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No.5  Blue Ⅿoon

躍動する現代作家展出展作品

『Blue Ⅿoon』
衛星月面



work introduction

【LAYER】

0

2022.6.21 
アロマオイル水で夏至のパワーで入筆

月のイメージぼんやり

2

なんとなく描く

1月 ウルフムーン

2023 1月
しばらく放置した絵をやっと再開
なんとなくアメリカ先住民族の
満月の暦にちなんで描いてみる

4

2月 スノームーン


Painting of light
光の絵 始動 一周年記念
2023 2.22

うさぎ年であり
光の絵の飛躍を願い
飛躍のうさぴょん

3月 ワームムーン

ミミズや虫がはい出る頃
ちょっと描きにくい題材で
ダンゴムシになってしまった
この子が
のちのち
ワンポイントとなっていく

4月 ピンクムーン

丘や山がピンク色に染まる花が咲く頃

日本では桜の時期
ちょうどピンク色になじむ月が見えた


5月 フラワームーン

様々な花が次々咲き始める頃

幾何学の花と言われる
フラワーオブライフを描いてみる
ついでにお月さまも幾何学模様


6月 ストロベリームーン

イチゴの収穫期
イチゴ風に色味を変えた
トマトにもみえる
どちらにしろ
花から果実へ
月を果実(フルーツオブライフ)そのものにしてみる


7月 バックムーン

雄鹿のツノが生え変わる時期
七夕も近かったので 鹿の角は竹にしておいた
織姫🟢 と 彦星🦌 に見立てた
イチゴの花を目に

10

8月 スタージョンムーン

蝶鮫 チョウザメ の豊漁を願って
キャビアを産み月に照らされる
チョウザメはサメ🦈ではなく
鱗が蝶々🦋のようなので蝶鮫
実は古代魚なのだそう

絵を逆転させて
背中と目は水晶のさざれ石で
とっても貴重なキャビアは宝物

チェコビーズをキャビアに見立てて
ちびっこチョウザメもいるよ


11

9月 コーンムーン

農作物の時期収穫
チョウザメがトウモロコシに変わるなんて
自分でもビックリ
ちびっこコーンに変身


12

10月 ハンタームーン

狩猟の時期
現代では必要なくなった習慣なので
弓矢で月をハントする
🌕🏹


13

11月 ビーバームーン

ビーバーが寒い冬を越すために巣作りを始める頃
ビーバーハウスであり水に映り込む月
幾何学moonに

正直捉えどころのないビーバーを
描くのに一番苦戦した
水晶で黒目にしたら
可愛く見つめてくれている感じ
自分のペットみたいに見えてくる
のぞいてる
この子は葉っぱに


14

12月 コールドムーン

寒さが厳しくなる季節の月
日本でも「寒月」と呼ぶ
愛着の湧いてきたビーバー
消すには名残惜しくて
そのまま雪化粧


雪の結晶に見立てた幾何学模様
水面にほんのちょっと映った月ものこして



躍動する現代作家展へ

一通りネイティブアメリカンの満月を描いてみた
この先の仕上げはどうなるのか
自分でもよくわからなかったが
急遽こちらに作品を出展することに決め
何かしら仕上げることにした


月の暦をベースにしてきたので
月らしく仕上げることにした

15

月と言えばうさぎ
今年はうさぎ年
うさぎをどこかに残し月面感を強調したい


立体感が欲しくて水晶で輪郭をとる
なんとなくこれでもいい感じだけど
連作で出展を決めたもう一つの作品との
バラランスがいまいち
ビーバーを一匹うさぎにしてみる
水晶で飾り付け
幾何学も残して活かす
月の属性は水

チェコビーズで
幾何学六角形正20面体は水を表す



16

月に太陽の光が差し込む感じにもしたい
うさぎと幾何学六角形があると
月らしく見せるのが難しい

なんか
ぼやけてしまう


17

うさぎはあきらめ
よりクレーター感を出してみる
雑な感じが月面ぽくていいかも

18

水晶を乗せよりシルバーでラインをはっきりと
色目も濃く縁どる
妙に整ってしまった
これでもいいか?


19

光が広がっていくように見せるには?
白のラインを増やしたり
水晶の色をはがし透明にしたり

前の方が良かったたな

20

光をブルーに塗り替えたり
色々試してもしっくり来ない
白い線で光の強調がうっとおしくもある

線より滲みの画質の方が月らしいかも

21

光のラインはゴールドに落ち着く
円内のクレーター感は
ラピスや水晶を増やす

いまいちパッとしない
ジッーと眺めていると
🌙型が浮かんで見えてくる


22

思い切って
三日月型にゴールドを入れてみる


23


色味を強く

色のグラデーションを調整


24

紫とブルーのグラデーションで青と馴染ませる
何度も左右と円形のバランスを確認
ラインのゴールドと違和感がなくなる



完成

円とグラデーションを整えて
円形のクレーターの中は
水晶
ラピスラズリ
ブルームーンストーン


もう一つの作品 Blue sun に合わせて
円をリンクさせた形になった
うさぎは密かに残すことにした


エピソード

しばらく放置したキャンバスは
2023年になりネイティブアメリカンの
月暦をテーマに毎月更新することにした。
最終の仕上げはどうするのかわからなかったが
躍動する現代作家展に作品を
出展することにしたため
これを完成品に仕上げることにした。

2023年は🐇卯年
日本ではうさぎと月は繋がりが深い
もっと表面をボコボコにして
月面や青を強調してシルバーがかった感じに
したかったのだが、結果
幾何学模様を残したらゴールド調に
デザイン化してしまった。
これはこれで良いか。

秘密の隠しうさぎは自分しかわからない遊び。
完成までの絵の変化は
時にむちゃぶり感がありながら
回転させたり工夫すれば
予想外にトランスフォームできた。
形には残らないものの面白い試み
自己満足の遊びができた。

月にまつわるテーマは
このなかに凝集できたと思う。



絵の師匠に紹介して頂きました


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