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次に会うまでの約束

あの日あった時次に会うまでの約束をしたのだろうか?

きっと未来のいつ頃どこかで会えるとは思っていたけれど、きっと今までのように、いついつに何処でとは伝えていないと思うんだ…

もし伝えてたとしてももう3ヶ月以上前の事だから覚えてないだろうし、確かになんの約束もしていないと思うんだよね…

でも、何故なんだろう

予定が出たら会いに来るよね?と当たり前に思われている気がして、それも何だか癪に障るから…会いたい気持ちももうかなり薄れてしまっているんだ…それでも何も変わらない2人だから…

どんなに距離を縮めてももうこれ以上は縮まらない謎の壁に阻まれて、その壁は見えなくて感触もなくとにかく何かの結界のようになって近付けないように設定されている。
これ以上は限界だと思うのはきっと私だけなんだろう…あの人は私に何を期待しているのか?期待していなかったとしても、何を求めているのだろう?それすらも無いのだろうか?無いかもしれないけれど、居てくれるだけでそれだけでいい…と会えるだけでも良いと…そう言われて会い続けて来たのだが…私にとってそれは瞬間の切り取られでしかなく…そこからの未来はどこにも繋がらない私1人で生きていくその曲がりくねった細い不安定な道しかないのだと言うのに…

誰の幸せのために2人が会うのか?
幸せなんて必要ではないのかもしれない…
会いたいと思える気持ちが大切で、それ以外何も要らないのかもしれない…
私は、会いたいより見ていたいだけな気もする。そこに存在しているのを確認するだけでもういいのかもしれないと思っている。

私には何も価値が見つからないので
そんなふうに思ってしまっても仕方がないとは思うんだけれど…きっとそんな事を言ったらめちゃくちゃ怒られるだろう。

私はひとり静かにそんなふうに鳥居の向こうのあの人の姿を見つめていた…


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