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易と八卦

易は、「6経(りくけい)」(詩、書、礼、楽、易、春秋を指す)の中の1つで、日本でも江戸時代の頃は寺子屋などを通して広く庶民に広がっていった。
東洋思想の根幹で、森羅万象といった陰陽の変化から事象を読み解き予言する。

「詩を持って志を道(い)い、書はもって事を道い、礼はもって行いを道い、楽はもって和を道い、易はもって陰陽を道い、春秋はもって名分を道う」 といい、儒教の経典とされている。

易は伏犠(ふつぎ)が八卦を、文王が六十四卦を、さらに4男の周公と共に卦辞と爻辞を作り、孔子が十翼を作ったと言われている。

これを用いて、卜術に用いたのである。

「易は人のために占って疑惑を断ち切るためのものである。道理としてこうすべきなら、当然そうすべきである。道理としてならぬなら、してはならぬ。そういう場合、改めて占う必要はない。正しいことで道が2つに分かれて迷うときにだけ占うのである。悪いこと、私欲のことについて占ってはいけない」

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茨城県水戸市にて2007年から個人事業に従事、2015年に独立。2021年にsoratobunezumi合同会社で法人化 4人の子育てをしながら泥臭く歩いてきたから分かることを発信/ 肩書なくつながるコミュニティスペース「本拠地」と「本拠地ギルド」の生みの親