竹原 愛

共働きで、2人の男の子の育児をしている。子供を持つまで、その存在に興味がなかった。でも…

竹原 愛

共働きで、2人の男の子の育児をしている。子供を持つまで、その存在に興味がなかった。でも、現実に目の前の子供は私を様々な角度から刺激してくる。それを受け止め切れていない。それは何故か。その、ナゼを突き止めたくて書いてみることにした。私のこと。

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  • 優しい時間

    自閉症の彼らとのお付き合いから生まれた、温かいエピソードを綴る。

  • 自分考

    過去、現在の振り返りから、育児のヒントを見つけていく

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山登りに向かうためのモチベーションはゴミ拾い

子供たちと山を登るのに、モチベーションになるものが必要で ママは分かりやすく、手持ちですぐに食べれて、長持ちできるお菓子をチョイスした これはこれで、小休憩しながら、歩きながらラムネやグミを口にいれて進んでいける 次男君は、自分で自在に操れる小さなお菓子に虜 自分の食べたいタイミングで食べられるだけでかなり大きくなった気分の様子 ぶつぶついいながらも進んでいける パパが用意したのはゴミ拾い 最初はこれが楽しいと思ってくれるのか疑問だった それでも、子供たちは「これやるー」と

    • 山登り後に子供の成長を感じた日

      親の仕事の関係上、習い事に通えない息子たち スポーツに触れていないので、やりたいとも言い出さない 親としてはいいやら悪いやら でも、身体は動かしてほしい でもでも、ママはただただ公園で我が子と遊ぶんなんてできない それなら、ママのやりたいことに巻き込んじゃえと 数年前から山登りを子供たちとしている 暑がりなパパがおり、暑いとずっと「暑い、暑い」と言い続けママのストレスはたまる一方なので登山は主に寒くなってから決行 子供たちと一緒だし、パパもママも山登り初心者なので低山であり

      • 貴重になった「ありがとう」

        何かをしてもらったら 「ありがとう」 と、伝えられるのだから 子供に伝えなさいと言っている 口うるさいママは外でいい顔しちゃう 家族にはかなりワガママに生きているから そんな「ありがとう」すらなかなか言わなくなっていた ある朝、長男君がパパに促されて洗濯物をたたみ ママのところに持ってきてくれた 素直に、でも意識して 「ありがとう」と言った 役割を果たした長男君はパパのところに行って 「ありがとう」もらったよ!! と、報告 そんな報告をするほどママの「ありがとう」が貴

        • 小学2年生の冬に思うこと

          長男君、小学2年生の時 将来、親が世話をしなくても食べていける方法を考えた 結果は 女の子と結婚すること え???まさかの君は働かないという選択ですか??? という母親の疑問に そう、そう と、気軽に答える その、1週間後、ぼそっとつぶやく ぼく、家出たくないな ママと別れるの寂しいよね、なんてかわいい と、母親は勝手に浮かれ気分 でも、一応理由を聞いてみる 上記の答えを期待して だって、お金ないし、家買えないし・・・ なんじゃそりゃ、と思いつつ でも、家出

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        • 優しい時間
          3本
        • 自分考
          7本

        記事

          七夕様へ

          短冊へのお願い事は ウルトラマンになりたり ヒーローになりたい おもちゃが欲しい なんて言葉が常だ 今年も短冊に何を書こうか悩む次男 どうするかと聞くと いっぱい晴れますように 元気で遊べますように あら?? こんな大人な願い事が出てきた びっくりしつつママは微笑みながら短冊に書いた 満足そうに明日持っていくとカバンに入れる次男 短冊への願い事 この夏叶うといいな

          毎日のお祈り

          お線香を焚き毎日手を合わせる 子供たちはお願い事を聞いてくれる神様に祈るよう パチパチと何度も手を叩いている それでもいい いつも目に見える何かに追われているから 自分の欲をお線香のけむりに乗せて 言葉にも出てしまうほど そんな無邪気な弟の横で兄は両手をしっかり組んで 目を閉じてじっとお祈りをしている 何が欲しいのだろうと聞きたくなるくらい 次の日もしっかり手を組み目を閉じてお祈り 聞こえてきたお祈りの言葉 元気に過ごせますように

          毎日のお祈り

          【詩】祖母の家

          空が近くて、太陽が届きそうな朝 子供たちは見慣れぬ外に興味津々 食事をすることを忘れて走り回っている 水が流れている 蟹がいる 虫がいる 鳥の鳴き声が近くに感じる どれも目を輝かさずにはいられないものばかり 触らないわけにはいかない 身体は止まらない 小さいころこんなに楽しい場所だなんて あまり感じていなかった どこかいつも自分のポジションを気にして 夢中になっていなかった 置いてきぼりにならないように 楽しさを共有できている自分を演じてた お寺に身内が集まり法要を行

          【詩】祖母の家

          【詩】香りの記憶 ~沈丁花~

          仕事に夢中になれない できない奴の烙印が怖くて できるふりをしてる 考えているふりをしている 分かったようにふるまっている 同僚の熱量に焦げそうになり 先輩の情熱を受け止められず できない自分に向き合いきれない お酒の力を借りて 虚勢を張って それに合わせてくれていることに気が付かず 大見得を切る 夜風にあたりながら 沈丁花の香りを感じる 違うちがう もっと素直に前を見て もっと素直にできない自分を受け入れて もっと素直にできないことを叫ばなきゃ 恥ずかしいくらい地

          【詩】香りの記憶 ~沈丁花~

          【詩】一滴の香り ~ライム~

          身体の疼き 頭のモヤモヤ 晴れない心 雑草の生い茂る蒸し暑さ 身体にささるうっとうしさ 目の前のものを全て捨て去りたい 目の前のものに後ろめたさを感じないようにしたい 目の前のものから遅れをとりたくない 目の前の壁が大きく見える 全てを忘れて眠ってしまいたい 1滴の”ライム”をしみこませ その香りを感じ取る 心地よい風が感じられる クリアになる頭 さらさらを響きあう鉛筆とノート ページをめくる音が心地いい 崩れていく壁 出来上がる自分 視界が明るくなる 次の壁は

          【詩】一滴の香り ~ライム~

          【詩】残る香り

          両手で抱えても余りある 全て胸の中に抱えられると思っていた 小さな芽のままにしか見えていなかった 夜中に見る君の寝姿 こんなに大きく成長しているなんて 少年になっている姿に驚いた 毎日見ているはずなのに 急な成長を感じて 寂しくなった 手の届かない場所へ踏み出し始めている こちらが手を差し出さなくてもくっついていたものが 手をしっかり握っておかないと飛んで行ってしまう 縁の下で支えるほどの覚悟がまだできていない もう少し一歩前を進み追いかけてもらいたい もう少し並走を

          【詩】残る香り

          一番じゃなくていいの

          人生、フラフラしながら進んできて、今は落ち着いている。 しかし、またフラフラスイッチが押されて 喫茶店やりたいなーと漠然と。 通信教材でグッズを一気に集めて、喫茶店ごっこをする毎日。 子供たちもママが使う新たな道具に興味津々。 これは何、の質問攻め。 それもしばらくして落ち着き、ママは一人お茶を入れながら楽しんでいると長男君がそばにやってきて コーヒー屋さんできるといいね。 コーヒー屋さんになったら一番目指さないとね。 と優し顔をして言ってくる。 うん、うん、と聞いてた

          一番じゃなくていいの

          女の子という存在

          0歳クラスから保育園に通う次男君。 もう、3年も保育園にいる。 毎朝はりきって玄関を出る。 保育園に到着し、車から降り肩をぶんぶん回して教室まで大はしゃぎで向かう。そして、急ブレーキ。 教室前で 「ママがいいー(泣)」 挙句逃走を試みる。 なかなか、すっきりお別れができない毎日。 今日も、グズグズかな、と思ったある日。 「バイバイ!タッチ!!」 と言って、ママから離れて、お支度を始める。 あら、すごい。ママは突然のことに ぼーっと立ち尽くしてしまった。 何でかしら??

          女の子という存在

          鳥の羽じゃー飛べないの

          ドラえもんの道具の一つ、タケコプター。 頭に付けるとすぐに飛んでいける。 本当に夢のような道具。 そんな簡単にってくらいすぐ飛べる。 公園で、カラスの大きな羽を見つけた小学一年生男子。 目をキラキラさせて 「ママ、カラスの羽」 と報告に。 ママはいやーちょっと触ってほしくないなーと思い一言出る瞬間 「あれ??飛べないな」 は??と見ると 拾った羽を持って両手をバタバタさせている。 えー--、うそでしょ?? 本人の顔を見ると真面目に不思議そうな顔をしている。 いやいや。そ

          鳥の羽じゃー飛べないの

          初めての出来事に立ち会う

          人様の人生初めての出来事に立ち会うことはなかなかできない。 ある日、長男君が説明を始める。 「オレのパンツさー、こんなに長いんだよ。すごくない??」 は??と訳が分からないママ。 この人は何を言い出したのかと。 長男君のパンツはブリーフしかない。 なのに、こんなに長いは、鼠径部を超えて太もも辺りを指している。 そこで、事情聴取すると、休日にパパにボクサーパンツを買ってもらったようで、それを穿いているとのことだった。 そーいうことね。とはっきりした。 そして、ボクサーパン

          初めての出来事に立ち会う

          オレ様を見てくれ

          「オレは赤ちゃんじゃない」 我が家の今年の流行語となりそうです。 次男君のオレ様っプリは日々進化。 使わずに残ってしまったオムツを見て 「これは、赤ちゃんが使うやつだな」 と言って、確認している。 しかし、その夜おねしょをする。。。 ママとパパは夜中にイライラしつつ淡々とおねしょ処理。 朝を迎え、次男君に聞いてみる。 おねしょしてしまうからまだオムツが必要なのではないか、と。 「いや、いらない。赤ちゃんのやつだから」 と、頑なに拒否。 では、とこちらも腹をくくり

          オレ様を見てくれ

          僕はやればできる

          4月の小学1年生の授業。 自分の頃のことは全く覚えていない。 だから、長男君から毎日「今日はどんなことしたの?」と聞きまくる。 まー、男の子だからでしょうか、 「ん-ーー、忘れた!!」 と、聞けば聞くほど答えは返ってこないですが。 それでも、お家でやってきてねと いわゆる【宿題】を忘れず持ち帰ってきた。 頭の中に。 国語の教科書の絵から、何があるか探してくる というミッション。 ある程度は授業でみんなで見つけてきたらしく、細かいところをと、長男君はしっかり教科書を開い

          僕はやればできる