人と巡り逢うことの不思議さ
また明日ね!
また遊ぼうね!
私たちはいつも誰かと別れるときにまた会おうという気持ちを伝えあう。それは本当に会えるかどうかは関係ない。出会えてよかったと伝えるための文句だ。
電車に乗るたびに車窓から見える家々をみて思うことがある。
きっとここに住んでいる人のほとんどとはすれ違うことさえないのだろうな。同じ時代を生きているにも関わらず存在すら知らずに死んでいくのだろうな。
そう、一生のうちに巡り逢える人数は数えるほどしかいないのだ。
それなのに私たちは日々人間関係に悩まされている。
あの人とはうまくいかないとか、あの雰囲気は肌に合わないとか、、、
でも地球上に何十億人もの命がある中で巡り合えた人だと考えるとなんだか不思議な気持ちになる。
しかも友達には何度も何度も会う。これってすごいことだと思う。
北海道で出会ったスロバキアの人、秋田でこけしを買ったらなまはげのキーホルダーをプレゼントしてくれた人、式根島でゴマサバを分けてくれた人、富山のキャンプ場でスイーツをくれた人、屋久島で台風が来たとき避難所で一緒に過ごした人、、、
日本全国にいや世界中にもう一度会いたい、話したい、と思う人がいる。
だけれど名前も知らない人ともう一度巡り合う確率なんてきっとゼロに限りなく近い。
人付き合いが苦手だからこそ、ひとつひとつの出会いを大切にしたい。
明日死ぬと思って今日を生きよ に倣って
もう一度巡り合うことはないかもしれないと思って今を生きたい。
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