なぜFITは廃止?再エネ代は私たちも負担していた。

さて、前回のnoteは固定買取価格制度(FIT)について書きました。

そして、今回はFITのsonraku編を書こうかなと思っていましたが、まだちょっと秘密💛ということを言われたので、解禁されたら書こうと思います(笑)

みなさま、それまでsonrakuの展開にこうご期待!

で、今日は前回お話したFITが実は現在終わりに近づいている・・・という話をしようと思います。

なぜFITは廃止?再エネ代は私たちも負担していた。

みなさん、再エネ賦課金とはご存知でしょうか?

私はお恥ずかしながら、「ぶかきん?」と読んでしまうくらい、石油以外はズブの素人でした。
正解は「再エネふかきん」です。

再エネ賦課金とは
再エネの買取りに要した費用を消費者が支払うお金です。

そんなの支払った覚えないけど…。と思うかもしれませんが、電気の請求金額にちゃっかり上乗せされています

画像1

では、何故廃止されるのか。

それは、賦課金の割合が高くなっているから↓

画像2

ほくでんHP(https://www.hepco.co.jp/info/2018/1237821_1753.html)

賦課金単価(青いグラフ)は
2012年は1kWhあたり0.22円ですが
2019年は1kWhあたり2.90円まで上昇しているのがわかります。
(7年で約15倍になっているんですね!)

前回の記事でも述べたように、

再生可能エネルギーは建設費・維持費等がかかる事から
化石燃料のエネルギーに比べるとコストが高いという実情があります。

(再生可能エネルギー>>>>化石燃料のエネルギー)

つまり、再生可能エネルギーが割合が増えたことにより、
家庭への影響額も増えたということになります。

そもそもFITは再生可能エネルギーを普及させるために作られた制度です。
なので、目的達成に近づきつつあるという意味では良いことです。

が、家計を圧迫しているという問題も起きており、その金額は年間

2兆円!

私たちの家計を救うべく、FITの見直しが進められています。

バイオマス事業の販売単価は高いまま。

ここからは電気を販売する側のお話となります。

2019年は一番普及が進んでいる太陽光と風力のみがFIT終了の対象となりました。FITが終了した太陽光の電力を売電できないか。というと、そうでもないようです。家庭用太陽光発電(10kW未満)の売電に関しては、7〜8円/kWhで続ける電力会社もあるようです。

また、バイオマスエネルギーのFITはまだまだ健在です!
(株)sonrakuの商材である間伐材を使用したバイオマスエネルギー(2,000kW未満)の売電単価は40円/kWh!家庭用太陽光発電(10kW未満)の約5倍!
めちゃ高いです!熱だけでなく電気も販売したい!!という意欲が湧いてきます!

ただ、太陽光と同じように普及が進むと売電単価も下がります。また、数年後には価格が改定されている可能性もあります。なので、スピード感を持ってバイオマスのFITを踏まえたお仕事を全国でできるよう頑張ります!

文責:城戸和美

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