外来2024/03/29

今回は診察ノートには、体重のことしか書かなかった。
ほんとうは前回も体重の話しをしたかったのだけれどできなかったから、今回は体重のことを先生に聞いて欲しかった。

雨の影響で電車が止まって来れなくなった人がいたらしくて空いていて、すぐに診察に呼ばれた。
先生がノートを見て、なんで体重のことが気になるのか訊かれたから、「増えてたから」って言った。でも、そのあと先生が話してくれたことを要約すると、「最近デイケアや訪問看護を始めて不安があると思うけど、体重のことを考えているとそれらを考えなくて済むからじゃないか」というのが先生の考えみたいだった。たしかに体重のことを考えてるあいだは、デイケアのことも他のことも何も考えられないくらい頭の中が体重のことでいっぱいになっていた。
それから、先生は「空さん摂食障害じゃないかもしれないけど」って言ってて、先生の中では、私はもう摂食障害じゃないことになってるのかな…って思った。最初に入院したとき摂食障害での入院だったし、自分の中ではまだ摂食障害だと思ってたんだけど……

そのあと、先生に訪問看護について訊かれたから、いつ訪問看護があったか、とか、何を話したか、とか話した。
訪問看護の看護師さんに、「辛いきもちや『生きていることをやめたい』って言ったら、くすりを勧められて嫌だった」と言ったら、「空さんはどうして欲しかったんですか」みたいに先生に言われた。私は「わからない」って言った。先生は、「『生きていることをやめたい』って言われても、僕も何て言ったらいいかわからない。多分訪問看護師さんもわからなかったんだと思う」って言ってた。
先生に、「私がどうして欲しいか」を伝えることが大事、みたいに言われた。それから、これは入院中にも言われたことだったけれど、「『助かりたい』と思う手助けはできるけれど、『助けて欲しい』だけだと…」って、入院中にも、「『助けて欲しい』だけだと難しい。助けられない」って言われてた。

この日は先生と長めにお話しできたけれど、話したかった体重の話しがあまりできなかったし、自分のきもちを伝えきれてなかった気がして心残りがあって、診察の最後、次回の予約表をもらったあと先生に、「最近、先生私のことわかってくれてるのか不安になる」って言ったら、先生は「僕は空さんが話したことはわかろうと思ってます」と言ってた。

この日、先生は「良い話しができたと思う」と言っていたけど、私の中ではもやもやしたきもちが残った診察だった。
最近、外来のあとに、そういう不安や不満なきもちが残ってしまうことが続いている。せっかく外来で先生とお話しできたのに、私は先生のことがすきなのに、どうしてこんなきもちになってしまうんだろう…と思う。

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