気づけば10代最後の1年が始まっている。

退屈な授業は時計の秒針が遅く感じるのに寝ている間は時間なんて気にしないのに、私の意志とは無関係に18年は過ぎ去った。いや18年を生きてきた。

これまでの人生を振り返ろうかとも思ったけれど、過去は変えられない。未来も変えられない。今この瞬間を精一杯に生きること。それが私にできる唯一のこと。

大学生になってからはや一ヶ月。4月に立てた計画とは全く違う日々を過ごしている。

当初の計画がだめだったわけではない。私の心が動く対象が変化しただけだ。私は過去を振り返らないし未来のために生きない。今を生きる。

未経験のものをたくさん始めることにした。それは意図してそうなったというよりも、これまで興味があってもできていなかったことを行動に移しただけのことだ。

不安や心配のほうが大きいことは否定できないが、だからといってこの選択が間違っているとは思わない。やってみないとわからない。やってみてもわからないかもしれない。

物事を短絡的にしか見れないことはきっと将来致命傷になるだろう。
でも私にとってはそのような心配をすることすら滅多に無い。

明日は明日の風が吹く。そう信じてこれからも生きていきたい。