えたが…。

魔王軍の残党と魔王の子が…。

また王国に脅威をもたらしたのである。

王は光の勇者を探し召喚するように…。

宮中魔術師たちに命令した…。

果たして勇者プレイヤーは召喚に応じ…。

四天王と魔王の子を斃せるのだろうか?

しかし、此度召喚された勇者は…。

かなり変わった勇者だったのである…。



私、真島乃亜は…。

『デモンズファンタジア』

というVRゲームの…。

テストプレイヤーをしている。

エルフでギャルの藍さんと。

スライム娘のライムが …。

私の仲間のPTメンバーだ。

途中でこのゲームの…。

シナリオを書いている…。

眠子さんという少女も…。

PTに入ったのだった…。

私たちPT一行は…。

魔王の娘を助けることに。

とりあえず近くの村に。

向かって歩いている…。

やっと私たちは…。

名もなき村に…。

辿り着くことができた。



宿屋に入って…。

夜中三時に目が覚めた私。

色々あって身体が…。

ネチョネチョになったので。

お風呂に入っていると…。

誰かが服を脱いで…。

浴室に入ってきた…。

なんとその人は…。

私の初恋の人…。

天上翼さんだったのだ…。

私は翼さんのことが…。

大好きなのだけれど…。

私と翼さんは相入れない。

仲なので…。

ずっと翼さんと…。

仲良くお風呂に…。

入っているわけには…。

いかないのであった…。

いつの間にか…。

夜が明けてしまって…。

翼さんは先に…。

お風呂を出てしまった。

私は悲しくて…。

泣きながらお風呂に…。

入っていたのだけれど…。

ずっと入っているわけにも。

いかないので…。

少し落ち着いてから…。

お風呂を出ることにした…。



脱衣所で身体を拭いて…。

ローブを羽織った …。

下着は無くしてしまったので。

ローブの下が…。

すーすーするのだけれど…。

致し方ないのであった…。

窓から朝日が差し込んで…。

いるけれども…。

まだ仄暗い通路を歩いて…。

翼さんといきなり…。

出会えたこととか…。

これから翼さんとの仲は…。

絶望的だなぁとか…。

いろんなことを考えた…。

また昔みたいに…。

翼さんと暮らして…。

仲良くしたいと…。

思ったのだけれど…。

絶対無理そう…。

悲しくなってきた…。

でも、翼さんの身体を。

洗ったりできたので…。

その感触が…。

指に残っている…。

そのことがまだ…。

嬉しいのであった…。

私は宿泊している…。

お部屋に戻った…。



まだ朝方なので…。

結構眠い…。

藍さんと眠子さんは…。

まだベッドで…。

眠っている…。

私は藍さんと…。

眠子さんの間に…。

入り込んで…。

眠ってしまうのだった。

起きるともう結構…。

日が高い…。

何時だろう…?

スマホの時間を…。

見ると午前10時ぐらい。

そろそろ宿屋を出て…。

次の目的地に行かないと。

でも次の目的地って…?

どこなんだろう…?

起きてみると…。

藍さんと眠子さんは…。

すでに身支度を整えていた。



起きるの遅いー…。

と言われてしまう…。

私は寝巻きがわりに…。

というかローブしか持ってない。

ローブは着ていたので…。

着替えは完了していた…。

部屋の洗面所で…。

顔を洗う…。

お風呂で翼さんと…。

出会ったのは…。

本当は夢だったのかな…?

と思うぐらい…。

翼さんは綺麗な身体で…。

幻想的だった…。

洗面所には新品の…。

歯ブラシまであった…。

歯磨き粉もあるので…。

歯を磨く…。

こうしてゲームの中だけど。

日常的な行為を…。

していると…。

本当に昨晩のことは…。

夢のようだった…。

歯磨きも終わって…。

私は着替えた。

藍さんと眠子さんと話し合って。

次の目的地に向かうことになった。

魔王の四天王のダンジョンに向かうのだが。

その行先の前に…。

ゴブリンの村があるという。

私は不安になってしまうのであった。

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