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先週私にとってとても大切な存在が天に召されました。
普段私はセッションの提供や講座の運営などをしています。なのでこの悲しみをワークしてどういう目的へ向かうのか味わいながらも解きほぐすこともできます。そして自分にとっての意味づけを糧にしていくこともできます。それは技術ですよね。
でも実際に自分が悲しみの中にいる時、寄り添い共にいてくれる大切な友人の存在が慰めになります。

寄り添い、共感することはその人の状態を受け止めてくれることです。
「こうしたらいい」とか何かやるべきことよりも先に、ありのまま受け止めてもらい感情を味わう。自分がどう思っているのか感じるというステップはとても大事だと思います。
ありのままの自分を受け止めてもらったそんな気がするのです。
気にかけてくださったり、感じたことをそっと伝えてくれる。ただ寄り添ってくれるだけでも励まされるのです。

私はオフィシャルに戻る前に大切な友人との時間をとってもらいました。
安心して素のままで過ごせる。そして取り止めのない話を聞いてもらう。どれだけありがたいか。思いが整理されたかしれません。

言葉にはし難い、柔らかい暖かさが安心させてくれたように思います。

感情が強く出る時は表現させてあげること、それをそのまま受け止めることがとても大切だと感じます。私が提供している技法の一つのライフクエストでもワークとして提供しています。でもときにはワークという形を取り去ってでもクライアントさんのお話に耳を傾けることがあります。

大切なその方の体験と思いだと感じるからです。実際に体験はしていないので想像しながら感じながらただ耳を傾ける。
同じ目線でただ共にいる。何かあれこれ提供されるよりも吐き出すこと、そして受け止めてもらうことが次に結びつくこともあります。

友人は本当に優しく聞いてくれました。どれだけの励みになったかしれません。
本当に感謝です。

共感の力は何か具体を立ち上げる力ではないかもしれませんが、とても暖かく解れて安心を与える力です。女性性の高い力なのかなと感じます。

相手を思いやり、想像して寄り添う。その姿勢から安心を受け取り自分を癒しそこからどう進むか決めていけばいいと感じます。
今回のことで私は共感について少しモヤモヤしていたことがはっきりしました。
共感はとても素晴らしい力です。私も発揮していたいしクライアントさんや友人達の体験に敬意を評していたいです。
そしてその上でどういう方向に行きたいのか技法が手助けしてくれると思うのです。
あり方があってそこから技法がある。私は共感を大切にしたいと思います。

現実社会では様々な価値観信念や振る舞いの方がいます。
違いは悪いことではないのですが弱くなっていると傷つくこともあります。
頭ではわかっていることですが、弱い時は心がむき出しになっているので友人と過ごせて本当によかったです。
心遣いが本当にありがたかった。
何年も前にも大切な存在を失ったとき、職場の女性たち、友人たちの気遣いが本当にありがたかった。そうした人から受けた素晴らしいものを自分も他者へ還元できる存在でありたいと感じます。

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