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トゲトゲ

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数年前、私だけの音楽と思っていたバンドが爆発的大ヒット。正直にいうと喜べなかった。悔しい!前から知ってたのに!の気持ち、もっと前からのファンの人は全然いるのに超古参ムーブをかましたくなる自分自身にも嫌気がさす。

ツアーの度、毎回欠かさず買っていたラバーバンドやタオルもみんなが持っているならいらない!という強気キモマインド。(結局購入)もしアイドルファンとかだったら新規ファン断固拒否!のタイプなんだろうな…とゾッとする。超絶トゲトゲ女わたし。

活躍とかファンが増えたのを素直に喜べないって、私本当にそのバンドのことが好きなのかな?コアな音楽を知っている、聴いている「自分」が好きだったんじゃないかな?とかよく考えてた。

けど実際、ホールとかアリーナに立つ彼らを目にしてしまったら、祝福、感謝、感動、感激、最高、愛愛愛、大好き、うわああというぐっちゃぐちゃだけど最高の気持ちになった。本当に好きだったんだな私…とどこかホッとした。

この頃には、トゲトゲがまあるくなっていた

彼らは、どんなに大きな舞台に変わっても、小さな箱でやっていたときと同じことを伝え続けてくれた。

そして今日彼らは、身の丈に合わない小さなライブハウスに戻ってきてくれた。1列目、ぎゅうぎゅうになりながら、髪も顔もぐしゃぐしゃにして、彼らを愛するひとたちと一緒に、大好きなうたを歌う。あまりにも素敵な空間だった。

私が彼らをずっと見ているように、彼らも私たちをずっと見ていてくれている、そう感じた。

売れそうにない音程で、ずっと歌っていてくれよな!!!!!!ビッグラヴ!!!!

CHOSYOKUというアルバムは、私がいちばん最初に好きになったアルバム。死ぬまでずっと好きだと思う。

以上。

 

本当にごめんね、こんな僕で

girl my friend/マカロニえんぴつ


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