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アロマセラピストの癌治療

昨年春に乳がんが発覚し、手術→放射線治療→抗がん剤治療←イマココ と言う経過を辿っています。

ふた昔前だったら「癌」と言うだけで、もう終わり・・・と、思ったかもしれませんが、
自分が癌患者になって思ったことは、
癌治療って、ものすごーーーく確立されている。と言うこと。

癌に対する治療はもちろん、薬の副作用などの治療法も「こうなったらコレ」「この反応があったらコレ」みたいに、それはそれは研究されていて不安や不具合は片っ端から解決されます。

でも、やっぱり誰もが癌は初体験で、不安や心配はありますよね。
なんで私が?
こんなに気をつけて生活しているのに・・・
とか
不摂生が祟ったのか・・・
とか、
自分を責めたり、運命を呪ったり、悲観したり、悲嘆したり、気持ちが落ち込むことはわかります。

先日、私のお客様が同じように乳がんに罹患され、「ちょっと話を聞かせて欲しい」とのことでしたのでオンラインでお話ししました。
私のケースとその人のケースは違うし、私の経験がそのまま生かせるわけではないけど、実際に治療中の人がどのような生活をして、どのような気持ちでいるのかを知ることで、少しは安心するかな?と思いました。

乳がんに限らず、もしもご自分の病気や不調でこの先が心配。と言う方がいらしたらぜひ公式LINEからご連絡ください。
みんなでお話ししてもいいかもしれないし、
医者じゃないので相談に乗ったり、何かをアドバイスすることはできないけど、私が考える「癌」や「病気」についてお話しすることはできます。

そうそう、この時、
「アロマセラピストだから、アロマで治すんですか?」と聞かれました。

私、これについては、きっぱりNOです。
ずーっと言っているけど、精油は薬ではないので、アロマセラピーで病気が治るとも思っていないし、治したいとも思っていません。

アロマセラピーは、人を治すものと考えています。
病気や疾患などの"たまたま出ている症状"や"その箇所"だけを見ること自体が、アロマセラピーとしてはナンセンスなんです。(私の考え方として)

だから、今の私の病気に対してアロマセラピーが何かをするとするなら、心が乱れたり、環境との調和が取れない、と感じた時に精油を使って、自分の心の状態や環境との距離感を測り、それを調整するようなことです。

私は、医者でもないし治療家でもありません。アロマセラピストです。
アロマセラピストという仕事に誇りを持っています。
わかりもしない病気治療や疾患への処置を軽々にするほど愚かではありません。

ただ、私は癌患者であり、私の身体と私の人生の主人です。
私の人生をどう生きるのか?ということは、私が決めます。その時に精油が私を支えてくれるのであれば、精油の力を借ります。
でもそれは、病気を治すためではなりません。
私が私であるための支えでしかありません。

アロマセラピーは、植物の持つ芳香成分を使った素晴らしい療法です。
しかしそれを使う人が、誤った理解をすれば、植物の生命をいたずらに弄ぶだけの傲慢な使い方しかできなくなります。

私たちに求められることは、謙虚になること。
アロマセラピーを知れば知るほど、自分たちの置かれている場所が自然の片隅であることがわかります。
教えられることに謙虚であることが、生きる知恵であることがわかります。

それが病気という形で表現されるだけのこと。

だと、私は思っています。


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