スタートだと思っていたら

ほかのひとにとってゴールに近かった。
ものすごく当たり前なのだけど伝わっていないことの一つに、演劇の創作は人と人が集まってから始まる、と言うこと。
ひとりの段階で演劇はつくることができない。
美術館やライブハウス、オペラハウス、音楽堂と異なるのはそこだ。
だから、ジャンル違いのひとと作品を創作する時にぽかんとされる。
だってそうだよ、彼らの中でもう料理は出来上がっていて、お皿を選んで並び替えたり、味付けして終わりなのだから。
だけどね演劇は違ってたんだ。キッチンに素材を集めて、調理器具を集めた段階でしかなくって、どうやって調理するのかから考えることもある。調理にさえとりかかっていない段階で人と人が集まるのよ。

舞台芸術の創作に向き合う時に、この乖離は結構根深くって、だけどあまり知られていないことだなってとふと気づいた。


サポートあれば嬉しいです!皆様の心の励みになりますように。