真実を求める蒼き魂は、
身を切る冷たい風に耐え忍びながら荒野をさまよっている。

真実を求める朱き魂は、
静かな森で暖かく澄んだ風に頬を緩ませ瞑想に勤しんでいる。

蒼き魂は血の気を失って乾いた手のひらを見つめ、
真実などあるのかと何度も疑った。

朱き魂は瞑想の静けさの中に至福を得て、
真実をその心地よさに重ね合わせていた。

蒼き魂はその厳しい旅を押し通しながら、
ようやく心の中に見紛うなき真実を見つけた。

朱き魂は真実を得て、その森にいる意味を失い、
自信に満ちた気持ちで荒野へと足を運んだ。

蒼き魂は荒野を抜けて穏やかな森に腰を落ち着け、
そこでも変わることのない真実を感じた。

朱き魂は荒野の厳しい旅の中で至福を失い、
真実はその苦しみの影に覆われて掻き消された。

蒼き魂はこの森がたとえ荒野に変わろうとも、
もはやこの真実を失うことなどないと知った。

朱き魂は荒野の旅を耐え忍びながら、
真実の存在を疑い、それでもあの真実へとさまようのだ。