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5月22日(日)東京都1部リーグ第8節 vs帝京大学 マッチレポート #24

連日の雨天も収まり、夏を思わせるような陽気が続く5月半ば、我々は帝京大学とのリーグ戦第8節を迎えた。

前回のゲームは1週間前、立教とのマッチアップ。開始早々から終始圧倒されスコアこそ0-2だったものの、関東の舞台を主戦場にしてきたチームとの差を90分通して見せつけられた試合であった。これにより開幕3連敗。是が非でも連敗ストップをしたいゲームだ。

対する帝京は3勝2敗。開幕3連勝を飾ったものの、その後2連敗。上位集団に食いつくためにも落とせない一戦となった。

スターティングメンバ―は以下の通り

小堀 蓮太郎 (1年/#71/GK/桐蔭学園高校)
中尾 竜吾 (3年/#72/DF/國學院高校)
三井 慎司(4年/#82/DF/藤枝東高校)
関 大陽 (4年/#6/DF/湘南ベルマーレU-18)
大山 諒(4年/#10/MF/武南高校)
菅 雄太郎(3年/#18/MF/八千代高校)
小山田 直人 (1年/#26/DF,MF/昌平高校)
伊藤 大心(C) (4年/#4/MF,DF/國學院久我山高校)
古山 悠人(3年/#80/DF/新潟高校)
野田 祐成 (3年/#48/DF,MF/國學院久我山高校)
鈴木 陽太(3年/#37/MF/市立橘高校)


サブは以下の通り
新田 聖人 (3年/#28/GK/市立金沢高校)
土井 源也 (3年/#19/DF/國學院久我山高校)
星野 航太 (4年/#25/MF/小田原高校)
大池 哲太(2年/#34/DF/小松川高校)
佐藤 蒼太(1年/#78/MF/駒澤大学高校)
坂田 涼(4年/#3/DF/駿台学園高校)
金本 滉平(4年/#11/MF/専大松戸高校)

11時に上智ボールでキックオフ。

開始早々上智がセカンドボールを回収し、菅が遠い位置からのミドルシュート。これは枠にはいかなかったものの強いゴールへの意識を見せる。

12分。スルーパスに反応し、抜け出そうとする相手を止めた三井にイエローカード。その後の帝京のフリーキックはしっかりと弾き返す。

14分。帝京がクロスからボレーでゴールを狙うがこれはサイドネットに。

その1分後、小山田がクリアボールに対して身体を張って鈴木に繋ぐと、鈴木が左足でシュート性の速いクロスをゴール前にあげる。これを大山がコースを変えるように押し込み上智が先制に成功する。

今季初めて先手を取る


その後上智の選手が交錯し倒れ込むハプニングがありつつ飲水タイムに入る。  

26分、帝京がコーナーキックを頭で触るがこれはクロスバーに弾かれ上智は難を逃れるが、ここから帝京は攻勢を強める。

29分、帝京に前から激しいプレッシャーをかけられるとボールを奪われゴール前の相手に繋げられる。そのまま相手が左足を振り抜いたシュートは、ブロックに入った関の股を通り上智のゴールネットに突き刺さり同点に追いつかれる。

34分、帝京が上智陣深い位置でスローインを獲得。そこからクロスをあげられ、高い打点からのヘディングゴールを許し再び失点してしまう。

失点直後、上智はコーナーキックで得点を狙うも、相手DFにブロックされゴールならず。そのセカンドボールから再びクロスを上げ、これに三井がボレーで合わせるも枠を捉えきれない。

その後一進一退の攻防が続くが両校得点はなくハーフタイムへ。

逆転され、折り返す


後半頭、両チームチャンスを作れなかった中、12分に野田のロングボールから大山がダイレクトボレー。しかし枠を外れる。

飲水タイムを挟んで徐々に帝京が上智を押し込む展開が増えると26分、右サイドからのフリーキックうまく頭で逸らされ3点目を奪われてしまう。

2点差とされた上智はボールを持つ時間を増やし、長短のパスを使い分けながら攻撃の糸口を探る。

38分上智、野田のフリーキックから関が頭で合わせるも枠を外れる。

その5分後、鈴木のフリーキックから途中交代で入った坂田が頭で合わせて一点差に迫る。

そのままの勢いで同点に追いつきたい上智だったがチャンスを決めきれず、試合終了間際に4点目を決められタイムアップ。痛すぎる敗戦となった。

手痛い敗戦となった


4連敗。1部の壁の高さをまざまざと見せつけられている。

今節は前の3節とは違い、先手を取ることに成功。しかしリードしていたのもつかの間、前半のうちに逆転を許した。リードを許した後もなかなかギアを上げることができず、それでもゲームバランスが少しずつ上智に傾いてきているのでは、と思わせた後半途中にセットプレーから失点。その後守りに入った相手に攻勢を強め、43分に1点を返すも、直後にミスからの失点でゲームオーバー。前半途中まで、勝利という2文字がおぼろげながら見えたが、見えかけていた勝利は前半のうちに遥か彼方へと逃げていった。3,4失点目のタイミングも特に許してはいけないタイミングでの失点となった。連戦の疲労か、連敗による勢いのなさか、グレーのイレブンはギアをフルスロットルまで上げることができず、終始、停滞感が漂っていた。この現状を打破し、泥沼から抜ける術はニューヒーローの誕生か、それともグループとしての意志の強さか。このまま終わるチームではないはずだ。何としても来週のゲームで初白星を挙げて、浮上のきっかけをつかみたいところだ。

逆転負けを喫したゲームでも、躍動したのは背番号37番、鈴木陽太だ。

右サイドハーフで先発出場すると、”ジンガ“を彷彿とさせる、独特のリズムでのドリブルと切れ味鋭いカットインでカウンターから1点目を演出。その後も相手をきりきり舞いにし、攻撃にアクセントをつけ続けた。終了間際には精度の高いプレースキックで反撃の狼煙を上げる2点目を演出。今節からスタメンに抜擢されたワンダーボーイは逆転負けとなった今節でも、起用に応えチームの2得点に絡む大活躍。前節、まったく匂いのしなかった攻撃陣に1人で彩りを加えた。昨季も随所で輝きを見せたが、コンディション不良や規律違反など継続的に眩い輝きを見せることはできなかった。今季の課題は継続性。成熟の3年目。ポイントゲッターとしての役割も期待されるレフティーは、相手の脅威になり続けることはできるのか。

2アシストの活躍を見せた鈴木。常に輝きを放ち続けられるのか


以下出場選手のインタビューです。

鈴木 陽太(3年/#37/MF/市立橘高校)

今日の試合を振り返って

先制点、2点目を取れたことは良かったです。ここ3試合得点力という部分が1つ問題点だったので、個人的に得点に関与できたことはプラスに捉えて良いと思います。ただ失点シーンを振り返ると、個人としてもチームとしてもまだまだだなって感じてます。


今後に向けて

今節で、失点を抑えることが勝ち点に直結することを学びました。当たり前のことですが、ここ4試合で失点が重なっているのは事実なので、失点シーンから改善点を見つけ、来週に活かしたいです。

次節は5月28日(土)に東京経済大学とのマッチアップ。もう後がない、背水の陣で挑む一戦。無観客開催となるので各種SNS,Player!での熱い応援よろしくお願いします!

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