871ンスタライブ #041(松本明奈)

2021年3月7日(日)
#871ンスタライブ  #041

第41回目の配信はHIP LAND MUSIC、WEBマーケティング部の松本明奈さんを迎えてお届け。社内シリーズ第1弾?の配信はレーベルから事務所への転職を経た松本さんの略歴から、定義が難しいA&Rの話、プロモーションについてなど音楽にまつわる仕事のあれこれを展開していきました。

主催:柳井貢(以下:871)
ゲスト:松本明奈(以下:松本)

(871) こんばんは。日曜日にやるの久々かな。
皆さん日曜日はどんなお過ごしをされてましたか?

「しっかりバイトでしたー」
ご苦労さまでしたー!アルバイトね。大変だなぁ。頑張った?

「宿直しながら観てます!」
宿直って、看護師さんとかですかね。

「逃げずにめっちゃ筋トレやってました。」
何から逃げそうになるんだろう。自分の、サボってもいいじゃん、みたいな気持ちかな。

「夜勤中にこっそり観ています」
宿直とか夜勤とかお仕事されてる方もちょこちょこいますね。そっかぁー。僕も割と夜働いてた時期が長かったですけどね、昔は。コンビニとかクラブとかね。

今日は、社内の人を呼びます。HIP LAND MUSICもMASH A&Rも通じて、社内の人を呼ぶの初めてじゃないかな。僕とかはどうしてもマネージャー目線の仕事の話が多くなっちゃうんですけど、音楽の仕事ってマネージャーだけじゃなくて、普通に経理とかもいますし、照明さんとか、音響さんとか楽器さんとか専門職もいますしね。色んな仕事がある中で、そういった方々がどんな風な気持ちで、何をやりがいにしてるかとか、そんな話が聞けたら良いのかなあと思って。去年の春からHIP LAND MUSICに入ってこられて、プロモーションだったりの仕事をされてる松本さんに、(配信に)呼んでもいいですか?っつったら、「私でもよければ」みたいな感じで言って頂いたんで、お呼びしています。繋ごうかな。

(松本) こんばんは!

(871) こんばんは。

(松本) 凄いですね。たくさんの方が集まってて。

(871) でもここ最近ではちょっと少ないかも。やっぱマニアックなのかな、内容が。

(松本) そうですよね。しかも遅い時間といえば遅い時間ですからね(笑)

(871) あ、日曜日っていうのはあるかもしれないです。でも毎回この時間です!

(松本) そうですよね。いつも布団の中でみてます(笑)

(871) なるほど。え、早くないですか?なんか、2時から3時くらいまで音楽聴いたり映画観てる印象。

(松本) あ、でも音楽聴くのは今もう携帯で聴けるし、映画もパソコンで見れるんで、布団の中に入ってみてます(笑)

(871) ナイトエンターテインメントしてるわけですね。
いやー、改めましてありがとうございます!

(松本) いえいえ、すみません。私で本当にいいんですか?って思いながらですけど(笑)

(871) いやいや、もう色んな人にお話を聞きたかったり、聞かせてあげたかったりするので。なんか社外は割と呼びやすいんですよ。「あ、いいっすよー」って言ってくれたり「俺もう無理、そういうの」っていうに分かれるので。でもこれ1個発見っていうか、サシで1時間喋るのって、他人に見られてるかどうか関係なく、なかなか無くて。

(松本) あ、そうかもしれないですね。

(871) 担当してるメンバーとかでも、呼んで喋ると「そういえば2人でこんなじっくり喋ることないよね!」っていうことがあるので、意外と面白いなって思ってます。

(松本) そうですね。なんか見ててもやっぱり、マンツーだとすごい深い話というか、踏み込んだ話が意外と出来るものだなぁと思っていて。人の目があっても(笑)面白いですよね。

(871) そうなんですよ。見られてる、っていうのがポイントで。仮に「昼飯ちょっと食いに行きましょうよ」って食いに行ってたとしても、お互い仕事忙しいの理解してるから、ちょっとLINE飛んできて返したりとかで、改めてインタビュー形式みたいな形で喋るようにはならないんだよね。オフラインというか、表に出てないと。でもこうやって他人にみられてると、意外と、ちょっとでも誰かのためになるような話をしなきゃ、っていうモチベーションを保とうとするので(笑)

(松本) 確かにそうかもしれないですね(笑)

(871) よし、じゃあまず松本さん。簡単な自己紹介をお願いします。

(松本) 簡単な自己紹介。
私は昨年の春からHIP LAND MUSICに転職で入社しまして。それまではメジャーのレコードレーベルでA&Rという職業をやってました。A&Rというのが、会社によって内容が変わったりもするんですけど、いわゆるアーティストの担当として、音源の制作をしたりとかプロモーションのプランニングをしたりするのがA&Rなんですけど、それを今までやってきて。HIP LAND MUSICに転職してからは、Webマーケティング部というところで、主にWebマーケティング、日頃の配信とかの数字を見たり、SNSの管理運営したり、あとはメディアプロモーションですね。所属アーティストのプロモーションだったりとか。あと今はHIP LAND MUSICで、FRIENDSHIP.というデジタルディストリビューションと、プロモーションのサービスをやってまして。FRIENDSHIPのアーティストのサポートっていうのを、プロモーションの側面を中心にやっているというような状況です。

(871) ありがとうございます。
松本さん、ざっくりでいいんで、年齢層聞いていいですか?

(松本) 年齢層。どう言ったらいいんだろう。全然普通に38歳ですっていう感じです(笑)

(871) あ、良かった良かった(笑)いくつ?って聞くとちょっとあれかな、と思いつつ、見てる人に松本さんのロケーション情報がある方が話が入ってきやすいかと思って。20代とは全然違うっちゃ違うので、そういう参考で聞いたんですけど。1個もう既にどこまででも掘れる話で、現職とは違うかもしれないんですけど、A&Rってアーティスト&レパートリーが起源だよっていうことは僕も教わったことあるんですけど、ムチャクチャふわってしてますよね。

(松本) そうー…ですね。会社によっても、業務内容がちょっと異なったりする部分はあるんであれですけど、すごくざっくりとお話すると、まずはA&Rディレクターという役割の人がいまして、そのディレクターはいわゆる音源制作とか、映像制作をする担当になるので、アーティストとこういう曲を作っていったらいいんじゃないか、こういう人と組んだらいいんじゃないかっていう話をしてたりとか、スタジオの手配をしたりとか。お金をかけて映像や音源の原盤を制作する業務っていうのかディレクターの仕事になります。
で、もう一個、私がメインでやったのはそちらなんですけども、アーティスト担当、アー担と呼ばれる仕事もありまして。アーティスト担当は主にプロモーションのプランニングをしていったり、メディアやSNSだったりのアーティストがアウトプットする部分のブランディング、イメージ作りをしていったりとか。こういうメディアに入れて、こういう風な人達に聞いてもらえたらいいんじゃないか、とかのプランニングをしていったり、実際にそのアーティスト担当がメディアに足を運んで、アーテイストのプロモーションをするっていうようなこともやるのが、主なA&Rの仕事の、大きく分けて二つの業務になります。って感じで大丈夫ですかね?(笑)

(871) いやもう本当にね、人によって、会社によって、環境によってA&Rの言葉の捉え方って沢山ありますよね。僕のイメージはあれなんですよ、レコード会社が60~70年代に立ち上がった時に、レコードのカタログをとにかく沢山出すためにアーティストを口説いてくる、アーティストのレパートリーを揃える、っていう。

(松本) あー、はいはいはい。

(871) とにかく才能のある新人っていうか、まだ契約をしてない人達にハントするのが実はA&Rなんじゃないかと思ってる節はちょっとあります。

(松本) あーでも確かに、ちょっと時代が変わってきて、役割もちょっと変わってきているところもあるかもしれないですよね。昔は、いわゆる名物ディレクターと呼ばれる人とかがいたと思うので、その人が見つけてきたアーティストは間違いなく売れる、とかなんかそういうのはあったような気がしています。

(871) ね。やっぱりなんだかんだ言って、肩書きより、人のキャラクターとか能力とか得意なことによってやってる事も全然幅広いしね。マネージャーもそうだし。

(松本) そうですね。

(871) 説明の肩書きが足りてないからしょうがないなって思ってますけどね。

(松本) それこそ今見てたら、コメントに「転職しようと思ったきっかけとかを聞きたいです」っていう方もいらっしゃるんですけど、私がレコード会社のA&Rをやっていて、もどかしく思った部分が、レコード会社の人間はやっぱりCDとかDVDとかを売るっていうことでしか評価してもらえないっていうか、そこからの売り上げしか立たないからそこで頑張るのが役割であるっていうのが基本的な部分だったんです。でも、時代も変わっていく中でCDとかいわゆる円盤と言われるようなものが売れなくなってきて、SNSとかも出てきて。アーティストが成長していく、大きくなっていくためにやるべきことってCDとかDVDを売ることだけじゃないですよね、っていうところを凄く思っていて。なんかもっとアーティスト全体をプロモーションするというか、アーティストのために何をすればもっと売れていくのかみたいなことを考えていく方が有意義というか、これからの時代にフィットするよなぁっていう風に思って。CDのことだけを考えてるってのはちょっとナンセンスだなって思ったりもしてたっていうのが、レコード会社からマネジメントに移りたいって思った理由の一個だったりしますね。

(871) なんかちょっとざっくり、学生時代からの略歴を聞いてもいいですか?

(松本) 学生時代は全然音楽関係なくて、法学部出てるんですけど(笑)今は全くそこで学んだことは活かせてないような状態ではあるんですが(笑)学生時代に、バンドサークルに入ってたんですね。

(871) 弾いてたの?

(松本) はい!弾いてました!

(871) へぇー!

(松本) やってたんですけど、私はステージに立つ人間ではないんだって早めに見切りつけて(笑)丁度その時に『band apart』というバンドにすごく衝撃を受けて。「なんてカッコイイバンドなんだ!」って思って、ライブとかもよく見に行ったりしてたんですけど、たまたまサークルの先輩のバンドを手伝ってた時に、そこの事務所の方がバンドに対して声をかけてくれてたんですよ。「1回ライブ来て、打ち上げとかも出たらー?」とかも言ってもらって、その時にその事務所の社長さんに「私、音楽業界で働きたいんです」って言ってたら、すぐではないんですけど「ちょっと働いてみる?」って言ってもらって。band apartの事務所でちょっとバイトというか勉強させてもらったっていうのがスタートです。でもそれが丁度大学在学中だったので、事務所は辞めて、就活しなきゃって思ってたんですけどなかなか決まらず。中途採用とかでもなんでもいいからとりあえずもう手当たりしだい履歴書送っちゃえ!と思って、たまたま受かったのが前職のレコード会社なんですよ。そこで最初はプロモーターという宣伝の仕事をしてました。ラジオ局にレーベルのアーティストのプロモーションしに行ったりとか、テレビ局に売り込んでいったりとかっていうのをやってました。それを大体7年ぐらいですかね。

(871) なが!

(松本) 結構長かったんですよ。でも3.4年は並行してA&Rを兼任しながらプロモーターもしてました。それで1組、後にかなり大きくなるアーティストの担当をすることになって、ちょっと担当アーティストも増えてきたりしたので、さすがにプロモーターをやりながらA&Rやるのが無理だよねってなって、A&Rだけになって、それも7年やったっていう感じです。

(871) なるほど。それで大体14.15年その会社にいて。

(松本) そうですね。14年いましたね。

(871) 37歳くらいで転職したと。

(松本) はい。そうですね。

(871) それで言うと、大学時代に1回事務所は経験してるじゃないですか?その時の記憶で、あ、やっぱ事務所かもって思ったってことですか?

(松本) その時はそもそも、事務所兼レーベルみたいな感じだったので、見てわかる音楽業界の仕事が事務所兼レーベル、っていう状態だったんですよ。レコード会社っていうものをあんまり分からなかったですし、事務所がなんなのかもあんまりわからないで当時は働き始めてました。

(871) でもそれで言うと、前職の会社に限らずですけど、どこに関してもマネージメントはやり始めてると。僕はもう25歳から15年間、HIP LAND MUSICで事務所畑なんで、やっぱ事務所だよな、って思ってる節はあるんですけど、レコード会社で事務所みたいなことをやっていこうというより、事務所に移ろうっていう気持ちが強かったですか?

(松本) それで言うと、辞める直前までだったんですけど、1回レコード会社でマネージメントやらせてもらった時に、餅は餅屋だなって思いました(笑)レコード会社だからダメだったっていうことでもないんですけど―

(871) まあそうですね。人も需要ですからね。

(松本) そうですね。なぜ辞めたのかっていうところにも関わってくるんですけど、私辞める直前にアーティスト3組持ってたんですけど、1組が海外ツアーとかもやるようなかなり大きいアーティストで、もう1組がマネジメント兼レーベルで。もう一組はアジア人のアーティストで、マネジメントは自分でやってたので、日本のマネジメントまでは言わずとも、日本のエージェントみたいな感じでやってて。で、やっぱ売れてるアーティストにはスタッフが沢山ついてるんですけど、まだ売れてなかったマネジメント兼レーベルのアーティストとアジアのアーティストは、ほぼほぼ1人というか、外部から雇った人とかもいたんですけど、基本的に全部自分で回さなきゃいけない状態だったので、回しきれなかった、っていうのもあるんですよ。(苦笑) 自分にマネージメントの経験があるわけではないし、レーベルとしての仕事もやらなきゃいけないし、ちょっと今いる環境でマネジメントとレーベルを両方やるっていうのは難しいなっていうのを実感した中で、お世話になってたマネジメントの人達に色々助けを求めて、「こういう時はどうしたらいいですか」っていうの相談をさせてもらったりとかはしたんですけど、結局体も壊しちゃって。もうダメだってなって、環境を変えるというか一回ちょっとお休みする必要があるなっていう感じで、辞めたんですけど。でもその色々やってた中で…なんだろう、やっぱりアーティストにちゃんとより寄り添えるというか、最初にお話ししたみたいに、よりトータル的にアーティストの魅力を色んなところからプロモーションできるようになりたいなぁっていうのもあって、マネジメントに行きたい!って思って転職したって感じなんですけど。

(871) ありがとうございます!いやもうHIP LAND MUSIC的には、大戦力なんで。

でもあれですね、これ松本さんと2.3回はやった方がいいですね。

(松本) そうかもしれないですね(笑)

(871) 今、HIP LAND MUSICが力を入れてるFRIENDSHIP.の可能性とかの話もしたいし。あとはマネジメントとは言えど、いわゆるマネージャーと言っても僕みたいに多少俯瞰的な立場からトータルでやる人もいれば、やっぱり現場で楽器車転がしてくれてるマネージャーもいるし、プロモーターさんもいるし出版担当もいるし、っていうチーム力である部分もかなりデカイなと思うんですよ。

(松本) あーそうですね!

(871) 勿論アーティストパワーがあれば、マネージャーと制作と二人三脚で少人数のチームでバーンと行く時もありますけど、やっぱりそれだとしてもチーム力がないとどっかで歪みが生じると思うんですよ。って考えた時に、僕、HIP LAND MUSICの何がいいって、規模がちょうど良いんですよ。デカ過ぎず、小さすぎずっていう。ある程度のフットワークも担保されているし、補い合える各セクションのプロフェッショナルがそこそこいて助け合える、っていうのが僕HIP LAND MUSICの、1番丁度良いなって思ってるとこなんですけど。でもなんかその話もして、FRIENDSHIP.のこれもいい、これもいいっていう話に至るまでにしたい話が既に何個か思い浮かんでいて、これ1時間じゃ足らないなって思って(笑)

(松本) ははは(笑)

(871) 松本さん的に僕にこれ呼ばれるってなって、ふんわりでもいいんですけど、この話しようみたいな考えてたことがもしあるなら、そこに1回軸を置こうかなと思ってるんですけど、なんかあったりします?

(松本) あ、特に、って言ったら変なんですけど(笑)回にはよると思うんですけど、見てらっしゃる方が、音楽業界というか音楽の仕事に興味持ってる方が多いと感じたので、どちらかと言うと、聞きたいことがあればお話ししますスタンスかなってちょっと思っていて。まぁ、普通の感じでは音楽業界入ってないから参考になるかどうかは分からないんですけど、でもそれなりに色々経験したかなっていうのもあるんで。

(871) ここまでの話って、ある程度事務所とレーベルの違いとか、僕らにとって超常識になってるけど、外から見てるといまいちわかんないことが前提条件として分かってないとちょっと楽しめない話をしてきたなっていう気もしていて。要は、ちょっと本腰入れて調べないと、『サカナクション』はビクター所属だと思っていて、HIP LAND MUSICを知らない人達―

(松本) あーー。

(871) レコード会社所属の方がやっぱりテレビを通じてだったりとか耳に入ってくることが多くて。事務所ってじゃあ何をやってるの?みたいなことを知らない方も割といたりとかして。

(松本) 確かに。そうですね。

(871) 対象者をどこにおいて話をするのかって結構難しいところではあるんですけど。でも、なんでしょう、ざっくり僕の言語化で言うと、マネージャーはとにかくトータルのパートナーだと思っていて。もちろんどんな楽曲を作るかとか、どんなライブをするかとかもそうだし、健康上の相談にも乗るし、生活ベースの相談、例えば収入の金銭的な相談にも乗るし、時によっては、このタイミングで結婚していいのかとか、このタイミングで子供を作っていいのかとか、ライフプランの相談にも乗ることもあると。っていう中で、とにかくトータルのパートナーだなって僕はマネージャーに対して思ってるんです。で、そのマネジャーが全てのディティールまでコントロールするっていうのが難しいので、プロモーターとか、ライブ制作がいたりとか、音源のディレクターとかがいたりすると。で、その中で松本さんは主にプロモーション、宣伝っていうところにウエイトを置いて仕事をしてきて。レコード会社から事務所に転職をしたとは言え、今も主に宣伝にウエイトを置いた仕事をしてる松本さん的に、やってて良かったな、とか、大きいことも小さいことも、こういうところが面白いよとか、こういうところがしんどいよ、もあると思うんですけど、こういうところにプライドを持ってるよとか、そんなお話が聞けるといいなと思います。

(松本) なるほど!
基本的には、アーティストの為になりたいっていうのがあるんですけど。そうだなぁ…1番最初にやってて良かったというか、「プロモーションすることでこういう風に喜ばれるんだ」って思って感動したことが、まだプロモーターとして1年とかぐらいの時に、ラジオのヘビーローテーション、例えば1ヶ月とかで何回も何回もその曲をかけてくれるような、ヘビーローテーションというのを初めて取った時に、当時割ともう有名なアーティストだったんですけど、そのマネージャーさんから最初電話いただいて「ヘビーローテーション取ってくれてありがとう」って言ってくれたんですけど「ちょっと待ってて」って言われて、電話口にそのアーティストさんが出てきて「ありがとう」って言ってくれたんですよ。あっ、何かこんな末端の…って言ったらあれなんですけど、曲がたくさんかかるようにプロモーションして、1個ヘビーローテーションを取った時にですらアーティストは喜んでくれるんだって思ったら、なんか自分が音楽をオススメしていく、色んな人に「これいいですよ」って言っていく仕事もすごいやる気になったっていうか。「あ、これは頑張り甲斐があるなぁ」なんて思ったりしたのが、結構私は残っていて。

アーティストとか、楽曲提供するような作家の方とかもそうだと思うんですけど、0から1を生み出すってすごい大変なことだと思うんです。それを、できること自体がそもそもやっぱ素晴らしいというか、尊敬に値する事だし、それが色んな人を感動させたりするっていうこと自体も自分には到底出来ない凄いことだから、それをよりたくさんの人に知ってもらいたいとか、自分が感動した気持ちを共感してもらいたいみたいなところで、プロモーションという仕事の大切さというか、面白さみたいなものをやりながら感じていたっていうのがありますかね。まだまだ売れてない頃から、大きい会場でライブするようになったみたいな流れを見た時に「あー、頑張ってプロモーションしてきて良かった」って思えたりとかするので、良いものを良い、って言いたいっていうことと、アーティストにも喜んでもらいたいし、その先にいるお客さんにも喜んでもらいたいっていう気持ちでプロモーションしてます。なんか取り留めもない感じになっちゃいましたけど。

(871) 恐らくですけど、ラジオにプロモーションかけてヘビロとって、ご本人にお礼言われて、っていう原体験的な事って、多分20代くらいの時の話じゃないですか?

(松本) そうですね。22歳くらいですね。

(871) 最近やっぱり、ラジオでヘビロとるっていうフォーマットがなかなか聞かなくなってきて、“ラジオ35局ヘビーローテーション!”みたいなことも、なかなかプロモーショントークにならなかったりする中で、難しさはあれども、僕もエリアでヘビーローテーションの局担の方がいる場合は、その方をなるべく立てるっていうのは意識はしてるんですけど、やっぱりそういう場面ってちょっと減ってきてるなーって思います。それもすごく大事だけど、今はSpotifyでプレイリストどれくらい入れられるかとか、そういうところにもなってきてると。でもちょっと穿ったところをいくと、レコード会社のプロモーターさん、特に局担とかでいうと、そのレコード会社ないしレーベルからリリースされるものって、基本的に全てラジオにプロモーションかけなきゃいけないじゃないですか。

(松本) そうですね。基本は。

(871) その時に、「うーわ。全然わかんない、このイチオシの新人」っていう音源を聴いた時、どういうモチベーションだったんですか?

(松本) わたしは、だったんですけど、アーティストの情報とか楽曲の情報をアーティスト自身だったりとか、マネージャーさんとかから貰ったものを伝えはするんですけど、いいと思ったものと、そうじゃないものの差はめっちゃつけます。自分がいいと思ったものは「これすっごい私もいいと思ったんですけど」っていう言い方しますし、「ちょっと分かんないんですけど、でもこういう感じのアレで…」っていう説明の仕方にしたりとか。いいか悪いかはちょっと分かんないんですけど、自分も人だし相手も人なんで、そういうちょっとした感情が入ってても、まあいいかなっていうか。「これどうしても会社でやらなきゃいけないんです…」みたいなことも言ってましたし。(笑)

(871) なるほどなるほど。いいですね。最近はそんな聞かないですけど、それこそ15年前…10年くらい前もあったかな。「やばい新人だから全国30局絶対とるぞ!」みたいなプレッシャーあったりするじゃないですか。「絶対とってこい!」みたいな。毎月あるローテーション会議が微妙に早い遅いがあって、早い月だと前の月の5日くらいに、「○○エリアとれましたー!」みたいな。そういう情報が回ってきて、「やばいやばい、どこ絶対行けるんだろな」みたいな(笑)懐かしいですね、そういうの。

(松本) いや〜ありましたね。今はそもそもプロモーションの仕方が変わってきてるんで、必ずしもってことではないんですけど、でもなんかプロモーションすることの基本ってそういうところかなっていうか。「このラーメン美味しいんで食べてくださいよ」っていうより、「これ、いつも行列でなかなか食べれないラーメンなんですけど、この醤油の味がどうでこうで」って説明して「食べてみて」って言われた方が絶対食べてみようかなっていう気持ちになると思うので。やっぱり情報とか、それを一回自分で体験してみた感想みたいなものを添えて、人に伝えた方がなんか伝わるんじゃないかなーっていう気はしていて。プロモーションする相手が、ラジオとか雑誌とかの人達じゃなくて、SpotifyとかAppleだったりの人達に変わったとしても、そこは一緒かなっていう風に思ってますけどね。

(871) ちょっとだけ自分の話をすると、僕のインスタライブでも1回来てもらってるんですけど、三宅正一さんっていうライターさんがいて。(その配信はこちら→ https://note.com/gift871/n/nab19b3c29fc6)

僕、20代後半とか30代前半ぐらいの時に、頭下げてプロモーションすることの違和感というか虚無感に襲われまくってた時期があって。「もうプロモーションしない!」みたいな。楽曲とかパフォーマンスが良ければ、気づいて取り扱いたいって言ってくれる人は言ってくれるし、お願いしてまで聞いてくださいっていうのやだな、って凄い思ってた時期があって。でもその時に、三宅さんに言われたんですけど、「柳井さん、そのアーティストのためとか、自分の仕事、相手の仕事のためにプロモーションしてるって思うと、そういうしんどさみたいなことが出てくるかもしんないけど、プロモーションをすることで1番得してるのは誰かっていうと、その楽曲・そのアーティストと出会えたファンが1番メリットを享受していて。ファンに素晴らしい音楽だったりアーティストと出逢うきっかけを作るために媒体の人に協力してもらったりだとか、イントロデュースの為のお願いしてると思った方がいいんじゃない?」って言われて、「なるほどーー!」って思って。

それで僕、プロモーションに対しての当時の辛さみたいなことが解消されたというか、腑に落ちたというか。意味あることに思えるようになったんですけど。そこで色んな事が整理されるなあと思っていて。自分はその音楽だったり表現だったりにフィットしていなくても、それを感じ取る人がいて、そこに感動する人がいたり、喜びになったり、生きがいみたいなものになってたりする人がいる可能性あるんだったら紹介はした方がいいよね、その後どう思われるかわかんないけど、っていう。紹介するっていうのことの大事さみたいなことはすごく感じて。マネジメントのチームだけで届けられるものって結構限界があるので、やっぱりさっき松本さんが仰られたみたいに、プロモーターさん主観の熱量の入り具合みたいなことはあって当然だ思うし、それで良いと思ってるんですけど、とはいえそういう羽生になってくれてる人達あっての広がりだったりするんだろうなって感じてるんで、ありがとうございます!

(松本) いえいえ、こちらこそ!ありがとうございます。なんか主観を入れることって、ちょっと別の考え方では、プロモーションする相手に対しての自分の信頼度にもなってくるなと思ってるんです。良いと思ってないものを「これ良いんですよ」っていう…嘘じゃないけど…好みの部分もあるからあれなんですけど、正直にというか「これどうしてもやらなきゃいけないんです」を言えるかどうかとかも、その人との関係性とか、自分がその人に信用してもらえる情報をちゃんと与えられる人であれるのかどうか、みたいなところもあるなぁと思って。私もそれこそ最初の頃はもう、全部が全部全力でやります!とかでしたけど、そういう考えというか、主観もちょっと入れてみたりするようにはなったところはあったりもします。でも今そのFRIENDSHIP.のSNSを担当させてもらっていて、毎週リリースが十何タイトルとかあるんですけど、Twitterの140文字の中に込められるだけの熱量をいかに込めるか、みたいなのを考えながらいつもレコメンド文というか、紹介文みたいなの書いていて。なんか最近、主観入れすぎてるかなってちょっと思いつつ、でもテキストだけの情報の中で、しかも140文字しかない中で、如何に「聴いてみようかな」と思わせるか、みたいなのを考えながら書くとどうしてもやっぱパッションの部分をちょっと出した方がいいかなーって思って。最近ちょっと主観気味な文章を書いてしまったりとかするんですけど(笑)

(871) いや、いいんじゃないんですか?(笑)

(松本) ははは(笑)

(871) 音楽に限らず、なんだっけ?SHARPでしたっけ、SNSの切り口が…

(松本) あー!面白い使い方してるとこありますよね!

(871) 僕はですよ?もう完全に人の時代だと思っているので。僕が6つ7つアーティスト担当していて、僕が辞めてもHIP LAND MUSICがそのアーティストのマネージメントをやるって考えたらやってられないじゃないですか(笑)言っちゃうと。もちろん屋号だったり、屋号に置ける歴史とかプライドってもちろん大事ですけど、屋号があって担当者がいてトータルの信頼関係で仕事をしているから、中にいる僕はHIP LAND MUSICの屋号の1人であって、人間性が重要じゃないって言われちゃうと―もちろん言われないですけど、どっちかっていうと、僕は勝手に8割くらいそっち(人間性の重要性)じゃんって思っているんで。こんな社内トークをオープンにしていいのか知らないですけど、(笑)
でもやっぱ、松本さんがFRIENDSHIP.のSNSを松本カラーで運用していて、万が一松本さんが体調崩して更新を半年休む、ということがあった時に、FRIENDSHIP.のSNSの雰囲気が変わるとか、ブランディングが変わるとかあると思うんですけど、それでいいなと思っていて。そもそもアーティストだってそうじゃんっていう。ボーカルがポリープの手術するのにライブできないわけだし、人があってその作品があってそれがビジネスになってるわけだから、マネージャーだろうがプロモーターだろうが、その人ありきのアウトプットだから、じゃあ万が一体調壊したら、体調壊したんで半年間人代わりますでいいじゃん。だからなんの権限もない、斜めの立場からいいますけど、どんどんSNSなりを松本カラーにして欲しいと僕は思ってて。

(松本) ははは(笑)そうですね。
今たくさんディストリビューターあるじゃないですか。もっと規模の大きいTuneCoreだったりとか、The Orchard Japanだったりとか沢山ある中で、じゃあFRIENDSHIP.ってどういうカラーなんだろう?みたいなの考えた時に、やっぱりSNSは機械的ではありたくないというか。ちゃんとキュレーターがいて、素晴らしいアーティストをピックアップしていこう、みたいなところで、もちろんその選ばれなかったから素晴らしくないとかじゃないんですけど、良いと思って配信のサポートをさせてもらうことになったからには、「めっちゃこれよくない?」っていうのをフランクに出していきたいなっていうのもあって。SNS苦手なアーティストもめちゃくちゃ多いですけど、なんかそこはちょっと勇気を持って(笑)やってみたらいいのになぁって思ったりもしますね。もちろん中の人としてやるのと、自分です!でやるのとでは、もちろん違う部分はあるんですけど。まぁなんかうまく使っていったらいいのになぁと思ったりしますけどね。

(871) いや、でもそれは思いますよ。やっぱ伝えて損はないし、それだけじゃないけど僕がこうやって表に出て喋ってるのも「SNSってやっぱちょっと難しいですよね」って言われたとして、マネージャーが好き勝手言って「じゃあお前やってみろよ」ってなった時に、「いや、やってるし」って言えた方がいいよなって思って。

(松本) 確かに。

(871) せめてじゃあ、もちろん僕なんかオーラルとかにあやかっての今の人数ではあるけど、やり始めて結構入れ替わってるなと思ってて。アーティスト情報が取れれば良いとか、メンバーの写真があがるからフォローしてくれてた方もいると思うんですけど、やり始めて「なんだよ、あんまりアーティストの写真上がんないじゃん」っていう人も全然いるし、だけど他では聞けない話だったりとか、一歩踏み込んだ話を聞けるっていうのでより興味を持ってくれてる人もいるし。なんかそこで、数も大事かもしんないすけど、密度というか何を持って繋がっているのかって結構需要だと思っていて。SNSは特に。
あ、そう!FRIENDSHIP.のSNSもそうだし、HIP LAND MUSICも含めてトータルで思ってるんですけど、便利とか、システムがスムーズなことで言うと、多分別に業界1位ではないと。HIP LAND MUSICもFRIENDSHIPも。だけど僕らが勝負できるというか、自信持てることって多分アーティストと向き合って嘘つかずに、正直に良い音楽は良いっていうし、たかだか1年、2年のために動いてるわけではなくて、そのアーティストが将来どういう活動していけるのか、みたいなこととか、ファンとどういう関係を築くのか、っていうことにフォーカスして、真摯に向き合ってますよ、みたいな人間性の信用、信頼だけで僕らは勝負してるなって思ってて。そこをとにかく売りにしなきゃいけないな、って思ってて。

(松本) そうかもしれないですね。なんかそういう意味では、私担当でもないのに、HIP LAND MUSICの所属になったVivaOla君とか、Wez Atlas君とかの曲を「これ次リリースになります」って新曲を聴かせてもらった時、めちゃくちゃいいなって思ったら、連絡しますもんね(笑)「超いい!」とか言って(笑)「この曲めちゃくちゃいい!」って(笑)そういうちょっとしたこともアーティストとやり取りできるような距離感にいさせてもらえることもありがたいですし。ただ作ってるだけじゃなくて、せっかく作ったからには聴いてもらいたいと思ってると思うので、何かちゃんとリアクションできるようにしていたいな、みたいな部分もあったりするんですけども。

(871) そうなんですよね。FRIENDSHIP.のディストリビューションで関わるアーティストの数もそこそこ沢山いて、アーティストからすると、FRIENDSHIP.のSNSが紹介してくれた時に、HIP LAND MUSICなりFRIENDSHIP.が紹介してくれたんだな、なのか、そのSNSは松本明奈という1人の人間が運用していて、その人がそういう風に言ってくれたんだな、っていうのかで全然違うと思うんですよね。信頼関係が。

(松本) そうかもしれないですね。うんうん

(871) 松本さん、1時間経っちゃいました。

(松本) 早いですね(笑)!

(871) そうなんですよ。

(松本) なんか質問とか頂いてたんですけど、全く答えてないのですけど、大丈夫ですか(笑)

(871) ちょっとだけ触れたいので言うと、質問頂いたのがだいぶ前になるんですけど、「どんな話法でラジオ局にアプローチするんですか?」とか「プロモーターの営業力があってヘビロが決まったんですか?」とか。僕らで言うプロモーションの営業効果みたいなのが、やっぱみんな気になるところだではあると思うんですよ。要は、大手レコード会社のイチオシ新人だからヘビロが決まるかどうか、みたいな。それに抵触するような会話を僕もしてましたけど、そういうのって、ないよ、とは言えないじゃないですか、僕らも。

(松本) そうですね。

(871) やっぱり大きい事務所とかレコード会社と、媒体の長年の関係性っていうのはもちろん無視できないし、そこの関係性にはそれなりの信頼関係があって、っていうの上でプッシュするっていうのはあると思うんですけど、全てがそれが決まってるのかっていうので言うと、全然そんなことではなくて。ラジオ局の編成の方だったり、ディレクターさんだったりも含めて、音楽に関わる仕事がしたいってラジオの仕事をしてたりする人達が、自分の音楽的価値観に対して、プライドを持たずに、行政的なことだけで自分がプッシュする音楽を決めてるのかって絶対そんなわけないから。その一端をプロモーターさんも担ってるよ、っていうことだなっていう風に僕は思っていて。
…合ってますよね?僕が喋っちゃった(笑)

(松本) 全然全然!なんか、相手が全てを知っているわけではないじゃないですか。そのアーティストのことを。だから、曲の情報は正直曲聴いてもらえれば分かるから、そこまでは多分伝えなくてもいいと思うんですけど、前提として曲を聴いてもらうために、そのアーティストとかその曲に興味を持ってもらわなければいけない。で、その興味を持ってもらうべき要素として、1個はもしかしたらそういう大手の会社、大手の事務所が力を入れてます、みたいな事もあるかもしれないですし、タイアップがありますとか、今で言ったらTikTokでバスってますみたいな周辺情報だったり。で、その興味をもってもらっための要素のもう一個として、プロモーターのパッションみたいな部分があって、それらを上手く相手にプロモーションした上で「じゃあ聴いてみるか」で、その曲が良かったら、何か決まるかもしれないし、曲がいいまではいかなかったけど、でもまあそれだけ盛り上がっている情報というか、盛り上がってるアーティスト、盛り上がってる曲なんだったら、じゃあこれを選ぶかってなったりとかする。っていう感じなので、もう本当にあくまで、いろんな曲やアーティストにまつわる情報をメディアの人達だったりとか、配信サイトの人達だったりとか、外の人達に伝えるっていうのがプロモーターなのかな、っていう感じはしますね。

(871) ありがとうございます!

では松本さん、今日は終わります。また呼ぶんで!

(松本) はい!でも喋りたくなっちゃいますね、不思議と(笑)

(871) ははは(笑)

(松本) 「え〜」とか言ってたのに、うっかり話してくなっちゃうっていう(笑)でも普通に面白いです。話してて。

(871) やっぱり採用活動の精度みたいなのをあげていきたくて。松本さんの転職を考えてた時に、HIP LAND MUSICがAだとして、B社、C社と悩んでるとした時に、社員がこれ(配信)をやってるのがあると、やっぱり見ると思うんですよ。やっぱり僕らも音楽だったり仕事に対する熱量の高い人と仕事したいし、出逢いたいし。じゃあいざ面接するってなった時に、こういう話を聞いた上で来てくれるのかどうかだけで1個のものさしになるっていう。熱量だったりストイックさの。そういう意味でも、今日やってみて、社内の人と喋る人のメリットみたいなのをすごく感じました。あともう1個あったのが、松本さんとやりますって言った時に、何人かFRIENDSHIP.でリリースさせてもらってるアーティストにフォローされたんですよ。

(松本) あ、ほんとですか!(笑)

(871) 別に媚び売るつもりは全くないですけど、マネジメントとマーケティングの人間ってこういうふうなことを考えてるんだっていうのを知ってもらうだけで、30分見てもらうだけで、僕次そのアーティストと喋る時にすごいコミュニーケーション取りやすくなると思うんですよね。

(松本) あー!そうですね。

(871) そんなメリットも感じたんで、またお声かけすると思うんで、ぜひよろしくお願いします!

(松本) ぜひとも!(笑)

(871) すいません、遅くまで!

(松本) とんでもないです!こちらこそ。ありがとうございます。すごい面白かったです。

(871) ちなみに松本さんこれ、業務じゃないんでこれ(笑)

(松本) 知ってますよ知ってますよ(笑)

(871) その問題もちょっと面白くて(笑)どうなんでしょう。おかしいですよね。仕事っちゃ仕事だけど、HIP LAND MUSICとして労働時間にカウントはちょっとしたくない。立場として。なんかその辺の問題もまたお話できたらと思います。

(松本) そうですね。なんか、まあ私は別に仕事だと思ってないんで、大丈夫です(笑)

(871) ははは(笑)
また色々、引き続き。

(松本) はい!ありがとうございました!

(871) ありがとうございましたー!

はい。皆さんもありがとうございました。
ちょっと難しかったっすかね?どうなんだろう。質問、ちょっと答えます。

「マネジメント、マネージャーのお仕事の内容はなんですか?基本はどんなことですか?」
これちょっと前に、仕事のガチな話みたいな回をして、総合職だと僕は思ってますっていうお話をしているので、1度それを見て頂ければ。(配信はこちら→ https://note.com/soragumi_com/n/n7cf500efb708)
でもそれを見て貰った上での質問のような気もするんですけど、なんか一言で言えないっすよね。コンビニのアルバイトのレジ打ち、みたいなことではなかったりするので、ちょっと難しくて、その辺りで。すみません。

「就きたい職種に就く前に経験を積んでから目指すのも遅くはないですか?」
内容とその方によるんじゃないですかね。すごい雑な例え話ですけど、システムエンジニアになりたいのに、釣り人の経験をする必要はないと思うんですね。ただ、アパレルのデザイナーになりたい場合に、服屋の販売員を経験するっていうのは悪くないと思うんです。先々やりたいことと繋がってそうな経験を得られる職場を選ぶっていうのはいいんじゃないですかね。それであればちゃんと経験を積んでいくっていうのもいいと思うし、遅い早いは、誰かに雇ってもらうっていうんであれば…じゃあ例えばすごい極端な話なんですけど、55歳のこれまで電気屋さんで働いててやっぱり音楽好きで55歳で新人としてマネージャーがやりたいです、っていう人を雇うってなるとやっぱりちょっと難しさはあるのは正直なところです。確率論として。ただ、その人が音楽の仕事に関わるっていうこと自体は別に他人が否定することでもないですし、その時にそれをやってみたいと思うのであればもちろんそれをやるのがいいと思うので、遅い早いっていうのは、やり方にもよるのかなっていう風に思いました。

「新卒で5年続かないって言ってたと思うんですけど、どういうことですか?」
ちょっとこれは前後脈絡が掴み取れないんであれですけど、新卒で、マネージャーとか事務所の音楽業界の仕事が5年続かないって言った…どっかで僕が言ったのでしょうね。単純に続かないってことですね、これは。辞めていかれる方が多いよっていう話です。おそらく。

「HIP LAND MUSICへの印象が深まる回でした。音楽業界の知識を広げることはもちろんHIP LAND MUSICという一つのチームを知ることができて、毎回勉強になってます。」
ありがとうございます!

はい!日曜日でしたが、皆さんありがとうございました!
明日から月曜日ね、もちろん月曜日だからって仕事始めだとは限らないですが、週の切り替わりなのって頑張りましょう。僕も頑張ります!

では、ぼちぼち終わろうかなぁと思います。
ありがとうございました!

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