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鞍馬山、薫玉堂、ビール

マッチングアプリは上手くいかんし。
職場の上司がよいよ生理的に厳しくなってきたし。
挽回できる範囲ではあるけれども、あるまじきことに仕事が疎かになってしまったり。
なんか停滞気味〜って感じだったこの1ヶ月。
もっといえば12月中旬あたりから不眠や食欲不振が続いてたなあ。
なんやかんやで私もちゃっかり恋愛体質なんかなーっと思ったりする。

そんでつい昨日。
京都へひとり日帰りで行ってきた。
先週水曜日の午前中、突然遠くに行きたい願望が湧く。
昼休憩、職場の師匠に言ったら「鞍馬寺に行くしかないよ」って言われた。
前々からことあるごとにお勧めされてたし、「そっか。じゃあ行こ」っていう軽い気持ちで決定。
木曜日、帰宅途中に新幹線の指定席の切符を購入。
もう後に引けない状況を作る。
金曜日、朝6:54ののぞみに乗車。
到着後、まずは鞍馬山を目指ざす。
新幹線→JR在来線→市営地下鉄→京阪電車→叡山電車とひたすら電車移動。
行きしのバス移動に自信なかった。(笑)
そして10時ちょっと過ぎに鞍馬山麓に到着。
初めてだから鞍馬山を一周すると決意してた。
ロープウェーも使わずに徒歩徒歩&徒歩。
オニツカタイガーのスニーカーに白めの服装という登山には軽率なコーディネート。
下山中、特に魔王殿過ぎたあたりから転けるんじゃないかと怖かった。
無事に降りられて本当に安心。
肝心の鞍馬寺。
宇宙まではよく分からんかったんだけど厳かな雰囲気はびしびし感じた。
個人的には地下の納骨堂がすごかった。
入口あたりから嫌な空気感ではないんだけどなんか怖いってなった。
壁際にならんでる壺が骨壺だって気づいてちょっと納得。
不思議な空間だった。
鞍馬山は僧侶が修行するための山なのもあって、健康で体力がないと厳しいだろうなって道が何箇所もあった。
そうは言っても階段や道が整備されてるから、大昔に比べたらだいぶ安全になっとるんだろうなあ。
天気のせいもあったんかもだけど、誰ともすれ違わないし追い越されもしないって時間が何度もあった。
心細いって思うことも時々あったけど、ひたすら「到着点まで無事に歩く」ってことに集中できた。
修行してる気分になったよ。

時間にだいぶ余裕があったので、ずっと行きたかった薫玉堂にも。
KITTEの店舗で出会って以来、香りの良さに大感動してる。
本店は西本願寺の真向かいにある。
偶然にもわたしの家は西日本の浄土真宗だから、その前に西本願寺へもお参りしてきた。
人生2度目の西本願寺。
人が少ないのもあるんだろうけど内装とか馴染みがあって落ち着く。
真面目に信仰してないけど心に根付いてるものはあるんかなあ。
そして薫玉堂。
店内とても良い香り。
内装もシックで素敵だった。
すごくすごく思い切って5000円強のアロマキャンドルを購入。
大事に使うぜ。
店員さんが教えてくれたんだけど、3月から大幅値上げする予定だそう。
ギリセーフだった。(⁠T⁠_T⁠)
あと匂い袋と香炉灰もお買い上げした。
匂い袋はどこに入れるかワクワクしながら考えてる。
そして香炉灰で御香ライフを格上げしたい。
あとは気に入る鉢を買うだけや。

この日は夜9時くらいまで京都をぶらぶらした。
ごはん屋さんの下調べを全然してなかったのが唯一の反省点。
駅ビルの飲食店は入れないものとして考えるべきだった。
結果、昼も夜もラーメン。
背徳感が半端なかった。
可能な限り歩いたから絶対ビール飲みたかった。
消費カロリーが無碍になること覚悟で飲酒。
超美味かったあ〜。
次こういう旅行するときは必ずひとりでも入れる居酒屋を探そうと決意したよね。

そして今日。
両脚、特にふくらはぎが大ダメージ。
筋肉痛ってこんな部分にもくるんだね!ってもはや感動。
高低差のあるところを歩けたということは、なんやかんや体力がまだまだあるというなのでしょう。
鞍馬寺も薫玉堂も本当に行けて良かった。
優劣つけられない。
どっちも本当に素敵だったからまた行きたい。

わたしは日々の些細なことでやる気が削がれがちなタイプ。
まだまだ至らんなって感じるところばかりだけど、去年の今頃とくらべると良い方向に変わっているのでは?と感じてる。
前よりもちゃんと嬉しい、楽しいって思うようになった。
特に、傷ついたってちゃんと捉えるようになった。
悲しいときはとにかく切り替えなければ、さもないと他人を不快にさせてしまうって思ってちゃんと向き合ってなかった。
不快にさせないことは大事だけど向き合うことは必要よな。
向き合って分かった気持ちを思うままに露出させない姿勢が必要なんよな、と30過ぎてやっと気づく。
心の成長は複雑怪奇や。

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