陰と陽

私はどちらの姿も持っている。
「大丈夫」「何とかなる」と信じてもそう上手くいかない時もある。

そんな瞬間、何かが落ちるような音がする。
水に墨汁を一滴垂らした時と同じように私の心に陰の姿が染っていく。
墨汁のついた筆を何度洗っても落ちないように、
中々陰の姿から抜け出せないのが厄介なところだ。

だけれど、次の日になるとその陰の姿も無くなっていることも多い。

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