初ライブだ!ぴ、PAさんて怖い…?Last

ライブのサウンドチェックについて
これまで書いてきましたが、
ひとまず今回でこの項は終了になります。

最後のポイントは
・曲で通した後のモニターチェックと
PAとのやりとりのポイント

です。

まずは「ばんど☆あんさんぶる」のメンバーの
その時のやり取りを振り返ります。

〜〜〜〜〜〜〜

ギタ子「べ、、べーーす、の!!」
ベー太「ぴ、ぴぴびびあのの!の!!」
ドラ美「ここ、こ、こ、こ!!!」
歌丸「うぇ!うぇぅぇ!!」

ケンちゃん「wwwww」

PA「あ、あの、一人ずつお願いします!」

〜〜〜〜〜〜〜

という感じでしたね。
では順にお伝えしていきます。

1.「リクエストは一人ずつ」

リクエストをPAにする時は、
必ず一人ずつ喋りましょう!
メンバーの誰かがPAとやり取りしている最中に
「ギターなんすけどー!」
って割って入ったり
「ジャカ!ジャカ!チュイーン!」
と音を出したりするのは絶対NGです。

NGな理由としては、
単純にPAさんが今リクエストをしている人の要望を聞き取り難くなるからです。
割り込まれたメンバーも
あまり気分が良いものではありません。

その結果サウンドチェックの時間を圧迫してしまいます。

ちゃんとメンバーのリクエストが終わるまで待ちましょう。

2.「リクエストするメンバーの順番は
あらかじめ決めておく」

ステージの下手から、上手から、
ドラムから、ボーカルから、
等、順番はバンドによって自由ですが、
先にリクエスト順を決めておくと時間効率が良くなります。

PAによっては
「じゃあベースさんからモニターどうですか?」
と、気を回して順番を段取ってくれる人もいます。
そういう場合はPAのリードに合わせましょう。
「ベースさんからどうですか?」
と、気を回してくれているのに
「あ、ギターからいいすか?」
って言うのはなかなか失礼な感じになっちゃいます。
お互いに敬意を払ってやり取りしよう!

3.「わからない時は状況と希望を順番に伝える」

「(歌が聞こえにくいなぁ…)
すいませんボーカル上げてください」

「(やっぱりまだ聞こえない…)
あのー、すいません、ボーカルもっと上げてください」

「(どうしよう…全然聞こえない…
流石にもう同じこと言うのも悪いし、
このまま本番か…)」

ということがあったとします。

この時に重要なのが
「ボーカル上げてください」
と、単純なリクエストで終わらせてしまわないことです。

ボーカル上げてもらってもまだ聞こえにくいという場合は、
「すみません。
今ボーカル上げてもらったと思うんですが、
まだやっぱり聞こえ難くて。
もう少し自分の声が聞こえる状況にしたいんですが、
どうしたら良いですか??」

という具合に、
状況と自分の希望を伝えることが大事です。

「ボーカル上げてください」
だと、PAはボーカルを上げて終わりです。

しかし、上記のように質問をしたならば
何かそのPAなりの改善策を提案してくれるはずです。

「ギターアンプの向き変えてみますか?」
「ベースアンプのボリュームって下げられますか?」
「ドラムの位置を少し後ろにしましょうか」
など、ボーカリストが少しでも歌いやすい方法を提案してくれます。
しかしその提案も、全て受け入れる事は出来ないことだってあると思います。

「俺らはギターロックバンドじゃ!
ギターアンプの音を下げるなんてしたくない!」
というバンドの意向があるならば、
何を取って何を諦めるか、
という音響の選択になると思います。

そういったことも踏まえて
ギタリストやベーシストが自分のために
アンプの調整をしてくれた時は
「ありがとう!」とお礼を言いましょう。
親しい間柄でもこれは大事です。
そうやってみんなでバランスを作っていくことが、
ライブのサウンドチェックの本来の目的だと。
僕は思っています。

ライブサウンドチェックについてのお話はひとまずここまでとさせていただきます。

次回は、初レッスンの成功を祝って
「合奏」というものについて書いてみようと思います。

次回・【合・奏!!】

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