見出し画像

あの、制服って要ります?

「私服OKの高校生活で快適すぎた!!」
ジャージでスピーディー登校、ファッション自由!
そもそも制服って必要?


快適極まりなかった高校生活

私は学生の頃、「私服OK」の高校に通っていました。
そのため、部活動にコミットしている学生の大半が部活動のジャージで、それ以外の人はおしゃれな服装で登校したり、市販で購入したいわゆる
「なんちゃって制服」を着たり、限りなくパジャマに近しい服装で登校してくる生徒もいました(笑)。

とにかく「自由」なんです。

特に「私服校で良かったな!」と感じたのが、「真夏、真冬の時期」

他校の生徒たちが汗だくで登下校している中、はたまた心臓が震えるほどの凍てつく寒さの中スカートで登下校しているのを横目に見ながら、
私はというと、「夏は半袖短パン」「冬は極暖のフル装備」で通学していました。

この話題になると、よくこのように言われます。

「毎日私服選ぶの大変じゃなかったの?💦」
「お金かかりそう」
「制服こそ青春だろ(笑)」

しかし、私個人の意見としては「快適さ」こそがすべてだと思っています(笑)。それに、ジャージ登校勢の一員として述べると、部活のジャージで登校する方がはるかに毎日の服選びの時間コスト短縮できます。朝の忙しい時間にネクタイやベルトを締める必要もありませんし、遅刻ギリギリな中、ローファーで学校まで走る必要もありません、ランシューの方がはるかに学校に駆け込むスピードは速いのです。それに「気になるあの子」の毎日違う服装を楽しめるのも、私服校の青春だったりします。(笑)

振り返ってみると、非常に快適な学生生活でした。

もちろん、制服校を否定するわけでも、揶揄したいわけではありません。今でも街中で、恐らく部活帰りであろう学ランの中高校生や、制服で2人並ぶ初々しいカップルを見ると、ああいう青春の形もあったんだなと、羨ましい気持ちになるのも事実です。

ただ、学校単位で学生に制服を強制するという文化に賛成できないだけです。

データで見る私服校の実態

ある程度の学力偏差値を満たしている学校を中心に、私服制を導入している学校は近年増えているようです。

しかし、調査レポート「カンコーホームルーム」Vol.190「高校生が考える“学校制服の必要性”」によると、意外にも全国の8割の学生が制服「賛成派」のようです。上位の理由から、

1位「毎日の服装に悩まなくていい」(58.3%)
2位「学生らしく見える」(56.0%)
3位「どこの学校か一目でわかる」(34.8%)


とのことでした。結局、当人である学生がそれでよければ良いのかなとも思うのですが、今日は暇つぶしにもう少しマクロな視点で議論を深めていきます。

制服のメリット

先に言います。こちらはチャットGPTの答えです。(笑)

  1. 統一感と認識性: 制服は統一感を提供し、組織や学校の一体感を高めます。制服を着用することで、メンバーや生徒が同じチームや組織に所属していることが一目でわかり、認識性が向上します。

  2. 安全性とセキュリティ: 特定の制服を着用することで、他の人との混同を避けることができ、施設や組織内での安全性が向上します。例えば、学校での生徒の身元確認や、企業での従業員の認識に役立ちます。

  3. 服装の選択肢の軽減: 制服があることで、毎日の服装にかかる選択肢が減り、朝の支度が簡単になります。これにより、時間とエネルギーを節約でき、他の重要な活動に集中できます。

  4. 社会的な均等性: 制服は外見や経済的背景に関係なく、すべてのメンバーが平等であることを示します。これにより、個々の服装による差別が減少し、社会的な均等性が促進されます。

  5. 専念と集中: 制服を着用することで、外見に対する意識が軽減され、仕事や学業に専念しやすくなります。個々のファッションに気を取られることなく、目標に向かって効果的に取り組むことができます。

私が納得した点

私の勉強不足でしたが、確かに上記4番の「社会的な均等性」については抜けていた観点で非常に納得できます。

子供は自分の私服と周囲を比較して、経済的な格差をリアルに実感してしまうかもしれませんし、最悪の場合、それが原因でいじめにも繋がりかねません。家庭でも、子供が親に「もっと可愛い服を買いたい」「みんなもっとかっこ良い服着てる」などと言い始め、親子喧嘩の火種に繋がります。

私が納得できない点

しかし、その他の制服メリットについては、そろそろ考えを改めるべきではないかと強く感じます。

・「統一感や団結感を強める」
帰属意識を高めたいのは、大人たち・学校側エゴではないかと思います。そもそも生徒たちはそんなこと学校に求めていないのが実態なのではないでしょうか。生徒たちの学校に通う目的は多種多様です。その統一感や団体意識がかえって、疎外感をもたらします。

・「制服を着ていることで、学生の軽率な行動を防止する」
例えばですが「今は制服を着ていないからゴミのポイ捨てOK」などの考えに結び付くのではないでしょうか。高校生くらいの年代だと、制服を着ている、着ていないに関わらず自我行動をわきまえるべきだと思います。

・「朝の身支度に時間がかかる」
先ほども触れましたが、そういう方はなんちゃって制服を着れば制服校と同条件ですし、ジャージであればむしろ朝の時間を超短縮できます(笑)

・「学生の本業は勉強することであってファッションは勉強に関係ない」
この種の主張にはほんと我慢なりません(笑)。
なぜ学業ファッショントレードオフの関係かのように語るのでしょうか。少々雑な例ですが、食事の目的は、栄養補給なんだから美味しい食事なんて要らない。仕事の目的は、売り上げへの貢献なんだから、従業員のメンタルケアは不必要だ。と言っているのと同じだと思います!!!
時代は変わってきています。勉強も頑張りつつ、「常識の範囲内」ファッションも楽しめばいいじゃないですか。
(と言いつつ、この常識の範囲内でというのが難しいところですよね。だからこそ私服制導入にあたって、学力の偏差値基準があるということですよね)

学生の本業は勉強であることには同意ですが、決してそれだけではありません。友人とくだらないことで時間を過ごしたり、ちょっぴり苦手な人と人間関係を築かなきゃいけなかったり、常識あるファッションセンスを磨いたり、先生の目を盗んで部活サボったり、、、(笑)。

あまり声を大にして言いづらいですが、こういうスキル社会かなり役に立つものです。あまり「学生=勉強一筋」と凝り固まって規制を押し付けても良くない気がするのです。

まとめ

さて、長々と話しましたが、私が言いたいことをまとめました。

  1. 大前提、第一に学生の意見が尊重されるべき。

  2. 家庭の経済的背景という観点を踏まえると、一概に私服校賛成とも言えない。

  3. その他の制服派の主張については、根拠に欠けるステレオタイプが大いに残っていると感じる。

「必ず要する」と書いて、「必要」と言います。制服の是非については色々あると思いますが、私は「必要」ではないと思います。

10年後、20年後、、、
制服の在り方がどのように変わっているか楽しみですね!

皆さんは、制服の是非についてどう思いますか?
是非コメントで意見を共有してください。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?