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詩集 月光読書 弍

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何気なく思いついた詩を書いていきます。最初の月光読書はノベルデイズにあります。https://novel.daysneo.com/author/lunagon/
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記事一覧

【詩】無題

【詩】無題 あなたの横顔が美しすぎて さよならが言えない 昨日のその前も同じように 同じ場所で息をして生きた 何年待てば その手をにぎる事ができるのか 百年待てば もう気持ちも風化してしまうだろうか あなたを待って どのくらい経っただろう それは長くて遠い道のりだった やっと出会えても お互い愛が消えていて 一緒にいることしかできなかった あなたの横顔はいつも美しくて 今だにさよならが言えない どうか先に旅立つことを許して欲しい さよならは

【詩】寂しい時に聴こえてくる音楽は切なくて

寂しい時に聴こえてくる音楽は切なくて 愛を問いかけ 愛を知り 愛によって裏切られる 世界は荒廃するばかりなのか 気分次第で 人を許せず そして許し 君たちは前に進む そんな中救ってくれるのは どんな救世主なんだい 寂しい時に抱きしめてくれる手もない 悲しい時に一緒に泣いてくれる人もいない 孤独の中生きる 新しい出会いを信じて生きる それがいまの世界 順序よく並ぶ行進が テレビに映ってる それを見て腹正だしく感じるのは 病んでいるからだろうか 蝿が頭の上を飛んで

【詩】夢

夢みたいなこと 何時迄も考えて 子供の時間は終わったんだよ 大人になった君は僕にそう言った ランドセルに詰め込んだ たくさんの思い出たちは 宝箱にしまわれて出てこない そろそろ先に進もうか だってこのままじゃあ 辛いだけでしょう? 君は沢山の常識を鎧にして生きている とてもじゃないけど壊せそうにないな 夢なんて言葉で終わりにすることのできない自分が 空回りして体が宙を浮きそうになる 愛だけじゃ食べていけないって 聞いたようなセリフを吐いて 追いやってしまうのを許した

【詩】冷たい君の涙

冷たい君の涙 冷たい君の涙 本当に僕が好きなの 凍てついた心が確かな言葉を信じるよ そっと触れて あの優しい月みたいに ああ 過ぎ去っていく青春よ ああ 無口な影よ 貴方となら どこにでも行けると信じた過去よ どうかこの愛を受け入れて 涼しい顔の猫のような そんな顔をしないで 報われるなら 何処にでも行けると信じたあの日々よ 帰ってきて 冷たい君の涙 本当に僕が好きなの あの丘に登ってみても 答が出ないんだ それは永久に出ないのか 教えて欲しい

【詩】枯れ葉が僕の頭に絡んできて想う事

枯れ葉が僕の頭に絡んできて想う事 風が吹いてる 心の隙間に棲みついた陰が 僕の心を摩耗する 明後日のほうへ向かっていく 情けない情景が 今日の自分を構成している 誰かに触れたいわけじゃない 誰かに触れてほしいんだ そんな我侭な台詞 言ってみたくて 街を彷徨う

【詩】ただキスしてほしいだけ

君の冷たい頬触る 寂しい気持ち心に反響する いつだって見えないモノが 本当に大事なモノって言うけれど 今欲しいのは そんな言葉じゃない ただ抱きしめて ただ許して ただキスして それだけが 思い出になれさえすれば 他には何もいらないんだ 思いやりや優しさや感謝や 僕には虚しく映って ゴミ箱に捨てたくなる勇気ほしいんだ いつか死ぬのに 必要なものは きっと少ない 僕には温かいベッドがいる それは簡単なもののようで とっても難しい ただ抱きしめて ただ許して ただキ

【詩】春、景色、虹色の花

全てが芽吹く 私の頭の中でも 確実になにかが変化する 窮屈な冬が消え まどろむ景色の中 様々な色彩が踊り狂って咲いている 今はまだ現れない日々が またいつか追いかけてくる それが私の春 苦しい春

【詩】独り道

【詩】冷たい君の涙 本当に僕が好きなの

冷たい君の涙 本当に僕が好きなの あの丘にのぼって考えてみても 答えなんてでてこないんだ ああ 好きなのに 言葉がうわずって風にのってしまう ああ そばにいたいのに 君の手が離れてゆく 冷たい君の涙 本当に僕が好きなの 夜空に浮かぶ月を見て とぼけた声で叫ぶんだ ああ ありがとうって 素直にいえないのは悪い癖で ああ そばにいたいのに 君の背中が冷めている 冷たい君の涙 本当に僕が好きなの 僕の心をそっと撫でて欲しい そっと撫でて欲しい これにはメロディ

【詩】昼間、友人と語る

諦めもせずにやっていることが 誰かのためになるなら いったん時間を止めて そしてまた歩き出したらいい 空に散りゆく雲が 明日もあさってもあればいいと思うなら 少し早歩きになるのもいい 君はそうして いつも明るく 楽しく過ごして欲しい 友人と語らって日々のパンを食べて…… 僕はその日暮らしの しがない物書きで いつもあくせくいってるわけもなく 暇人じゃないような暇人で その辺を闊歩しているのさ そして君に出逢うとこういう 「やあ、お日柄もよくなんてな」

【詩】冷たい君の涙

冷たい君の涙 本当に僕が好きなの 風のように言葉が舞っていく 明日どこかへ行きたいななんて 言えるはずもなく 部屋に一人佇む すぐそこで 会える気がする 今日も黄昏を見に歩きに行こうか 冷たい君の涙 知っているよ 片思いだって いつか温もりを感じたいなんて それはただの独りよがりさ

【詩】太陽と月

緩やかに絶望していく姿は惨めだろうか 誰かに愛されることがなかった僕は 君のいうことが理解できない されるがままの体が熱くて それでも虚無が襲ってくる なにをされても僕は暗闇の中で踠く もっともっと欲しいと あめ玉を欲しがる子供のようになる 渇きは癒えず またあの砂漠へ引き戻ってしまう それが怖くて君を求めてしまう ごめんよ本当はこんなことしたくない 求めて求められて 素直に愛し合うことができれば どんなに幸福だろう 僕ばかりが片思いみたいに君を欲している そんな僕を

【詩】私のこと好き?

それは何度いって答えてもらえそうもない言葉 「私のこと好き?」 アイスみたな貴方が嫌がる言葉 「ねえ、私のこと、どう思ってる?」 重いって言うに違いない言葉 「わたしがこんなに好きなのに、貴方はどうしてそんなに冷たいの?」 愛の言葉は人によって軽いものじゃない わかってる いいや、わからない 「私のこと好き?」 「大好きだよ」 だってそんな会話すばらしい

【詩】雪が降っている

雪が降っている ちりちりちり 外は吹雪いているのに 暖かいなか ちりちりちり 貴方が隣で居眠りをする 片手のコーヒーが いまにも落ちそう 寝息が聞こえてきた 愛の囁きなど とうに忘れ 息を潜める ちりちりちり 雪が降っている 静寂の中にいる