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石の上に3年居てみた結果

そろそろ社会人になって丸3年が経つ。
2024年は自分の内側を整理整頓すると良いらしいので、ここで整理していく。
所謂、3年間の棚卸し。


◾️社会人1年目

当時思っていたこと/状況

・年齢とスキルは比例しなさそう
・上に立っている人=仕事ができる人という訳でもない
・「何でこうしないんだ?」と上司に対して疑問に思うことが多かった
・言いたいことを言ってはいけない時が沢山あるらしい
・上司や年上の派遣さんに対して「自分より遥かに年上なのに何でこんなことも出来ない、分からないんだろう」と不満を持つことが多かった
・老害って本当にいるんだな(50代の関西派遣おじさんに理不尽に怒られた)
・1年目にしては仕事出来てやる気があって頑張っている方だと思ってたけど、周りの同期たちばかり表彰やノミネートに名前が出ていて、自分は何も載ってなくてギャップが苦しかった
・「こんなに頑張っているのにどうして」という気持ちに苛まれていた
・新卒1年目にチームリーダーを任せるこの組織おかしい、でも任されるのはちょっと嬉しいという矛盾
・好きな上司に甘えまくっていた
(上司に話さなくて良いことまで何でも話してしまっていた)

振り返ってみて

いやまあ、なんと傲慢な女だこと。
社会に入ったばかりで分からないことだらけなのに、なぜ上の人たちに物申したくなっていたのでしょうか。仕方ないですね、大人が正しいなんて思ったこと一度もなかったし、そう思える心もなかったから、永遠に反抗期。
それと、やりたくないことまで引き受けてそれで評価されようなんて、今考えると独りよがりというか、自己満足だなと。やりたくないならやらなきゃ良いし、会社に評価してもらうことがどういうことか、ちゃんと理解しろって少し怒りたい。当時の自分に。
でも、先輩がやると思っていたリーダーの枠にまさか自分が食い込むとは思っていなくて、プレッシャーが凄かった。他の先輩もリーダーやっててその人たちに劣らないようにしたくて、でも出来なくてすごく苦しくて、ほぼ毎日家で泣いていたのを覚えている。
だけど、親元から離れて生活したのは大正解で、自分の考えたことに水を差されないし否定もされないから、じっくり考えられたのは良かった。

◾️社会人2年目

当時思っていたこと/状況

・入社してから仕事内容変わらなくてそろそろ飽きたし、土曜日出勤が嫌すぎる
・他グループのマネージャーに「土日祝休みなら、いくらでも残業します」って面談で伝えたら、すぐに違うプロジェクトに異動になって、言ってみるもんだなと思った
・2年目にして新規プロジェクトの立ち上げを1人で任せてもらえた!と内心歓喜
・覚えることは多かったけど、客先で尊敬できる女性リーダーに出会えて、その人みたいになりたくて必死に食らいついた
・「頼まれた仕事は断らない、全部やりきる」がモットー
・急に毎日出社からほぼ在宅に切り替わって、身体が慣れず体調が悪くなった
・在宅だからサボり放題だったけど、ちゃんと仕事はしていた(矛盾)
・女性リーダーの方が妊娠されて産休/育休に入るって早い段階で教えてもらえたけど、まだ誰にも伝えないでねと言われて「しっかりしなきゃ、安心して休んでもらえるように頑張らなきゃ」と気持ちばかり先行して暴走

振り返ってみて

一生懸命に頑張っていたなあとは思う。1人だったから、自分が頑張れば結果も評価も分かりやすく付いてくる環境でとてもやり甲斐があった。全くやったことのない業務だったけれど、上司からの事前研修課題も全部こなして、早くキャッチアップできるように必死だった。リーダーに質問したくても忙しそうだから申し訳なくて聞けない…となったことで、自分で考えて調べるスキルも上がった。業務マニュアル作成は最初こそ楽しかったものの、全業務のマニュアルを作るのは流石に飽きてよくサボっていたけど、最後まで作り切ったし、いつの間にかマニュアル作成スキルも上がってた。
2年目も苦しいことは沢山あったけど、振り返ると、現在の土台を作ったのはこの年だと思える。確実に分岐点。

◾️社会人3年目

今年度思っていたこと/状況

・失敗してもダメダメでも見捨てないでいてくれる大人っているんだ
・人は、自分の価値観や予想に反したことをされると怒り始める
・「怒る」ということは、他人に自分の価値観等を押し付けていることと同義
・「あなたはそうなのね」と受け入れる、もしくは「人は人、私は私」と正しく線引きが出来ていれば、「怒り」という感情はあまり湧いてこない
・やっぱり人は育ってきた環境や置かれた環境に左右されやすい
・「視野を広げる/視座を上げる」は仕事だけでなく、生きる上で大切なスキル
・メンバーを育てる ≒ 子育て
・年齢とスキルは本当に比例しない
・結局、自分を許せないと他人も許せない
・頑張ったことが点となり、きちんと振り返ると線が繋がる
・学生時代に「優秀な人」が周りに居すぎたのかもしれない(自分より周囲の方が“出来る“という環境に慣れていたせいで、所謂“出来ない“人がいることに違和感を覚えた)

振り返ってみて

3年目も苦しかった。プロジェクトメンバーが増えて、「人を育てる」という仕事がどれだけ大変か身をもって感じている。年齢や性別等で人を見ていては視座は低いまま。カテゴライズできるものではなく、その人が何を経験してきてどんなことを感じて考える人なのか、何が得意なのかを見ないと、チームの仕事って全然上手く回らない。それが本当に分からなくて、本当に苦しかった。1人でやっていた時に上手く出来ていたことが軒並み出来なくなって、積み上げてきたものを壊されている感覚。出来る人も同時に入ってきてくれたのに、それでもどうにも出来なくて、嫌になって転職活動した。結果的に転職はしなかったけど、自分の置かれている環境や上司に恵まれていることが再確認できたからやって良かったと思う。この一年間で色んなものが積み上がった。
尊敬する女性リーダーの方が産休入る前に言ってくれた言葉がずっとずっと糧になっているし、マネージャーは多忙にも関わらず私を見捨てないで面倒見て指導してくれている。
1人だったプロジェクトは5人体制になった。頑張ったと思うなあ私。

◾️まとめ

3年間で沢山のものが積み上がっていた。
仕事が嫌になることの方が断然多くて、その度に適職診断とかやってみたりして、自分に本当に向いている職業は何だろうって探してたけど、結論、今の仕事そこそこ向いていると思えている。だけどそれは、昇進したらの話。メンバーとして言われたことだけをやるのはつまらないって分かった。“どうしたら良くなるか”って考えることが楽しいと思えてきた。それでも、たまに仕事が嫌になってわくわくが消えて「本読んで珈琲飲んで篭りたい、自然の中でのんびり生きたい」って思うこともある。その感情の波というかサイクルがすごく嫌で「やっぱり自分はダメだ、軸がない、ブレブレで何も続かない人間だ」っていつも自分を責めているけれど、それで良いのかも。
裏表を作れない人間だから、その波が外に出ないように人一倍気をつけないといけない。だけどこの性質は持って生まれたものみたいだから、そこは上手く調整できるようにしたい。
<文章をまとめること・業務を体系化すること・話の要点を掴むこと・分析すること>は人より少し出来る方みたいなので、器用貧乏卒業して、一つでも武器が作れたら良いかもしれない。
まだ“〜かも”ばかりだけど、4年目も大切な何かを積み上げられますように。




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