トークンベースという考え方⑴
初めまして。そらすえと申します。簡単に自己紹介させてください。
僕、ブロックチェーンとDAGを組み合わせて新しいDappプラットフォームを開発している、癖が強い高校生です。
そのプラットフォームを作るために、以前ethereumの仕組みを勉強しました。
ethereumといえばスマートコントラクト(以下、スマコンと略します。)ですよね。非中央集権的にあらゆる処理を行える「ワールドコンピューター」として注目を集めています。
スマコンは名実ともに非中央集権で、コードに書かれていない処理がされることはありません。
しかし、スマコンの設計モデルがどうも中央集権的だと僕は思うのです。(注:これは完全に見た目の問題で、実際の処理も中央集権的だというわけではありません。)
例えば、アドレスごとにメッセージを保存してくれるスマコンがあるとします。皆さんが保存したメッセージは、どのアドレスに紐づいていると思いますか?
なんと、一人一人のアドレスではなくスマコンのアドレスが全てのデータを持っているのです。具体的には、「Aさんのデータはこれ、Bさんのデータはこれ‥」というデータリストをそのスマコンが所有しています。
だからと言って何も問題ないですが、なんだか設計として気持ち悪いですよね(笑)中央サーバーがデータ握っているかのようです。
また、みんなのお金(トークン)をスマコンで動かそうとしたら、これもスマコンのアドレスに集めなければいけません。(そして、そのスマコンにバグがあれば、集まってたお金が根こそぎ奪われます。)
さて、この問題の原因は何でしょうか?
僕は、「スマコンがそのアドレスのお金・データしか扱えないこと」だと思います。
逆にいうと、トークン自体にコードを設定してしまい(〜とき新規発行できる、など)、コードの適用範囲を全アドレスにすれば、無理にトークンやデータを一つのアドレスに集めなくても問題ありません。
これが、アドレスベースに代わる「トークンベース」です。
では、どのようにトークンをコーディングするのかなど、詳細を次回書いていきますね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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