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越後姫〈あまおう

えちごひめを地元の方々が発音すると「いちごひめ」になるらしい(^O^)
はじめて新潟にきて、たしかに北前船で栄えた大きな街なんだなぁと感心する。わたしは自他共に認めるあまおう好きなので、巨大な越後姫にかぶりつきながら知人は「あまおうの方が甘い?」と聞いてくれた。最近のいちごの種類の話になり、いくら珍しくても白いいちごなんて気味が悪いといったら、希少価値=高値、が栽培の動機なのかね、というプチ結論になった。写真は越後姫でもあまおうでもないふつうのいちご🍓だが、やはり、いちごは赤くていいんじゃない?
似た話では、紫色の野菜がある。紫キャベツとか玉ねぎとか…7色のサラダをつくるには必要で、紫色はアントシアニンの色だろうから抗酸化性が高いのだろうけど、正直あまり食欲をそそる色でもない。オレンジや黄色の暖色系は食欲を高めるからダイエットするにはブルーの食器がいいと聞くし、以前、Diorにプアゾン(毒)という香水があったが、そのボトルも紫色で、全人類的はこの色から毒(危険)=食べるな系の信号を受けとるのか。いつだったか、栄養学系の先生から「子どもがピーマン🫑がきらいなのは、みどり=未成熟(毒を含む)、危険を意味するから」と教わったことがある。色は波動(周波数)そのものだから脳にはダイレクトに伝わるのだろう。
脳にダイレクトにといえば、匂いもそうで、この日、白山神社の庭で色とりどりの梅の花を眺めていると、そうそう、春になるとこの匂い、というものを感知した(梅の花の香りとは別の)、脳では嗅覚と記憶を司る部位が隣接しているから、瞬時に判断する。昔、愛用していた香水とかうなぎの蒲焼のにおいは目をつぶっていてもわかるし、桜の匂いをかげば桜餅を思い浮かべるひともいるいるだろう。そう考えると、食べものの色や辺りに漂う匂いは、わたしたちのいのちに直結する、だから脳幹が司るようなダイレクトな生体反応になるのだなぁなんて、チーズケーキを食べながら考えた…いちごなんて、そんなことわざわざいってないで、おいしくいただけばいいじゃない、といわれそうだがそういう性分なので仕方がない。
さて、その後数時間して、知人のイチオシの食事処で日本酒をいただいた。2人で一合ずつ注文したので、次は何に?となり、結局のところ、同じ酒造場の銘柄のランクちがいをお試しすることになり、はからずも上から下に飲み比べすることに、ふつうはさぁ、下から上に、わー、やっぱりすごいねちがうね、といいながら飲むものじゃないの?といいつつ杯を重ねた。今年の新潟は雪が少なく、予想外に桜が遅いことを含めて暖冬だったのかも、という状況らしい。通りすがりの市場に並ぶ筍は福岡県産と表示があり、おお!と反応する。そう、福岡県民のソールフードのひとつにはこの筍もある。特に北九州市は竹林面積日本一。他県にきても目につく、ちょっとした県民愛のようなもの(笑)


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