赤と青のリボンが結ぶ先。

ふせったーだと読み返す時にちょっと面倒なのでnoteにも置いておくことにしました。少し文章を整えています。
自分がいつ何を考えていたのか、をだいじにしたいので、ふせったーの公開時間を記載してリンクを貼っておく。
2021/6/12


考察でも何でもないんですけど、物語のセオリーから考えると誰かは敵対関係になるはずなんですよね。
その時、真っ先に私の中で候補に挙がるのが薫くん。
普通に考えればユダポジにいるのは凌駕さんだし、あるいは黄色を纏ったチセなんだけど、私はすごく、薫くんが怖い。
キリストポジション、眞紘なのか薫なのかで割れるところだとは思うんだけれど、薫くんがキリストで右隣の眞紘がヨハネですかね…
やめてください、胃が痛いです…

薫くんは、あの頃には戻りたくない、人じゃないですか。
それはチセもそうなんだけど、チセのそれはAntoth*の仲間と過ごすことで救われていく部分だと思う。
でも、薫は、そうじゃないんじゃないかな。
ここにいればいるほど、あの頃がより悪夢のように思ってしまうんじゃないかな。
今年の1月に華dollに出会った私にはソロシリーズの薫くん特典SSで何が語られていたか知る術がないのだけれど、曲を聴く限り、薫くんの病気は心疾患でしょう?
アイドルとしてあの活動ができているくらいに元気になったのだとしたら、それは心臓移植なんじゃないのって、思う。
華dollプロジェクトに参加することで、彼は「生きること」を得たんだし、変わらない景色=病室の風景、から色鮮やかな世界へと来たわけじゃないですか。
それはAntoth*で得たかけがえのないものであると同時に、手を伸ばし続けた「悪い夢」の向こう側だったわけでしょう。

「夢」という言葉が幾通りもの意味で織られているけれど、そこに戻りたくない、なんていうほどの悪いイメージを付与してきたのって、Antothの中では薫だけなんだよなぁ。
刹那にとっての「夢」がなんなのかはまだわからないし、亜蝶さんも「夢」に負の要素がちらつきそうではあるんだけど、Floweringの感想としては、薫が不穏。

開花が1人さらっと終わらされた意味も何なんだろうなぁ、とか。
いろんなところで出てくる心電図の波形は、とか。
薫くんがほんとに心臓移植を受けてたとして、その心臓は誰の心臓ですか、とか。
(いやでも明言されてなくても左胸にわすれな草ならこれは確定だと思うの…あと冒頭の最後の晩餐の話に戻るけど、キリストの復活は避けては通れないかな、と思うと、心臓移植怖すぎるんですよ…やっぱり薫くんがキリストかな…)
薫くんは圧倒的に清い光なんだけれど、光属性は闇落ちするのが怖い…
しかも月でしょ…Lunaticじゃん…
あと満ちた時が怖いじゃないですか、それってたぶん、満開、と同じ意味になると思うんですよ…怖いよ…。

薫くんの赤青のリボンは動脈と静脈なのかなって思ってしまうんだけど、だとするなら心臓がダブルミーニングでもおかしくはないでしょう。
薫くんが、Antoth*の心臓、つまりは爆弾。だったらどうします…?
今のところ薫くんと陽汰は穏やかだけど、いちばん問題無さそうなところがえげつない設定盛られていることも、ほら、よくあることだから…。


本能的に怖いって思ってるだけなので薫くんではないかもしれないけど、誰かはAntoth*ではなく天霧プロダクションに着くと思うんだよね。
で、その時真っ先に候補から外れるのは刹那なんだよね。
明らかに怪しげな人は犯人ではない、という法則のあれ。
(こういう物語を構造から読もうとする癖ほんとによくない)

ところで、第一章が眞紘と凌駕、第二章が理人とチセ、ということは、第三章は薫と陽汰でしょ。
これだけ煽られて眞紘があれだけってことはないだろうし、凌駕さんも実はぜんぜん秘密を明かしてないので第四章で智紘を絡めたそこの深掘りが来ると思ってるし、刹那の話もその辺りで来るかな、とか。
もし誰かが裏切るなら第四章のラストあたり、で、第五章で完結を目指してるのかしら、なんてことをぼんやり考えてる。
実際にはここにLoulou*di側のストーリーも入ってくるから実質的な章節数はもっと多くはなると思うけど、セオリー通りならそうなりそうだし、でもあまぷろさんは優しくないのでセオリー通りなんて甘いことはしないと思うけど、それはそれで別の地獄が待ってるってことなので、どっちにしろ今から胃が痛いです。


キリストは誰だ、って話でもうひとつ。
ひとつ前のふせったーで眞紘と智紘の話をうだうだしたし、その前に「華Dollプロジェクト」っていう名称が怖いよって話をしたんだけれども。
やっぱり智紘がプロトタイプなのかそうではないのかで大きく変わってくるものがあると思うの…。

もしも智紘も同じようにドールなのだとしたら、「種にはその人の記憶や遺伝子が記録されていく」って言う文言がある以上、妄想を妄想に留めておけないって言うか…。
それこそまさに、キリストの復活、を意味する布石なんじゃないの、って思ってしまう部分があって…それは眞紘だとしても薫だとしてもめちゃくちゃきつい…し、刹那や亜蝶だとしてもめちゃくちゃきついです...。
何度でも言うけど、私は検査の後で必ず名前を聞く、という行為が怖いんですよ。
それがもしも記憶の定着を確かめるためのものなら、智紘もドールで、その種は今誰かの中に埋められてるかもしれない、じゃないですか…。
先輩たち、ってLoulou*diの話しか出てこないけど、研究員が「絶頂期のドールにはよくある症状」の話をしてる以上、今、所属して活動しているLoulou*diとAnthos*のメンバ以外のドールはいると思うし、プロジェクトを銘打つ前のプロトタイプとして誰かがいてもおかしくはないんだよなぁ…。
そしてこんな狂ったプロジェクトの最初の被験体として身内以外を選ぶなんて事が…あるか…?

智紘が絶頂期まではうまくいったのに壊れてしまったのなら、壊れないドールを作ろうとしてTry&Errorを繰り返しているのだろうし、
喪われることで人の心に永遠に残るところまでがプロジェクトなのだとしたら、智紘を模したものを作ろうとしているって話、ですよね。
まぁ二の舞なんて言葉が出てきたり、Antothがこれまでと違うブランディングをされているのって絶頂期のドールが起こす不安定さを回避するためだろうから、たぶん前者なんですけど。

智紘がドールではないのなら天霧社長のメンタルが心配で仕方がない、って言うのもあるし、とにもかくにも智紘の情報を、ください…あと凌駕さんは早く秘密にしてることをぜんぶ喋って…。

疑問出しや不安要素の書き出しはできるけど圧倒的に知識が足りないので考察はできないよ…否定によるルート確定をしていきたいので、不安要素を潰す理由を持ってる人は是非教えてください、それで安心できる。たとえば別の地獄が用意されていたとしても、一時は。
そう、これは考察ではなく考察の種。

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