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やりたいことがないという「チャンス」

「やりたいことが見つかっていないポテンシャル溢れる方へ」

私が「やりたいことがない=チャンス」だと思う理由について話します。


つぼの話

皆さんは「壺の話」を聞いたことはありますか。
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海外のある大学でこんな授業があったそうです。

教授:「さて、クイズの時間です」

そう言って、教授は大きなを取り出し教壇に置きました。
いきなり何だ?という顔の生徒たち。

すると、教授はその壺にを詰め始めました。壺がいっぱいになるまで岩を詰め終わると、

教授:「この壺は満杯ですか?」
生徒たち:「満杯だと思います」

果たしてそうでしょうか。

教授はバケツいっぱいの砂利を取り出し、それを壺の中に流し込みました。岩と岩の間に砂利が流れ、壺を埋め尽くしました。再び尋ねます。

教授:「この壺は満杯ですか?」

生徒たち:「はい、満杯だと思います」

今度は水差しを取り出し、壺いっぱいになるまでを注ぎました。再び尋ねます。

教授:「この壺は満杯ですか?」
生徒たち:「今度こそ満杯だと思います」

もうこれ以上は無理ですね(笑)
これでようやく壺は「本当」に満杯になったというわけです。
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皆さんはこの話を聞いて、このエピソードの肝が分かりましたか。
それは、「岩は一番最初にしか入らない」ということです。

この壺を人生に例えてみてください。
人生(=壺)で、一番大事なもの(=岩)は最初に入れるべきということなんです。後先考えずに、最初に水や砂利を満杯入れてしまったら、後から岩は入らないんです。

というように、世間で言われるこの話の肝は「優先順位」なわけなんですが、大前提「壺が空である」というのがもう一つの肝だと私は思います。
壺が空でないと、岩も砂利も水も入りません。

どうでしょうか、皆さんの壺は空きが残っているでしょうか。

今この記事を読んでくださってる読者の中には、

「まだやりたいことが決まっていない」
「なかなか行動にできない」
「自分は周りと比較してダメな人間だ」

と、現状に負い目を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。同年代の成功者たちと比較して落ち込んでしまう人、人生諦めムードになっている人もいるのではないでしょうか。

しかし、そういう方こそ実はラッキーなのだと思います。

これから、入れるべき岩をじっくり選べますし、壺も空なので沢山の岩を入れられます。

人によって人生で大事なもの(岩)は千差万別です。

当然、社会的成功=人生で大事なものとも限りません。一見、社会で成功しているように見える周りの人も、もしかしたら「岩」を見つけられていないかもしれません。今の「地位」や「見栄」をなかなか捨てきれず、日々を過ごしている人も沢山いるはずです。言い方は悪いですが、砂利や水を注ぐのに精一杯の人もいるでしょう。

その点、壺が空いている、岩を見つけられていない人は「余白」が沢山あります。ただ、まだ登るべき山を決めていないだけです。しかし、既に間違った山に登ってしまっている場合、帰ってくるのは結構困難だったりします。

やりたいことを早期に決めつけてしまうことの危険性

私はやりたいことを早期から決めつけてしまうのも考えようだと思っています。

小学生の時、「大きくなったら何になりたいの?」「将来の夢は?」と聞かれますよね。なぜか、「スポーツ選手になりたい」「警察や消防士になりたい」と答えることが「正解」のような気がしたのを覚えています。

しかし、自分の考えをしっかりと明確にできない、得意不得意を知らない、社会を広く知らない、どんな仕事があるかも全然知らない。その状態で自分の人生のフィールドを早期に固めてしまうのは勿体ないと思います。

もちろん、違うと思ったら別の領域にチャレンジすればいい話なのですが、現実問題それが難しい社会構造です。例えば、専門学校に進んだ人がまったく他領域の仕事に就くことは(原則)難しかったりします。そのリスクを冒してまで新しくチャレンジする人は少ないです。

そもそも、自分の考えやビジョンというものは環境に大きく依存します。
所属しているコミュニティの属性、家族、友人、活動する地域などは良くも悪くも自己形成に大きな影響を与えます。

もう少し視野を広げて環境を変えてみれば、新しい自分の可能性に気づいたり、一生モノの人間関係を築ける友人、パートナーで出会えるかもしれません。

もちろん全員が「これだ!」という人生の使命のようなものを見つけられるわけではありませんし、それを指を咥えて待っていようというわけではありません。

「学校選び、会社選び、人生のパートナー、、、etc」

人生、必ずどこかで決断をしなくてはいけないわけなんですが、なるべく広く選択肢を持った上で、後出しで最適解を選ぶのも、十分にアリだと私は思います。その経験価値にお金や時間、体力を払うべきです。


まとめ

今回の記事のまとめに入ります。

私が「やりたいことがない=チャンス」だと思う理由↓

  1. 人生の岩を見つける「余白」が残っているから。

  2. 広く選択肢を持った上で、後だしで解を出せるから。

あくまで私個人の意見ですが、皆さんの何かのきっかけになれば幸いです。

「あなたの大きな岩は何ですか?」
是非コメントで教えてください。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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