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20240423 視点の高さを変えるだけで

こんな経験はないだろうか?
子どもの頃に、「広いなぁ』と思っていた場所があったとする。
大人になってからその場所を訪れると、「あれ?こんなに狭かったっけ?」と感じる。

自分自身もこういう経験がたくさんあった。
最初は、訳が解らなかったのだが、あるときに気がついた。
それは、成長して身長が伸びたことにより、視点の高さが高くなったのだということに。

じゃあ、背が高くなると何でも狭く見えてしまうのか?というと、そういうわけではない。
たとえばクルマを運転する際の視点。
それこそ1990年代位までは、クルマの背の高さはそんなに高いものがなかった。
日本で一番売れていたクルマは、カローラだったし。
バブル全盛期などは、マークⅡ三兄弟あわせると5万台くらいは売れていたはず。
遊び車も、レガシーを始めワゴンが売れていた。
セダンにワゴン。
今からすると、背の低いクルマが主流だった。

そうした流れが変わったのは、ホンダのオデッセイや三菱RVRなどのワゴンより少し背の高いクルマが出始め、そして軽自動車のワゴンRで背が高くなり、駄目押しはホンダのステップワゴンからはじまるFFワンボックスが出始めた頃からじゃないだろうか。
今は、なんでもSUVの時代になっている。
これも、背の高いクルマの仲間といっても良いんじゃないだろうか。
こうしたクルマに乗ると、視点が高くなることで周りの見通しが利き、運転しやすく感じるというのがある。

なんだか、世の中全体が視点の高いところへと向かっているような気がする。

これは、クルマの運転席の窓を開けて撮影したもの。
自分のクルマは、今どきあまりはやっていないセダンである。
着座位置は、低い。
その窓を開けて撮影しているのだから、視点の高さ的に考えると、小学生くらいの視点になる。

カメラを構えて撮影するとき、視点の高さは基本的に自分の目の高さの位置になるはず。
自分の場合、身長は180cm程あるので、視点は170cm位だろうか。
そこから40〜50cm程度は低いところから撮影している。
撮影してみて感じたのは、様々な物が大きく見えるということだ。
周りのものの背が高く感じるところから来る感覚だろう。
そして、この視点の高さが妙にしっくり来るところでもある。

そういえば、二眼レフで撮影するときも、この高さくらいにカメラを構えているかもしれない。
これから、普通のカメラを持って出たときも、視点を低くしてみて撮影するなんてことをしてみたらどうだろう?と、ちょっとわくわくしている。

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