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【キャリア】の【8割は偶然の出来事】で決まっている

「キャリア理論」というものがいろいろあるけれど、私はJ.D.クランボルツの計画的偶発性理論(プランド・ハプンタンス理論)が好きだ。

「キャリアの8割は偶然の出来事で決まっている」というもの。
どんな計画よりも、想定外のことがキャリアに影響を及ぼすものだということなのだ。
「たまたま○○したことが、後に○○という結果になった。」という、私の行き当たりばったり的な生き方をこの理論は肯定してくれている。


それはきっと私に限ったことではないことは、多くの人が納得できるのではないだろうか。誰もが振り返ってみれば、あの時のあの出来事がなかったら今のキャリアはなかったということがあったのではないかと思う。
子どもの頃から就きたい職業を目指して、計画的に望み通りに来られたという人はあまりいないのではないかと思う。



私の場合、「ヘリオセントリック占星術(以下、星読み)」との偶然の出会いが私のキャリアの方向性・あり方を決定づけた。

星読みに出会う前の私は、いろいろあって職も無く、こもりびとのような暮らしをしていた。お先真っ暗な毎日を、焦りと悔しさの中で過ごしていた。
とにかくどうしたら良いかわからず、手も足も出ない八方ふさがりな気持ちでいた。だから当然、人とも会いたくなくてSNSすら遠ざけていた。

そんなある日、ふとfacebookのアプリに表示されているバッジの数字に目が行った。facebookを開かなくなって随分経ったので、お知らせ件数がかなりの数になっていた。(このまま開かずにいると、またfacebookから開くことを促すメールがくるな……)と思いながら、アプリを開いてみた。
開いてすぐに目に入ったのが「ヘリオセントリック占星術講座」の広告だった。

それまで星占いなんて雑誌に載っているものを見たりはするものの、占星術そのもに興味を持ったことはなかった。ましてや自分が占いをする人になることなど考えたこともなかった。
けれど、この広告を見たとき、切実に自分を知りたいと思った。
自分を知ることで八方ふさがりから進むべき道を決めたかったのだと思う。それを人からではなく自分でできるなんて、学んでみたいと思った。

そしてこの講座に申し込んで学び始めた。この講座は、星の読み方を学ぶだけではなかった。この先、個人で仕事をするためにどのような行動を取って行けば良いのか、自分の仕事をどのように捉え、どのようなあり方でいたら良いのかまで学び、考えることができた。

あんなにお先真っ暗だったのに、すっかり生きる元気を取り戻せていた。「捨てる神あれば拾う神あり」というけれど、私にも神様いたんだという安堵のような喜びでいっぱいだった。

もしあの時、たまたまfacebookを開かなかったら。
もしあの時、たまたま講座の広告を見かけなかったら。
そして、あの時、「たかが占い」とか「私に占いなんて無理だ」と何もしなかったら。

あの時、たまたま講座の存在を知り、それを学ぶことの価値を、自分の希望と照らし合わせ申し込むというアクションを取らなかったら、今の私の「星読み×キャリアコンサルタント」というキャリアはなかったということなのだ。そしてそれは、全く想像していなかった新たな世界への第一歩だった。



だから、本当に「キャリアの8割は偶然の出来事で決まっている」。

子どもの頃によく聞かれた、「大きくなったら何になりたい?」に答えることができなくても大丈夫なのだ。(私はこの質問が大嫌いだった。なりたいものがなかったから。)
その人のキャリアは偶然の積み重ねによって、道が作られていくのだ。
もちろん、そのためには偶然を逃さないよう、チャンスの幅を狭めてしまわないように、常にオープンマインドでいること。そして、その偶然を大いに活用して行動へと結び付けていくことが大切だ。


先の未来ではなく、「今」。今、起きていることに柔軟な態度であること。その積み重ねが、キャリアを、未来を創っていく。
そうやって積み重ねていく生き方が、私は人生の醍醐味のように「キャリアコンサルタント」として思う。





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