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20221015 「スマホのカメラじゃなくて、あえてカメラを使う理由」の続き

2022年の4月19日に、こんなnoteを書いた。

これを読み返したのは、このnoteに「スキ」と「コメント」がついたから。
改めて、読んでいただいているなんて、有り難いなぁと思う。
そして、再び自分自身にこのことを問いかける状態が生まれた。

何で、スマホのカメラじゃなくて、あえてカメラを使うのか?

前にnoteに書いたときは、「遊びがあるから」と書いた。
やっぱりそれは今でもそう思う。
しかし、iPhone4から始まって、5、6、7、Xs、そしてiPadは2012,Air、Air3とカメラ付きの端末を使うようになってからかれこれ10年以上になる。
初めてiPhone4を手に入れたのは、2011年の1月末。
そして、これらの端末で撮影した画像は16843枚になっている。
それだけの枚数が、iPhoneには保存されている。
iPhoneの写真アプリを開くと、年ごとに開くことも出来て、それがアーカイブとして写真を眺めることも出来る様になっている。
そうやって見てみると、iPhoneで撮影したものも年数が経てば、記憶とともに色々な事や感情がよみがえってくる感じがある。

そして、iPhoneのカメラの進化も感じられるところでもある。
画質はホントに良くなっているのがわかる。
iPhone4の画質は、暗いところではまだまだよろしくない。
同時期に使っていたSONYのCyber-shotの方が、遙かに綺麗に写る。
それが、暗いところでもiPhoneでそこそこ写る。
PENTAXのQなどは、それなりに暗いところでも使えたし、仕事ではEOS Kiss X5が大活躍という状況。

しかし、iPhoneXsまでくると、今の自分の手持ちのデジカメ達では、オールドデジタルカメラになっていることもあり、暗いところでの撮影は太刀打ちできない所まで来た感じもある。


2011年3月1日のバスターミナル
iPhone4


2011年3月28日 大分豊後高田
iPhone4


2011年3月28日 大分豊後高田
RICOH R8で撮影したもの


iPhone4


RICOH R8

でも、iPhoneを使い始めてから、デジカメを使う機会は圧倒的に少なくなった。
普段使いはほぼほぼiPhoneで済ませるような感じ。
カメラを持ち出すのは、しっかりと記録を取りたいときだけという感じになった。
iPhoneはどちらかというと、「日常に寄り添う、いつでもどこでものカメラ」という役割を担っていた。

じゃあ、そこから何でiPhoneよりもあえてカメラを使うようになったのか。
それは、立場が逆転したからに違いない。
iPhoneやiPadのカメラは、ほぼほぼ仕事で使うのに十分な性能となった。
また、仕事とデジタルの関係性も変わってきて、iPhoneやiPadが仕事の一部に組み込まれた状態が当たり前になった。
iPhoneを使うのが、OFFの世界からONの世界へと変わってしまった。
おそらくそんなことで、あえてカメラを使う事で自分に遊びを作っているという感じになってきたのだ。
それは、かつてデジカメを使うことに対してのフィルムカメラという関係性だったときのように。
スマートフォンが出てくるまでの時代、デジカメがONの世界で、フィルムがOFFの世界という構造とよく似ている。

そうやって、少しずつ自分と道具の関係性が変わってきている。

そして、今はやっぱりあえてiPhoneではなくカメラを使いたい欲求が高い。

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