#2「ChatGPTにGoogleAppsScript開発を丸投げした記録」
はじめに
この投稿は何かと話題の生成系AI(この投稿ではChatGPT)について、コーディングもいけるような話も聞いたので、実際にTryしてみた記録です。
1 きっかけ
筆者はコーポレートエンジニアなのですが日々の業務の中で、
”ちょっとスクリプトでも組めば楽なのになー
でも何か作ると自分がいなくなった時とか、あとのお守りとか面倒だなー
・・・やっぱやめとこ・・・"
というシーンに多々遭遇します。
そういったシーンのうまい突破口になったらいいなと思いTryしてみました。
2 開発内容(ゴミ収集日カレンダーの作成)
毎月月末になると、市から翌月のゴミ収集日について、作成以下のようなメールが届きます。
<メール本文抜粋>
8月の家庭ごみ収集日
・一般ごみ、有害ごみ
毎週月・木曜日
・びん・飲料かん
7、21日
・・・
このメールを受信したら内容を解析して自分のGoogleカレンダーに、各ゴミ収集日を自動的に登録するGoogleAppsScriptの作成を依頼しました。
例えば「一般ゴミ:毎週月曜」という記載から、その月の日付を割りだして、その日のGoogleカレンダーに登録するという感じです。
(いつか作ってみようと思っていたスクリプトです。)
3 実際のChatGPTとのやりとり
一気に作成をお願いしてもきっとうまくいかないだろうと思い。
日付を計算する処理・カレンダーに登録する処理といったような感じで、
「小出しでコーディング」→「動作確認」→「マージ」を繰り返すやり方で進めてみました。あと、今回は生成されたコードはいっさい見ないようにして(丸投げして)みました。
・序盤の印象・・・いけそうじゃん!
「手始めに「GoogleAppsScript」を開発できるか聞いてみよう。」
↓↓
「いいじゃん!いけそうじゃん!」
「もう少し具体的なやりたいことを伝えてみよう。」
↓↓
「ほほう。さすがですね。しかもコーディング早っ!」
ということで「いけそうじゃん!」といういうのが序盤の印象でした。
・中盤の印象・・・なんかだんだん怪しくなってきたぞ
「お願いした処理も増えてきたし、一回動かしてみるか。」
「あれ?エラーになるんだけど。なんでだろ。聞いてみよ。」
↓↓
「お、謝られたぞ(笑)。しかも修正早っ!」
※ちなみに一見バージョン管理されているように見えますが、これは私が提案して実施しているものです。
「でも修正箇所だけ送ってきてるな・・・もしや毎回「全行出力して」ってお願いしないとダメな感じか?(地味にめんどいぞ)」
↓↓
「よしよし・・・あれれ?前に追加した処理がなくなってるんだけど・・・」
↓↓
ということで中盤になり、ちょっと怪しくなってきました。
・終盤の印象・・・ちょっと無理かも
「とりあえず、もう一回動かしてみるか・・・あれ、エラーなんだけど・・・」
↓↓
「おけ。もう一回動かすか・・・またエラーなんだけど・・・」
「おけおけ、今度は動いてくれよな・・・
うん。動いた・・・んだけど、ナニコノ的外れな登録のされ方。
さっきChatGPTに聞いた時は22個の予定が登録されるって言ってたじゃん!なんでー?」
↓↓
「おいー!急に弱気にならないでくれー」
「仕方ない・・・自分で問題箇所探すか・・・
てか、コード見ずらっ。可読性がほぼなしだなこれ・・・
1箇所不要な処理見つけたぞ、まずはこれからはずしてもらうか。
あ、しまった・・・ここで痛恨のタイプミス。」
↓↓
「まってまってー」
ということでこちらのミスも相まってぐだぐだな状況に。
終盤は「ちょっと無理かも」という感じになりました。
4 感じたこと
確かにコーディングもいける。しかも爆速。
サンプル作成には最適かもしれません。
開発ノウハウはるが実践経験がない印象。(そりゃそうか)
依頼の仕方は人間にお願いするのと一緒、いやそれ以上に難しい。文章だけで要件伝えるのが至難の業。
(図を見て理解できる人間の力ってすごい。)
おわりに
私の発想が無謀だっただけで、決してChatGPTがダメなわけではありません。ゴミ収集日カレンダーは自作しようと思います。
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