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非抜歯での矯正のために

日常臨床でお目にかかる多くのケースで、
介入のタイミングさえ遅くなければ、
非抜歯矯正が可能になります。

骨格の完成前にアプローチできると、
飛躍的にその可能性が高まります。

初診時を見てみます。

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かなり上下の骨格が狭く
歯の並び切るスペースが足りません。
このままただ見守るだけなら
おそらくは抜歯して矯正治療をする
判断となると思われます。

しかし、骨の成長段階に合わせて
正しいアプローチが出来ると、
歯を抜かないで並べきることが
可能になってきます。

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治療開始時から上顎骨の成長限界まで
充分な時間がない可能性があったため、
急速拡大装置というモノを利用しました。

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上顎ではおよそ5ミリほど、
そして

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下顎は2ミリちょっとですね、
歯列の拡大出来ました。

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そこから矯正治療を開始します。
まずは上顎から並べていきますが、
左右の2番目の歯が内側にあるので、
それが出てきやすいように下顎には
プレートを入れてあげます。

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スペースをある程度作ってからなので
すると2か月もしないうちに
前に出てきます(´ー`)

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あとは徐々に通法に従って
進めていきます(´ー`)

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小臼歯部(前から4.5番目の歯)を
もう少し広げておきたいので、
着脱式の拡大床を装着。

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下顎は最後臼歯の位置に手前の歯12本を
合わせるカンジです。

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コレが治療終了時ですね(´-`*)
良かったね、一本も永久歯を抜かずに
治療が完了できました~。

噛む力が一定ならば出来る限り
永久歯を抜かずに置きたいですよね。
歯が減ったら1本当たりの支える力が
大きくなるんだから歯が傷んでしまうよね・・・

最小限の介入で最大限の効果を(^_-)-☆
医療法人社団Rheb おがわ歯科医院
千葉県千葉市緑区おゆみ野中央1-21-1
043-291-6555

~歯科衛生士・歯科助手募集~


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