外来2024/04/19

先週は最悪な一週間だった。
金曜日の外来までは良かったのに、土曜日に急に調子が悪くなって、毎日殆ど常に「辛い」「生きていたくない」「死にたい」などと思いながら過ごしていた。
普通に日常生活を送ることも辛くて、病院に「入院したい」と電話したり、予定になかった日に急遽訪問看護に来てもらったりして、なんとか外来の日を迎えることができた。

外来の日。
先生の診察の前に、まずソーシャルワーカーさんとお話しした。私の調子が悪いことを、「いろんな人から聞いてます」と言われた。
訪問看護で看護師さんとショートステイの話しをしていて、そのことをソーシャルワーカーさんに言っておく、と訪問看護師さんが言っていたので、まずそのことが伝わっているか訊いたら、ちゃんと伝わっていた。
「入院したい」ということも言ったのだけれど、いま病院が混んでいるらしくて、ショートステイを探した方が早いかもしれない、と言われた。
他にもくすりの話しなどすこしした。デイケアは無理しなくてもいい、と言ってもらえた。
私の診察の順番が来るまでに、急いでいま話したことを記録しておく、と言ってくれた。
いまのソーシャルワーカーさんがクリニックに来たのは一月からだけれど、優しくて話しやすいし、私が先生に言えなかったことがあると、記録して先生に伝わるようにしてくれたり、なんでも話してください、と言ってくれるので、私は信頼しているし、すきだ。

診察。
いつもは私一人で受けるのだけれど、今日は母に同席してもらった。
まず、いつものように診察ノートを見せた。机の上には訪問看護師さんからの報告と思われる紙(何やらびっちり書いてある)もあり、先生はそちらを熱心に読んでいた。
土曜日に調子が悪くて病院に電話していたことが先生にも伝わっていたみたいで、最初にそのことを言われた。先生に「土曜日に何かあったんですか」と訊かれたから、「体重が増えてた」と言った。体重が増えていたことが、調子が悪くなったきっかけではあった。そこから体重の話しをすこしして、先生に「外来で週に一回体重を測るようにして、お家では体重を測らないように」と言われた。「体重のことを考えると辛いから、体重のことを考える時間を減らす」って言われた。私が「でも測って減ってると安心する」って言ったら、先生「でもずっと減ることはできないですよね。0kgになることは」って言われた。私の中では理想体重があるから、それをキープできればいいと思ってるんだけど…でも、キープするのがいちばん難しいって最近はかんじてた。どうしても増減するし、それに振り回されてしまうんだよね。
これも摂食障害の治療なのかな…先生「僕、摂食障害の治療厳しいですよ」って言ってて、私は(知ってますよ…)ってこころの中で思った。摂食障害の治療で初めて入院したとき、先生厳しいな…って思ってたから。
もう一度「体重測っちゃだめなんですか」って訊いたら、「だめです」って言われた。どうしても無理だったら、お母さんといっしょに3日に一回測る、とかでもいいとは言ってくれたけど、体重測らないことを「空さんの気合いで」と言われたから、とりあえず次の外来まで一週間体重測らないことを頑張りたい。
私が、「でも調子が悪くなったのは体重はきっかけなだけで、ほんとうはデイケアな気がする」って言ったら、先生は「デイケアが負担に思ったのも、体重のせいでより負担にかんじたのかもしれない」みたいに言ってた。
デイケアはすぐ辞めるとかではなくて、休んだり、「保留」でいいと思う、と言われた。

それから、私にとっては本題だった、「入院したい」ということを言ったら、いま入院が1ヶ月以上待ちとからしくて、入院予約させてもらえなかった。
「入院できない」とわかって、私はいまのこの辛い状態で過ごすことが不安で、先生にくすりの調整をできないか訊いたら、「今回は体重のことをやるから、外来では一度にたくさんのことはできない」と言われてしまった。正直、こころの中で、(だから入院したいんだよ…)と思った。でも先生に、「家でやっていくことも治療」と言われて、そうなのかな…って思った。
私はこの一年間で入退院を繰り返したけど、入院して入院中は良くなっても、退院すると悪くなる、ということの繰り返しだった。だから入院しても一時しのぎにしかならないと自分でも思っている部分はあったし、先生もそれをわかっているのかもしれない、と思った。
先生が私の方を真っ直ぐ見て話してくれて、私もこの日は先生の顔を見ることができて、先生が私のことを考えてくれてるんだ、ってことが伝わってきた気がした。
診察の最後に母が、私が調子が悪くて、「『辛い』とか『死にたい』とか大きな声で言ってる」って先生に言ったけれど、先生はそれを責めないで、「それでストレスを発散してるんですね」って言ってくれた。

診察のあと、入院予約ができなかったことがやっぱり不安で、先生には直接言えなかったけど、ソーシャルワーカーさんに頼んで不調者リストに入れてもらった。(不調者リストに入ると病院の他の先生と共有されて、入院しやすくなるらしい)

辛い一週間だったけど、この日は先生がお話しをよく聞いてくれて良かった。先生に、「家でやっていくことも治療」と言われたのが印象に残った診察だった。先生が外来で私を診てくれようとしている、ということも改めてちゃんとわかって嬉しいきもちにもなった。
でも、入院予約ができなくて、また辛くなってしまったらどうしよう…という不安は正直とてもある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?