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噛んだらバキッって・・・

患者さん曰く、
『ガムをかんだ時にバキッっていって・・・』
その後に外側(ほっぺ側)の歯肉が
腫れてきたとのことです。

奥におやしらずがあることは
以前より指摘していますが、
『まだ、コワイ・・・(´・_・`)』
ということで見守っていますw

原因となる歯が特定され、
その周囲への影響とこれから行う、
根管治療に備えて根の曲がり方、
根管の本数などを確認するため
CT画像をいただきました。
※全症例で撮るわけではありません。

画像1

まずこの画像からわかることは、
黄色の部分の歯の手前側の根は
失活していて腐敗しているため、
根の先の青い点線のエリアに感染が
広がっている様子がわかります。

また、緑色の点線が下顎管という
神経と血管が入っている大事な場所で、
そこまで炎症が波及して抜歯となったら、
とても怖いことになるので現段階で食い止めたい
ところですね( `ー´)ノ

画像2

この断面で見てわかることは、
やはり炎症が広がっているため
下顎管に影響が出る前に治療を
開始出来て良かったと言うことと、
残念ながら外側(ほっぺ側)の骨は
大きく影響を受けているかもな、
ということです。

画像3

幸いかな、外側(ほっぺ側)の骨が
影響を受けているのは手前の根っこ、
そこに限局されているのでおそらく
抜歯までには至らないであろうということ。

とにかく僕が日ごろお伝えしている、
ラバーダムの装着とマイクロスコープの使用で、
歯の内部の感染を徹底して除去する、
コレに尽きます(´ー`)

適切な設備があって正しい診断があり、
始めて正しい治癒への道が開けます。

最小限の介入で最大限の効果を(^_-)-☆
医療法人社団Rhebおがわ歯科医院
千葉県千葉市緑区おゆみ野中央1-21-1
043-291-6555

~歯科衛生士・歯科助手募集~
ともに若干名です(´-`*)


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