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台湾の思い出~台湾音楽の記憶~

はじめての台湾の思い出は香りとキョンシー』にも書いていますが、私は4回台湾を旅し、台湾の思い出がたくさんあります。海外旅行が難しい現在、次はいつ行けるのかな、と思っていたところ、昨年末に東京タワーで「台湾祭」が開催されているのを知り、ちょっと足を運んでみました。過去の旅で覚えた香り、味を堪能したのはもちろんですが、会場で流れていた音楽が懐かし過ぎて、思わず口ずさんでしまいました。そんなこんなで、久々に台湾熱が上がっています。

台湾の音楽


私が口ずさんだ曲は、『はじめての台湾の思い出は香りとキョンシー』にも書いていますが、日本でもちょっとしたブームになった台湾ドラマ『花より男子(流星花園 -Meteor Garden-)』の主題歌「情非得已」(歌:ハーレム・ユー)でした。このドラマがきっかけで台湾に興味を持った方は多いのではないでしょうか。20年程前のドラマの主題歌なので、もう懐メロですね(笑)。
しかし、台湾の音楽は、日本ではあまり知られていないような気がします。とても魅力的な音楽がいろいろあるので、ここで台湾の音楽をちょっと紹介します。

大人気女性グループS.H.E


『花ざかりの君たちへ(花様少年少女)』、『薔薇のために(薔薇之恋)』など、台湾では日本の人気コミックをドラマ化したものが多くありますが、それらの主役を演じてきたS.H.E(エスエイチイー)セリナ、ヒビ、エラという女性3人で構成されるグループです。台湾を旅したときに、街中で彼女たちのポスターや書籍を目にし、その人気ぶりが分かりました。日本で開催された「中華年記念音楽祭」にも出演したことがあるようです。

アイドル的なイメージですが、3人とも歌声に個性があり、一時期頻繁にCDを聴いていました。言葉は分からなくとも、3人の特徴を活かした曲がたくさんあります。一応それぞれの担当があるようで、

セリナ→高音域
ヒビ→中音域
エラ→低音域

特に印象に残っている曲を1つ紹介
『花都開好了』


前述のドラマ『薔薇之恋』の主題歌です。
ちなみに、イタリアで知り合った台湾の友達に「S.H.E知ってる?」と話すと、「S.H.E知ってるの!? 台湾ではポピュラーすぎるくらい有名だよ!」と教えてくれました。
実は私はちょっとセリナのファンでした……(笑)。

Difang 郭英男 「老人飲酒歌」


どこかで耳にしたことがある方も多いはずのこのメロディ。
これが台湾の曲であると知ったのは、やはりイタリアでした。すっかり仲良くなった例の台湾の友人が教えてくれたのです。同席していたイタリア人も我々日本人も「聞いたことある!」と反応しました。

Difang(ディファン)は台湾の原住民アミ族の歌手。調べてみると、エニグマというヨーロッパ音楽プロジェクトが、この曲「老人飲酒歌」を無断で使用したとしてDifangらに提訴されたことで、台湾原住民の音楽が世界的に広く知られるきっかけになったそうです。有名になったきっかけは驚きですが、ずっと聴いていられるような心地よさ、聴いていると元気が出るようなエネルギー。いいですね~。


台湾の伝説的アイドルグループF4


台湾のみならずアジア各国で爆発的にヒットした、何度も書いています台湾ドラマ『花より男子(流星花園 -Meteor Garden-)』の主演男性4人が、劇中と同じ名前のユニットを結成したF4(エフスー)。私の姉も彼らの大ファンでした。紹介するこの曲は、平井堅さんが歌ってヒットした「Gaining Through Losing」のカバーで、「花より男子」の番外編『流星雨』の主題歌です。姉と旅したはじめての台湾は、このドラマシリーズのロケ地巡りに近いものがあったので、とくに思い出深いです(笑)。

これらの曲全てが、今となっては懐メロですが、聴くととても楽しかった旅を思い出します。今、この記事を書きながらも、台湾の友人たちは元気かな? と連絡をとり、音楽談義をしています。

皆さんも台湾の音楽の魅力に触れてみてはいかがでしょうか?

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