ギタ子、ソロの音聞こえないんだけど…

ギタリストにとって避けては通れない道

「ギターソロ」
そこに触れつつ今回の話を展開したいと思います。

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歌丸「♪生きてん〜だぁ〜ぜぇ〜〜!!」

歌丸(よし!ギターソロ!)

ギタ子(テロテロ〜チュイ〜)

ドラ美「…」

…リハーサル後

歌丸「ギタ子、あのさ」

ギタ子「お?何どした?☆」

ドラ美「ギターソロ、全然聴こえない!」

歌丸「っ!!!!(なんと!!!)」

ギタ子「は!はぁ!?!?!」

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今回のお話はギタリストの誰もが悩む道
ギターソロのブーストアップについてです。

ブーストアップ。
実はこれがとてもデリケートなことなんです。

会場によってギターアンプは違うし
相方のギタリストのセッティングも変わったりするし、
色んな側面を加味してギタリストは
ギターソロのセッティングをするのです。

楽曲の8〜16小節のために。

でも、僕もそうなんです。
ギターの音色を最高潮に聴かせられるセクションだから
お陰様で何万円でもつぎ込んでしまいました。(笑)
そのセクションに。

さて。ライブハウスでレンタルするギターアンプの代表的なものとして

Roland JC-120
Marshall JCM 2000等

多々モデルがあると思いますが
今回は特に苦戦の声が多い
Marshall JCMシリーズについて
書いてみたいと思います。

JC-120はトランジスタアンプ
Marshall JCMシリーズは真空管アンプ
と、大きく分けられます。

トランジスタアンプよりも
真空管アンプの方が、ボリュームコントロールや、
ゲインコントロールが難しくなります。

それはアンプ的構造が大きく関係するのですが、
それを書くと文字数が大変なことになるのと、
そういった記事を書かれている記事は
検索すれば多々ヒットしますので、
敢えて割愛させて頂きます。

Marshallアンプでのよく聞くお悩みとして
「ソロでボリュームが上げにくい」
というような声を聞きます。

これは真空管アンプの特性が
大きく関係します。

真空管アンプを使う際のポイントとして

ギターソロ等一番大きい音と、
バッキングの音があったとして

ギターソロの音を基準として
バッキングの音は

ソロより小さい音
として認識することです。

苦戦している方で、『バッキングの音量を基準としてソロを更に上げる』というアンプの使い方をしているのをお見受けします。

真空管アンプは
マスターボリュームを基準として
出力音量を決定するため

マスターボリューム以上の入力音量は
「歪み」成分として処理されてしまいます。

つまり、バッキングの音以上に
ブースター等で上げようとしても
歪み成分が増すだけで
音量はブースト出来ないのです。

セッティングの決め方としては
以下のようなイメージにしましょう。

やり方としては
ギターアンプの電源を入れたら
まずソロの一番大きい音量を決めます。
この時にGAINとMASTERを上げていって
音が潰れたりしないように
「演奏の中での1番大きい音色のボリュームを決めます」

そのあとにバッキングの音量を決めます。
考え方として

「ソロを上げる」ではなく「バッキングを下げる」

という考えで作ると、
真空管アンプでのボリュームコントロールがやりやすくなりますよ!

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ギタ子「なるほどな!私完全に
『ソロを上げる』ってイメージで作ってた☆
ちょっとセッティング変えてみるね☆」

べー太「でも、これはベースアンプにも同じことが言えそうだね。」

ドラ美「これでギターソロ中も心置きなくドラムが盛り上がれるな!」

歌丸「よし!じゃあもう一度やってみよう!」

歌丸「♪生きてん〜だぁ〜ぜぇ〜〜!!」

歌丸(よし!!ギターソロ!!)

ギタ子(♪キュイ〜イン!!デデデデ〜ン!!!♪)

ドラ美「!!!あ、あがるわ!!!」

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ギターソロもばっちり決まったようで
またひとつバンドが成長したようですね!

次回・【ベー太、低音出しまくる】

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