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【ミステリ小説】ソウルカラーの葬送

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前作・『短編小説集・花蓮』続編 ──あなたが強く望めば、あなたの切望する環境は自ずと整うのですよ。望みなさい。そして流れに身を委ねるのです。 『私』が彼──皇与一(すめらぎ … もっと読む
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記事一覧

【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第二部 ③

第一部第1話はこちらから 前話はこちらから 第二部 三、 「シんだ人間……?あの時と、同じ…

蒼海宙人
1か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第二部 ①

第二部 一、  住宅地の直中をすり抜け続けた先に、唐突に現れる駅のホーム。  それを俯瞰…

蒼海宙人
5か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第二部 ②

第一部第1話はこちらから 前話はこちらから 第二部 二、  この一室だけは『黒の家』そのも…

蒼海宙人
4か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第一部 ①

 第一部  一、  高田馬場駅を出て大通り沿いを早稲田方面に十分ほど歩いて行くと、目指す…

蒼海宙人
11か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第一部 ②

☜前話はこちらから  第一部  二、  パーテーションの隅から顔を出して奥を覗くと、窓を…

蒼海宙人
11か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第一部 ③

☜第1話はこちらから ☜前話はこちらから  第一部  三、 「早速だが、棚戸君!」  皇の…

蒼海宙人
10か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第一部 ④

☜第1話はこちらから ☜前話はこちらから  第一部  四、  探偵事務所を訪れた顧客から一体どういう流れで職業探偵に相談や依頼がなされるのか。私はその流れを興味津々の心持ちでつぶさに眺めていた。  依頼人である女性編集者──森元紗代子は、先程まで私が座っていたソファの位置に私がしたのと同じように遠慮がちに浅く座ると、チラチラと横目で事務所の中を見渡していた。彼女も探偵事務所という空間が珍しいのだろうか。当の主の探偵はと言えば、事務所の隅に形ばかりに備え付けられたキッチン

【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第一部 ⑤

☜第1話はこちらから ☜前話はこちらから  第一部  五、    柊まい著『白昼夢』は連作…

蒼海宙人
9か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第一部 ⑥

☜第1話はこちらから ☜前話はこちらから  第一部  六、 「週末だって言うのに、ひどく閑…

蒼海宙人
9か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第一部 ⑦

☜第1話はこちらから ☜前話はこちらから  第一部  七、    ──ご面倒をおかけして、…

蒼海宙人
9か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第一部 ⑧

☜第1話はこちらから ☜前話はこちらから  第一部  八、 * * * 「──なので、自分…

蒼海宙人
8か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第一部 ⑨

☜第1話はこちらから ☜前話はこちらから  第一部  九、 「投函されることのなかった手紙…

蒼海宙人
8か月前
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【ミステリ小説】 『ソウルカラーの葬送』第一部 ⑩

☜第1話はこちらから ☜前話はこちらから 第一部 十、    死んでしまうくらいの苦痛を噛…

蒼海宙人
7か月前
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