四百五十九話 ご馳走

『デモンズファンタジア』

それは勇者軍と魔王軍の戦い…。

魔王軍の熾烈な戦いに手を焼いた王国は。

異世界より勇者たちを召喚した…。

それでも魔王軍をなかなか倒せず…。

魔王軍の四天王…。そして…。

魔王は強烈に強かったのである…。

そのとき光の勇者が召喚され…。

四天王を封印し魔王を斃したのである。

こうして王国には平和が訪れた…。

かに思えたが…。

魔王軍の残党と魔王の子が…。

また王国に脅威をもたらしたのである。

王は光の勇者を探し召喚するように…。

宮中魔術師たちに命令した…。

果たして勇者プレイヤーは召喚に応じ…。

四天王と魔王の子を斃せるのだろうか?

しかし、此度召喚された勇者は…。

かなり変わった勇者だったのである…。



私、真島乃亜は…。

『デモンズファンタジア』

というVRゲームの…。

テストプレイヤーをしている。

エルフでギャルの藍さんと。

スライム娘のライムが …。

私の仲間のPTメンバーだ。

途中でこのゲームの…。

シナリオを書いている…。

眠子さんという少女も…。

PTに入ったのだった…。

私たちPT一行は…。

魔王の娘を助けることに。

とりあえず近くの村に。

向かって歩いている…。



やっと私たちは…。

名もなき村を…。

後にすることができた…。

旅の途中でゴブリンの…。

女の子におにぎりをあげた。

ゴブリンの女の子は…。

リンという名前だった…。

おにぎり等を食べたあと…。

私たちはリンの案内で…。

ゴブリン村に向かった…。

ゴブリンがいっぱいいる。

村なので心配だけれど…。

村の長老が魔王の四天王の。

封印されている場所を…。

知っているらしいのだった。

そこから数キロ歩いた…。

そしたら茅葺屋根の家が。

数十軒立ち並んでいる…。

村というか集落に着いた。

そこがゴブリン村だった。



ゴブリンのリンちゃんが。

村の長老を呼んでくれる…。

長老というけれど…。

かなりの美人さんな…。

ゴブリンであった…。

長老はお胸が丸出しで…。

垂れているが大きくて…。

スタイルが良かった…。

後で知ったのだが…。

ゴブリンも妖精なので。

歳を取っても見た目は…。

あまり変わらないらしい…。

子供から成人になったとき。

大人の見た目になるらしいが。

長老は聡明そうな美人だが…。

100歳を超えているらしかった。



長老は私たち人間のことが。

信用できないらしく…。

武器を地面において…。

装備も全て…。

脱げと言った…。

藍さんと眠子さんと…。

私は言われた通りにしたのだ。

私たちはゴブリンに取り押さえれ…。

念入りに身体検査を…。

されたのであった…。

私は長老にチェックされて。

立っていられなくて…。

長老が抱き寄せて…。

支えてくれたのだった…。

そのままひょいと…。

お姫様抱っこされて…。

長老の家まで運ばれてしまう。

藍さんと眠子さんも…。

他のゴブリンに抱えられて。

長老の家にまで…。

連れて行かれるようだった。



ゴブリン長老に抱えられて…。

長老の家に運ばれた私…。

長老は家のドアを器用に…。

開けて中に入った…。

藁葺き屋根の小さな家だけど。

中はベッドと家具と…。

テーブルがあり思ったより。

綺麗な内装だった…。

あとからゴブリンが…。

私たちの装備を持ってきて。

着せてくれたのだった…。

「疑って悪かったね…」

長老は座って頭を下げた…。

まぁ、座りな…と言うので。

私たちはテーブルの周りに。

座ったのであった…。

なんと座布団みたいなものが。

敷いてある…。

結構人間的な生活を…。

しているのだなぁと思った。

昔、女の子の戦士が…。

武器を仕込んで…。

ゴブリン村を襲撃して…。

大変な目にあったらしい。

それから余所者が…。

来た時は念入りに…。

身体検査をしていると…。

長老は説明してくれた…。

もう何もしないので…。

お詫びにご馳走を…。

振る舞おうと言ってくれた。

もう夕方だし…。

ここに泊まっていけばいい。

とも言ってくれる長老…。

魔王の四天王が封印された。

ダンジョンの場所を…。

知っていませんか…?

と藍さんが聞いてくれた…。

このゴブリン村から…。

北北東に進んだ辺りに…。

ダンジョンがある…と。

長老は教えてくれた…。

ご馳走を食べながら…。

地図を書かせるので…。

まずはご馳走を…。

振る舞わせてくれ…。

そう言うと長老は…。

他のゴブリンに…。

御馳走の準備を…!

と命令した…。

あと地図が書ける者に。

ダンジョンの地図を…。

書くようにと指示する…。



ゴブリンの長老は…。

結構いい人?らしかった。

私の横ではリンちゃんが。

座って御馳走を楽しみに…。

して笑顔でこちらを見ている。

ひとまず安心した私であった。

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