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予期せぬ【人生の転機】を好転させるための「書く」5つのステップ

突然の解雇、家族が病気に、天災、事故など

予期せぬ出来事は、あなたにキャリアの「転機」をもたらします。
今は、突然のことで混乱しているかもしれません。けれど、これを自分の「人生の転機」と捉え、向き合えたら、スッキリとした気持ちで新たなスタートを切ることができます。後にきっと、人生を好転させる転機であったと振り返られる日が来るでしょう。



この転機をきっかけに、一人で手軽にできる「自分と向き合う方法」をお教えします。それは「書く」というシンプルな方法です。書くテーマは5つ。この5つのテーマに沿ったステップは、私がキャリアコンサルティングを学んで得た「キャリア理論」の知識をもとに考えたものです。

紙とペンさえあればどこででも簡単にできます。紙に「書く」ことがポイントです。手で書くことは、脳の前頭前野を活性させ、思考を整理したり、アイディアが浮かんだりしやすくなるそうです。真っ白な紙に手を動かしながら「自分の想い」を書いていきましょう。

誰かに見せるものではないので、キレイな字できちんとした文章を書く必要はありません。ただ思い浮かぶままをその通り書いていくだけで大丈夫です。

静かな場所で一人、自分と向き合う時間があなたのこれからの人生をより豊かなものにしていきます。




それぞれのステップには以下のような意図があります。

ステップ1:しっかりと終わらせて自分を癒す
ステップ2:人生の棚卸しと自己肯定感を取り戻す
ステップ3:自分の望みを知る
ステップ4:未来に向けて自分を解放する
ステップ5:新たな一歩を踏み出す


さあ、始めてみましょう。







ステップ1:今の気持ちを書く


「転機」とはある状態が終わり、別の新しい状態が始まることをいいます。

これまで慣れ親しんできた環境や人間関係から離されてしまったことで、アイデンティティや方向感覚を失い、混乱・空虚感などの心の痛みを感じやすくなっています。その心にある気持ちを書くことで、自分の中にあるものを全部吐き出してしまいましょう。まずは、しっかりと終わらせることが大事です。そして、気持ちを吐き出していくことで自分を癒していきます

最初は書くことが思いつかないかもしれません。そういった時はそのまま「書くことが思いつかない」と書いてみてください。それから「悲しい」「さみしい」「悔しい」など、どのような気持ちが自分の中にあるのか、パッと頭に浮かんだワードを書いてみてください。書き始めの糸口になります。

書いた後、それを一度読み返してみましょう。そのようにして苦しみや困難に対峙しながらも、何かが終わったという事実を納得して終わらせます。



ステップ2:今までやってきたことを書く


これまでの人生の棚卸しをします。

終わらせたといっても、まだその変化を求める一方で変化を恐れる気持ちもある揺れている状態です。まずは、ゆっくりと休む時間を取って、そのような自分の感情を受けとめていきます

休息が十分に取れたら、自分が今までやってきたことを思い出すままに書き出してみましょう。

仕事に限らず、趣味や子育て、介護など幅広く、どのような経験をしたのか。どのようなことを学び、感じたのか。そして、どのようなことができるようになったのか。そういったことを具体的に書き出していきます。

書き終えたら、ぜひ読み返してみてください。読んでいてご自分の心が動くような箇所があれば下線を引いたり、丸で囲ったりしてみましょう。
傷ついた心が少し癒えた状態から、心を少しずつ元気にし、自己肯定感を取り戻していきます。



ステップ3:自分が大切にしたいことを書く


ステップ2で人生の棚卸をしたことで、ご自分のことをだいぶ振り返られたと思います。ステップ3では、そこから少し考えながら書くことをしてみます。

自分が仕事や生活、人生について何を大切にしたいと考えているのか「大切にしたいこと」をテーマに書き出してみましょう。大切にしたいことを思いつくままに書き出しても良いですし、例えば、仕事、生活、人生などと分けて書き出してもOKです。自分の考えをアウトプットしてみます。

仕事について書く時の参考として、エドガー・H・シャインの8つの「キャリア・アンカー」を紹介しておきます。

1.管理職
  出世思考・経営側に立ちたい
2.専門能力
  特定の分野のエキスパートとして活躍したい
3.安全・安定
  終身雇用など保証や安全性を重視
4.企業家的創造性
 「企業家」を目指す・創造性を大切にしたい
5.自立と独立
  ルールに縛られたくない・自分のペースでやりたい
6.奉仕・社会貢献
  世の中をよくしたい・人の役に立つ仕事がしたい
7.チャレンジ
  挑戦したい・あえて困難な状況下で問題解決をしたい
8.生活様式
  仕事とプライベートのどちらも大切にしたい

キャリア・アンカーとは船の錨(アンカー)のように、職業人生のかじ取りで拠り所となるものです。「どのように働きたいか」という視点が、キャリアの核となるという考え方から分類されています。
どのキャリア・アンカーが良いということではありません。また、キャリア・アンカーは変わることもあるものです。

自分が大切にしたいことを見極めることで自分の望みを知り、次への新しい始まりに向けての気持ちを作っていきます。



ステップ4.今の転機を乗り越えた先の未来を書く


ここまで来たら気持ちもだいぶ落ち着いてきて、前を向き始めているかと思います。新しい始まりの先を考えてみましょう。仕事に限らず、ライフスタイルや趣味など、自分の人生がどのように展開していくのか希望を持って書いていきます。

想像力を思いっきり膨らませて書いてみましょう。具体的でもざっくりでも大丈夫です。理想に過ぎないと思われるようなことでも、夢みたいなことでも、どんどん書いていきます。コツはできるかどうかを考えないこと。楽しんで書いてみてください。

未来の自分を思い描くことで、心を解放していきます。新しい始まりに向けて更に前向きな気持ちになるよう、解放感を味わってください。



ステップ5:今できることを書く


ステップ1から4までのまとめのようなステップです。これまで書いてきたことを振り返りながら、今の自分ができそうなことは何かを書いてみます。

・自分がどんなことで傷ついたのか、自信を無くしてしまったのか、心の面においてこれからはどのような心構えでいようか。
・自分のできること、得意なこと、好きなこと、能力をどのように活かしていくのか。
・自分は人生に何を望み、大切にしたいと考えているのか。
・自分が描いた未来のために必要なことは何か。例えば、勉強をしたり、資格を取ったりと、何を出来るのか。

このようなことを考えながら、スモールステップで取り組めそうな小さなことから書いてみるとよいでしょう。

心もだいぶ整ってきて、前向きに考えることもできるようになっていると思います。といっても新しい一歩を踏み出そうとすると、今までの慣れ親しんできた状況が壊れてしまうという不安から、内的な抵抗が生まれやすくなっています。焦らず、無理をしないことが大切です。できるところから少しずつで大丈夫です。小さな一歩を行動に移していきましょう。



最後に

ステップ1から5まで書いてきたものは、あなたの「宝」になります。
この転機を乗り越えた「証」にもなるでしょう。

もし余力があれば、まとめ直してみることで自己分析をより明確にできるかと思います。また、ここで書かれたことは次にお仕事のための履歴書・職務経歴書などを書かれる際にも役立つものとなります。大切に取っておいてください。




今回の予期せぬ出来事はあなたにとって大変な試練となったかもしれません。けれど、それがどのような意味をもたらしたのか。あなたが自分と向き合って書き綴ったものたちが教えてくれることになります。
「書く」ことで予期せぬ「転機」を好転させ、より豊かな人生を歩む一歩を踏み出されることを心から願っています。





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