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憧れのピアニスト様

もう街中や住宅街にはクリスマスネオンが輝いている。
年末感はコンサートで感じる。
特にクラシック。あ、福山雅治の年末ライブもあるか。
あれが告知される頃はまだまだだよねーなんて思ってるけど
いざ近づいてくると「やっぱりチケット買えばよかった」となる。

いやあ、でも人混み大嫌いだから。
今年もオンライン配信にするか。
元旦に福山の生ライブをソファに座って見るのも乙なもの。

今、クリスチャン・ティマーマンが日本に居る。
憧れのティマーマン様。私のショパン。
横浜公演のチケットが(前のほう)まだ残っているらしい。
なんでかって言うと高額だからだろう。
咳払いでも最初からやり直すという恐怖の伝説があるし。
まあ、ティマーマンのピアノは後ろのほうでもよく聞こえるから。

若い頃は美青年だった。
なぜかその貴公子と言われたお顔を隠すように髭面になったのも
割と若い頃からだったと思う。

薬指には金の指輪をつけ、外したときは超美人の奥さんとうまく行ってないと噂され、人気者は大変だったな。
いや、過去形(笑)

今じゃ真っ白な白髪で髭も白いおじいちゃんだわ。
あれは若白髪なのか?
いや、レーザーディスクでショパンのバラード販売していたのは
私が高校生の頃。やっぱりおじいちゃんになってもうた。
でも私のショパンには違いない。

若い頃はティマーマンのお嫁さんに憧れた。
そしてモネの庭のある家に住み、傍ではティマーマンがピアノを奏でる。
「君は東洋の宝石箱のようだ。この曲は君を想って書いたんだよ」

ああ、ポーランド語も話せない私。
いいや、英語も話せない私。無理だって。
っていうかその前にどこで出会うんじゃ。全く接点なし。

かくゆう憧れは夢とかし、今や永遠の青春の1ページ。
それでも幸せ。
聴こうとすれば聴けるこの距離。同じ日本に居るだけでいい。
コンサート行きたい。

↑見るべし、超絶演奏。若し頃のティマーマン様。ショパンのバラード1。
ティリティティリのところが難しい。いや、簡単に弾いてますがな。天才は違う。ちなみに私はスローモーションになります。え?弾けるのって?弾きますよ。

笑えるんだけど、この人の演奏、完全に戦意喪失させてくれる。さあ、これから同じ曲勉強するぞと思えなくなってくる。それはなぜって同じ曲に聴こえないから、聴こえてこないから。
我ながら「これがショパンですか?おわらいですぜ、旦那!」って感じ。

どこまでも天空のお人なのであります。

追記
チケット買ってもうた汗 高い、高いぞ汗 でもこれで最後かも。
演目もショパンのノクターンだし。嬉しい。S席。感想は後日。

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