初ライブだ!ぴ、PAさんて怖い…?part3

さてさて。
前回は楽器の単独の音取りについて書きました。

今回はボーカルマイクのサウンドチェックについて書いていきたいと思います。

ではまず、
前々回の歌丸のサウンドチェックの振る舞いを振り返ってみましょう

〜〜〜〜〜〜〜

PA「は、はい〜〜
じゃあ、最後ボーカル頂きます〜」

歌丸「は、、はい!
あ〜〜〜〜〜、は〜〜〜〜〜……」

PA「は〜いどうも。じゃあ、曲でどうぞ〜」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

という感じでした。
ではボーカルマイクの
サウンドチェックのポイントをまとめてみたいと思います。

・本番さながらの歌声で・ハミングでハウリングポイントを探る・ハンドマイクで動き回るなら立ち位置を変えて声を出してみよう

この3つです。
では順番に解説していきます。

まず1つ目

・本番さながらの歌声でチェックする

これの理由はもう明白ですね。
ドラムと同様にミキサーに送る適切な音量を決めるためです。

そして「声」というものは非常に不安定な楽器で、
声量によって音の出方や
ハウリングポイントも変わってきます。
なのでバンドの中で歌う声質と声量でチェックをして、
PAがベストな声を作れるようにしてあげましょう。

ほかの楽器同様に、
弱く繊細に歌う曲や箇所かあれば
そこもチェックしておきましょう。

次に

・ハミングでより細かなハウリングポイントを探る

というものです。
ハミングとはご存知の通り
口を閉じてンーンーと鼻で歌うことですね。

わざわざ鼻で一曲歌う必要は無いのですが、
ハミングは口から出す声よりも
一定した音を継続して出しやすいので
低い音からドレミファソラシド〜
という感じにゆっくりハミングで伸ばしながら歌ってみてください。
大きな声でやる必要はありません。
ドレミファソラシドの音程も大体で大丈夫です。

この時にどこかの音程を歌ったときに
「ホワ〜ン」という感じで
鼻歌と同じような低い音程がハウリングすることがあります。

これが口で歌う声だけでは見つからないハウリングポイントです。

PAも事前に自分の声でハウリングポイントを探って、
バンドが来る前にある程度の音は整えているのですが、
ハウリングポイントは人によって微差があるので、
全てのボーカリストに合ったようには
なかなか出来ないものなのだと思います。

なので結局一人一人の声を取っていくわけです。

話が逸れましたが、
PA独りでは見つけられなかった
ハウリングポイントもあるので、
こうしてハミングで再確認することで
よりハウリングの無いスッキリした
ステージの音を作ることが出来ます。

最後に

・ハンドマイクで動き回るなら立ち位置を変えて声を出してみよう

ということです。
これはそこまで絶対に必要
というわけではないのですが、

ハウリングポイントというのは
立ち位置によっても多少変化するのです

単純な話
センターではハウリングしないけど
ステージ上を移動したらハウリングする
ということが稀にあります。

絶えず動き回っているようなボーカリストなら
逆に確認のやりようもないかもしれませんが、
なんとなくこのへんいつも行くな。
っていう立ち位置があるなら
そこに立ってみて声を出してみる。
というのも良いと思います!

以上、僕のギタリスト的観点からのボーカルマイクチェックの考察でした!

次回のPAさんとのやり取り編を紹介して、
ひとまずこの項目は最後になります!

次回・初ライブだ!ぴ、PAさんて怖い…?part4

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?