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産育休期間振り返り〜産前休業編〜

2022年10月7日から半年予定の産育休期間に突入している。
ちなみに明日11月2日に、予定帝王切開で出産予定である。

第一子なので全てが未知である。心配性で神経質な自分は、妊娠がわかってから、ずっと大きな不安のなかにいた。育児と仕事をしっかりとやっていけるのか、自分を見失ったりはしないだろうか、今後の人生設計どうすればいいの。
そうした日々の中で「産育休期間を大切に使って、自信と余裕をもって生きていける自分になりたい」という目標が、むくむくむく、と湧いてきた。

とはいえ、みんななんとかしてるし、きっとなんとかなるのだと思う。大丈夫だよ、という声をたくさんもらった。嬉しかったし、とっても安心した。
復職が比較的早いのは保活的な事情が大きく、会社は決して無理しないでねと温かく送り出してくれた。本当にありがたい。妊娠期間中は人の優しさにたくさん触れられて、よく泣いた。(妊婦はホルモンのせいですぐ泣く)

私も別に、周囲になにか圧をかけたり強制したいわけじゃない。
でもこういうことはやっぱり、自分自身が納得しないと意味がないのだ。どうしたら自分らしくやっていけるだろうか、ということと、半年かけてちゃんと向き合いたい。

ということで10月やってみたことを記す。

やっていたこと

  • 出産に向けた体のケア
    とはいえまずは目の前の出産を乗り越えることからだ。妊娠期間結構元気だったので、ヨガや運動をよくやっていて、メンタル的にもすごく助けられていた。分娩について調べている間に、お産って特殊なスポーツ種目みたいだな……という結論に行き着いたので、産休はいってすぐに体のケアを最優先に行った。
    具体的には、体力づくり、マッサージ関係(会陰とか)、骨盤底筋群トレーニングなどなど。肩甲骨周りのヨガが気分転換になった。
    10月後半に突如予定帝王切開に切り替わったので、今になると5割くらい無意味だったんじゃないかと思うが、産後回復の速さに期待することにする。

  • 新生児お迎えの準備(書類、お買い物、環境)
    心配性なのでどうしても新生児グッズを揃えるのを後ろ倒しにしてしまっていたので、産休入ってから一気に準備した。といっても消耗品についてはわからないことばかりなので、大きめのものや室内環境しか整えていない。
    また産褥期の自分はポンコツでいっぱいいっぱいだろうなと思い、必要な書類は準備できるところは準備してみた。(現時点で、産褥期の自分への信頼度はマイナスである)
    限度額認定証は産休入ってすぐに申請するのがおすすめです。

  • 育児について勉強してみる
    これも正直やってみないとわからないけど、いざ病院から家に帰ってパニックにならないように、基本的なルーティン(授乳、おむつ、抱っこ、着替え、沐浴などなど)やSIDS対策、最適な室内環境、赤ちゃんの体の仕組みなどを、本を読んだり、インターネットで調べたりした。つくづく動画のありがたみを感じた。
    育児本は妊娠後期あたりで買ってはいたけれど、ギリギリじゃないとすべて忘れる気がする……。と思って、これも産休入って一気に取り組むことにしていた。さて、どのくらい役に立つかな。

  • 保活(2023.4入所)
    提出書類の多さにびびった。
    つくばは都内より選択肢が少なく、第三希望までしか書けないという制約もあるので、そんなにがっつりやれたわけではないのだけど。
    産前にやるメリットとしては何より動きやすさ。デメリットとしては生まれてもない我が子に「この保育園が合うかどうか」を一旦決断しなければならないということか。
    激戦でも1歳で入れたい理由はきっとこういうとこにもあるんだろうな。
    ちなみに保育園見学に行ってみると、各保育所の保育方針の違いをまじまじと感じられるし、自分がどんな育児をしていきたいかを考えるきっかけにもなって、非常によい体験だった。家族で複数で、何個か見に行くといいと思う。
    しかし保活ってめちゃくちゃアナログ情報戦なんだなと実感。地元に職場があるとか、マンション内ネットワークとか強そう……。

  • MIRAISに入会
    会社に経産婦が少なかったと、産育休期間に大人とのつながりに確実に飢えると思って、育休者向けのオンラインコミュニティを探していた中で、自分に最も合いそうだなと、MIRAISに入会。
    入ってみたら大学の同期がいたり、家が激近の方と出会ったりして、早速素敵なご縁を感じている。
    自分のような第一子を迎える人も、二人目、三人目、なかには五人目という方も…!人生の先輩方からいろんな話を聞いてみたいな。
    月に一回、コミュニティ向けに読書会を企画する図書委員入ってみた。ちょっとしたタスク処理が復職へのリハビリにもなりそうだし、本が好きな人と一緒に楽しく過ごせそう。

  • 今後の人生について考える、の準備
    って書くとなんか仰々しいけど(笑)。でも少なくとも、母親という新しいアイデンティティを新たに得た自分は、今までと大きく変わるのは間違いない。
    「プライベートの自分」「仕事人としての自分」「親としての自分」という3つをバランス良く保ち、それぞれが連携して自分らしくあれるようにしたい……というぼんやりとしたビジョンはあった。ので、それをしっかり進めていけるよう、産育休期間中にしっかり基盤を作りたいなと思っている。
    そんな中、下記2つの本がとても参考になった。いまはこの2冊をベースにいろいろ計画をつめたり、自分のことを振り返ったりしている。


  • 子どもがいると若干難しくなりそうな、自分の好きなことをする
    美術館は相当難しいだろうなと思い、「ピカソとその時代展」に行った。
    めちゃくちゃよかった。本当は国宝展にも行きたかったけど、展示量と体力が見合わないので断念。国宝展の感想待ってます。
    あとはカフェで好きなだけ本を読んだり、カウンターメインのお店納めをしてみたり…。でも行ってみたら「うちは子ども大歓迎だから!」と笑顔で送り出してくれるお店ばっかりで、これにもありがたみを感じた。世の中は本当に優しさであふれている。自分もそうなりたい。
    入籍した墨田区役所のあたりに二人で行って、隅田川を眺めていたら、なんだか不思議な気持ちになった。あの頃は二人、いまはもう三人。


東京の東側が好きだ


  • 日報をつける
    ぐだぐだしそうだったので、職場でやっていたのと同様の「やったこと、明日やること、ふりかえり」の3点セットをつけた。毎日コツコツ継続できたし、自分の振り返りにもなってとってもよかった。
    でも生後0〜1ヶ月は24時間営業だから、ちょっと厳しいかもしれない。ぴよログはがんばる。


ふりかえり

産休入る直前にやりたいことを事前リスト化していたので、それにそって進められてよかった。やっぱり準備は大事だね。
自分の、スケジュールを逆算し、計画的に物事を進める長所を久しぶりに見出せたのもよかった。ただスケジュール逆算するとすぐに焦っちゃうから、おおらかな気持ちでたのしく取り組みたい。

自分が心底不安に感じていることと向き合うのは、本当に億劫だったけれど、同時にそれを解決できたらとても自信がつく、そのための準備と思ったら結構やる気になった。恐れているものを直視するの大事。

あと、思った以上にお産直前に気持ちが揺れてびっくりした。産休中に、自分の中で急速に成長した「母親」というアイデンティティに驚き、飲み込まれてしまうことも。すごく怖かったなあ。
冒頭にも書いたけど、プライベートの自分、仕事人としての自分、母親としての自分、という3つの軸をバランス良く保ちたいという気持ちをあらためて強く持ったし、メンタルをしっかり保っていけるように実践研究したい気持ちになった。

こうやって、やったこととその振り返りをすることは、仕事でもずっと大事にしてきたけど、どの方面でも大切なプロセスなのだなと再確認。産育休中も続けたい。ということでnote書いたのでした。

予定帝王切開レポは需要ありそうなので後日書きたいと思っています。
早期離床がんばります…。



読んでくださいましてありがとうございます〜