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『シンフォニー音楽劇「蜜蜂と遠雷」~ひかりを聴け~』に出演します!


『「蜜蜂と遠雷」~ひかりを聴け~』の舞台に出演するに向けて、稽古真っ只中のおしりに火が付いているときにこの原稿を書いているので、よりリアルな気持ちがお伝えできるかもしれません。「蜜蜂と遠雷」恩田陸さんの小説で、2017年に直木賞と本屋大賞をダブル受賞し、映画化もされたので、ご存じの方も多いと思います。

「蜜蜂と遠雷」初演からこれまで3回の舞台を経験!


初演から数えて、これまで3回の舞台が企画され、私はずっと、マサル・カルロス・レヴィ・アナートルという役を演じてきました。これから小説を読む方、映画や舞台をご覧になる方のために物語の詳細は控えますが、コンクールに参加している天才的なピアニストの役です。
(毎回形式は異なり、2回目は『「ひかりを聴け」オーケストラコンサート ~コトダマの音楽会 partII~』というタイトルで、役を演じるのではなく、コンサート形式でした)。

初演、3回目はリーディングという形式で、オーケストラ、ピアノ、歌、朗読、映像と色んな要素が織りなす総合芸術というべき舞台でした。

音楽監督は毎回千住明さん。これまでの共演者には、A.B.C-Zの橋本良亮さん、家入レオさん、元宝塚の湖月わたるさん、声優の朴璐美さん、ミュージカル俳優の中川晃教さん、三浦大知さん、中村中さんなど豪華すぎる面々。短期間の練習でも最高の舞台を作り上げていく皆さんの集中力とパワーに圧倒されました。特に初演は練習時間が大変限られていたこともあり、お互いが刺激し合いながら成長する、まさに小説を体現するような感覚でした。
(※本当に小説が素晴らしいので、是非読んでください)

そして今回4回目の出演、役が変わりました!
コンクールの審査員で、マサルの先生でもある、ナサニエル・シルヴァーバーグ! 湖月わたるさんが演じる、同じく審査員の嵯峨三枝子とは元夫婦という役柄です。今回はリーディングではなく、歌、芝居、踊り、ピアノ、オーケストラと更にグレードアップした舞台。主演の風間塵役は中山優馬さん、栄伝亜夜役はヒグチアイさん、マサル役は奥村颯太さん、高島明石役はパーマ大佐さん、高島明石の妻満智子役は黒田こらんさん、そして菱沼忠明役は池畑慎之介さんです。

今回はナサニエルの立場から改めてこの作品を読み返しました。そして『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編小説『祝祭と予感』でもそれぞれの登場人物の背景などを勉強しながら、舞台に向けて稽古真っ最中です。湖月さんとの掛け合いが多いので、色々教えてもらいながら頑張っています。湖月さんとは初演からご一緒しており、リサイタルにも押し掛けたことがありますが、とってもチャーミングで優しい方で、歌も踊りも演技も本当に素晴らしく、私はこれを機に、と色々質問攻めにして教えてもらっています。すらっとした長身の素敵な湖月さんと言い合うようなシーンでも、心の中では「湖月さん、身長代わってください……」と思うこともありますが(笑)。

今回は、地方公演もあります。精一杯頑張りますので、どうぞご来場お待ちしております。

シンフォニー音楽劇 「蜜蜂と遠雷」~ひかりを聴け~
公演日程
● 横浜公演3/27(土)~4/11(日)KAAT神奈川芸術劇場
● 大阪公演4/17(土)~18(日)新歌舞伎座
● 福岡公演5/1(土)~3(月・祝)博多座にて
詳細、チケットの取扱いは公演公式サイト https://mitsubachi-enrai.jp/ にてご確認ください。

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